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2020年11月 6日 (金)

イチョウ八分咲き。

めずらしく、歩いて近所へお買いもの。
空はうっすら雲がかっているけれど、寒くもなくちょうどいい感じ。コートじゃなくてカーディガンでよかった。


 何日か前に次男に電話して、何か欲しいものある?って聞いたら
レンジでチンして食べられるもの とのことだったので、なにかおいしそう冷凍食品でも探しにいこうと思って。最近は仕事が忙しくて料理する時間がなかなかないとのことだった。
それと、ちょこちょこ作りためておいた母ちゃん手作り冷凍食品も一緒に箱詰めすればいいかな。



  次男といえば、この春に就職して大阪で一人暮らしをしている。こういう状況だからほぼ在宅ワークみたいになっているらしいけど詳しいことは知らない。以前「毎日ひとりで家にこもっていてさびしくなったりしないの?」と 母ちゃんは心配して聞いたことがあるけど、「ぜんぜん」って。
すごいなぁ 強いなぁと息子を尊敬したのでありました。
なにせ、ぜんぜん知らない土地に行ってもちろん友達もいないだろうし、いざ就職したかと思えばウィルス騒ぎだもの。心細くなったりしないんだろうかとこちらは心配でしかたないわけです。
でも電話の声はいつもと変わらなくて、どちらかといえば一人暮らしを謳歌しているようで、それでちょっとだけ安心しました。
 料理も好きなようでパスタなんかもソースから手作りしているみたい。次男がそんなことできるようになったなんて、小さい頃の彼からは想像もできないけどね。
あれから十数年経ってしまったけれど、母ちゃんは今タイムスリップしているみたいな気分に、勝手になっているわけです。
電話の向こうの声はすっかりおっさんみたいになっているけれど、母ちゃんの中ではあの頃の次男としゃべっている感覚なんです。
おっとりした独特の間があって、おしゃべりの端々に相手を気づかうような余韻があって、「うん」と返事するところを「う」っていうところも
あの頃と一緒。

ほんとに何もしてあげられなくてここまできてしまったので、母ちゃんとしては大失格なのはわかってます。

なのでせめてもと母ちゃんの気持ちをときどきこうして箱詰めして送るんです。
そんなことくらいしかできなくてごめんねと。

 
 この間の電話のときは、なんだかちょっと寒そうにしていたから
「暖房とかあるの?」って聞いたら
「まだない」とのことだった。
さっさと買いなよ!ってとりあえず言っておいたけど
こういうどこかものぐさなところも、昔とぜんぜん変わってなくて
なんだかおかしくなってしまいました。



 買いもののあと
ちょっとだけ遠回りして イチョウのある公園の横を通って帰ってきました。
公園の周りをぐるりと囲う大きなイチョウの木。八分咲き(?)くらいです。
桜もいいけれど、イチョウの黄色もなかなかのものです。空がどんなに曇っていても、この木を見上げると眩しい光の中に自分が溶けていくようなそんな気になります。葉っぱとはいえ、まさに「咲く」という表現がぴったりです。

 木々が秋色に染まっていく様は
切なくも美しいものです。



 


 

 

 

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