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2018年4月22日 (日)

暑かった

夏みたいな日。この陽気で春の花たちが一気に開いてしまいそう。去年ゴールデンウィーク明けに見に行った阿智村の桃の花も今年はすでに見頃みたいだし。今週末に都合をつけて行きたかったけれど相方さんの仕事がおしているので無理だった。それにしても桃の花が街道をみっちりと埋め尽くす風景は圧巻だった。桜と違うところは花と花がぎゅうっと詰まっているところ。だから遠くから見てもピンクの色が濃くはっきりと見える。最初に見たときはまさにこれって日本昔ばなしの世界だぁ〜って思わずはしゃいでしまった。今年は残念ながら見に行けそうにないなぁ。でも季節を彩る花はほかにもたくさんあるから、新たな楽しみを見つけよう。名前がわからないけど、今ちょうど近所の街路樹を白く染めているふわふわしててタンポポの綿毛を大きくしたみたいな花、これもまたきれいなんだ。
若い頃は春といえば桜!という単純な発想しかなかったけど年をとるたびに春の魅力に気づかされる。色彩とか香りとか肌で感じる空気の感触とか…いろいろ衰えて鈍感になっていくかと思ってたけど逆みたい。心のセンサーは年とともに敏感になっていくんだ。

夕方近くにようやく相方さんの仕事が一段落したというので、2日遅れで相方さんの誕生日祝いにとお気に入りのイタリアンのお店に行く。お気に入りといえども、私たちにとってはそんなにしょっちゅう行けるようなお店ではない。でも今日は特別。
前回訪れたのも、もうだいぶ前のこと。通っている年数は結構長いと思うけど、実際に行ったのは数えられるくらい。にもかかわらず、お店の方たちは私たちのことをしっかりと覚えてくれていて、電話口の声だけで何も聞かずにいつもと同じ席を用意してくださる。こういうお店ってほんとうに少ないと思う。
いつものお決まりのメニューに加え、今日は月の輪熊の肉を初体験したり(臭みがまったくなく噛みしめるごとに甘みを感じられるお肉だった)食事の後のチーズを楽しんでみたり、いつもよりも贅沢をした。近くの席にいたセレブ風なご夫人たちが(30代くらいだろうか)甘いシャンパンは嫌よ などとあまりにも上から目線でくる感じとか、スマホしか見ていない娘のための無理な料理のお願いをしていたりするのを見ていたら、この人たちもっと違う店に行った方がいいんじゃないの?と思ってしまった。料理人は身を削って料理をしている。ここの料理はそういう味がする。料理人さんの人生や人柄がそのまま皿の上に表現されている。だからそういう残念な感じの人たちを見て、なんて失礼なんだろうと思ってしまった。ホールの女性もちょっと困りはてていたっけ。一方我らは、最後のチーズの後に美味しいデザート(パンナコッタにレンズ豆をスパイスを甘く煮たのが添えてあってそれが最高だった)とエスプレッソまできっちりと堪能し、ニコニコになって帰ってきた。ここのところ心身ともに疲れがたまっていたし、相方さんは仕事がぎゅうぎゅうでちょっと不機嫌気味だったけれど、そんなのは一気に吹っ飛んでしまった。料理のマジックだ。
タクシーと電車を乗り継いで帰ってきて、お腹いっぱいだったにもかかわらず醤油味のカップラーメンを半分こして食べた。めずらしくスープも全部飲んだ。
お口はやっぱり日本人だと再確認。

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