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2019年4月10日 (水)

気持ちの奥にしまったもの

  睡眠時間4時間のリズムがすでに出来上がってしまっているので、夕べ23時に布団に入ったら夜中の3時にしっかり目が覚めてしまう。
のそのそとテレビの前に布団を引きずってきて深夜のショッピング番組を見ながらウトウトしていたら、小さな2号君(次男)が寝ぼけてお腹に乗ってくる(夢を見た)。
3人兄弟の真ん中っていうのはちょっと変わりものが多い なんて聞いたことがあるけれど、たぶんほんとだ。変りものというのは変なイメージじゃなくって、個性的でマイペースで世渡り上手のこと。2号もそんな子だった。
小さい頃は人なつっこくて保育園の先生たちからも可愛がってもらえた。優しくて人当たりがよくて、友達も多かったと思う。
病気がちだった彼は保育園の前に近所の大きな病院に通っていて、診察のあとにはきまって病院の1階にある食堂でソーダー水を飲むのが定番だった。「今日は何色にする?」とこっちが聞くと「緑〜」とか「黄色〜」とかって答えてくれて、そのやりとりも楽しかった。
あの時間は2号と私だけの秘密の時間だったんだぁ。懐かしい。

 そんな2号君のぬくもりを夢と現実の境目みたいなところでほんわかと味わっていたら、なんだかポロポロ泣けてきてしまった。だって20年以上も前のことだよ。でもその感覚をしっかり覚えているということが、なんだかとても切なく思えてきて。

 ずいぶん昔にこの日記にもいろいろ書いてはきたけれど、10年前に私という人間の身勝手な都合で大事な子どもたちと離れて暮らすという選択をした。たくさんの人たちからお叱りを受けることもあったし、友達も離れていったり、今でも自分の身内にはなかなか会えないでいる。
そんなことは当然だ。すべて自分が悪いのだから。
ただこの10年いろいろ考えて、このまま自分という存在を責め続けて萎縮していったらどうなってしまうんだろうと。今でも息子たちのことを思うと息ができないくらい苦しくなる。
そんな中でどうやって私は生きていけばいいんだろうと。

 先日、電話で1号君と2号君の声を聴いた。ふたりの声はほんとうに似ていてどっちがどちらだか分からないくらいだったけど、声の間のとりかたとか話す癖だけは、小さい頃と変わっていなくてなんだかほっとした。ふたりともすっかり大人になっていて(22と21だもんね、あたりまえか)母ちゃんの私のほうが子どもじみているようにも思えた。子はいつのまにか親を追い越していくんだな。
でもそういうのをこれからも遠くから見守っていけたらと思う。ウザイと言われても困ったときには手をさしのべてあげたい。
そしてなにより、息子たちがお酒の飲める歳になったことがとても嬉しい母ちゃんです。

 これからは、気持ちの奥にしまって見ないようにしてきたことを少しづつ引っ張り出せたらいいと思う。

 

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