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2018年4月

2018年4月26日 (木)

土が好き。

ゆうべは相方さんのお父さんご一行様が来た。相方さんも嬉しそうにしてた。お父さんはたまにこうしてはるばる電車で1時間かけて息子の顔を見に来る。お酒を飲んで冗談ばかり言って周りの雰囲気を和ませてくれるのが彼の役目。こういうことろは親子似ているなと思う。お互い会っていなかった30年間は他人からすると長いようにも思うけど、でもそういうことをちっとも感じさせないところがこの親子の素敵なところだと思う。相方さんはお父さんに会うまでは、ずっと悪いイメージの人というすり込みをされていたみたいだけど、今は全然違う。相方さんがお父さんを「父さん」て呼ぶとき、毎回胸がきゅんとなる。どれだけ年月は経っても、親と子のかたちは変わらないんだ。
自分の場合は母親だからどうしても特別な感情が湧いてきてしまう。相方さんのお父さんみたいに楽しく笑えるだろうか。周りの人たちを和ませることができるだろうか。
気持ちの中に大きな塀があってどうしてもそこを超えられない感じ。
もしかしたらお父さんも同じなのかも知れないな。そこを乗り越えた人だから、今のお父さんがあるのかも、と思った。
息子たちに会いたい。

今朝もお弁当作りで早起き。風が冷たかったから自転車を漕いで店に向かう途中、寝ぼけた頭がどんどん冴えていく感じが気持ちいー。
今日の注文は少な目だったので思っていた時間よりも早く仕上がる。お客さんが取りに来るまでの間、夜の仕込みも進めておく。相方さんに買ってきてもらった鰺をさばいたり夕べの残りのカツオをズケにしたり。冷蔵庫の管理人の仕事には休みがない。
今日はご飯をきれいに使いきってしまったので、お昼に揚げタンメンを食べに行った。揚げた麺は油が重いので普段はめったに食べないのだけど、めずらしく完食。生の麺をまず茹でてから高温の油で揚げている。その間もうひとりのバイトの子があんを作って。素晴らしいチームプレー。従業員がふたりしかいないのに、次から次へとやってくるお客さんをどんどんさばいている。若者なかなかすごいぞ。いい風景を見させてもらって気持ちよく帰ってくる。
天気がいいと部屋の観葉植物たちの手入れをしたくなる。2年前くらいに買ってきたポトスは茎を水に挿して根っこが生えてきたところからどんどん土に埋めていったら今や4つに増えた。最近は多肉植物にはまっている。数週間前に一枚葉っぱをちぎって(葉っぱというのかどうかよく分からないけど)土の上に置いておいたのからひょろひょろと糸みたいな根っこが出ていた。ちゃんと生きてる〜。感動〜。さっそく根を土に埋めた。こうやって子どもを増やしていけばいいんだ。近い将来多肉ファミリーができるかも。
ものすごく小さな日常の出来事なんだけどこういうのが楽しい。

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2018年4月24日 (火)

雨の音。

朝から曇り空。生温かい空気の中、いつもどおり洗濯物を干す。
先々週から火、水、木だけお昼のお弁当の仕事を始めて、最近ようやくこのリズムにも慣れてきた。前の晩どんなに遅くなっても、いまのところ寝坊はなし。実は何度か寝過した夢を見ているのだ。あの焦りようといったらない。だから毎晩ちょっぴりビビりながら布団に入る。どんなに酔っ払っていてもしっかり目覚ましをかけて寝るとか。この緊張感がいいのかも。少しだけ生活が規則正しくなったようで気分がいい。部屋の片付けをして軽く化粧して、モコズキッチンを観て朝ドラを見て家を出る。
お昼にお弁当をお渡ししたあと相方さんを誘って仕入れに向かう。雨がパラパラ降ってくる。お腹が空いていることに気づいてふらりとうどん屋さんへ入る。肌寒かったのであったかいカレーうどんを食べた。
店に戻り冷蔵庫の整理をして昼間の仕事はここまでとする。この続きは夕方早めに来てやろう。
午後になって雨が本降りとなる。半分くらいまだ湿っている洗濯物を部屋に取り込む。アスファルトの上を車がシャーっと走っていく音をひたすら聴く。なんだか落ち着く。
雨音を聴きながら録画しておいたテレビを見る。最近歴史物が好きになって、そういう類いのばかり観てる気がする。学生の頃、一番苦手な教科が歴史だったのに。今の自分だったらあのとき半分もできなかった歴史のテスト、いい点取れる気がする。歴史って人類の諸先輩方が遺してくれた壮大な物語だ。
そのあとぽちぽちとこの日記を書いたり海外ドラマの続きを観たり。海外ドラマでハマっているのは法廷もの。これも昔はまったく興味がなかったのに。弁護士で活躍しているであろう弟は元気にしてるだろうか。
さてそろそろ仕事に向かう時間だ。

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2018年4月22日 (日)

暑かった

夏みたいな日。この陽気で春の花たちが一気に開いてしまいそう。去年ゴールデンウィーク明けに見に行った阿智村の桃の花も今年はすでに見頃みたいだし。今週末に都合をつけて行きたかったけれど相方さんの仕事がおしているので無理だった。それにしても桃の花が街道をみっちりと埋め尽くす風景は圧巻だった。桜と違うところは花と花がぎゅうっと詰まっているところ。だから遠くから見てもピンクの色が濃くはっきりと見える。最初に見たときはまさにこれって日本昔ばなしの世界だぁ〜って思わずはしゃいでしまった。今年は残念ながら見に行けそうにないなぁ。でも季節を彩る花はほかにもたくさんあるから、新たな楽しみを見つけよう。名前がわからないけど、今ちょうど近所の街路樹を白く染めているふわふわしててタンポポの綿毛を大きくしたみたいな花、これもまたきれいなんだ。
若い頃は春といえば桜!という単純な発想しかなかったけど年をとるたびに春の魅力に気づかされる。色彩とか香りとか肌で感じる空気の感触とか…いろいろ衰えて鈍感になっていくかと思ってたけど逆みたい。心のセンサーは年とともに敏感になっていくんだ。

夕方近くにようやく相方さんの仕事が一段落したというので、2日遅れで相方さんの誕生日祝いにとお気に入りのイタリアンのお店に行く。お気に入りといえども、私たちにとってはそんなにしょっちゅう行けるようなお店ではない。でも今日は特別。
前回訪れたのも、もうだいぶ前のこと。通っている年数は結構長いと思うけど、実際に行ったのは数えられるくらい。にもかかわらず、お店の方たちは私たちのことをしっかりと覚えてくれていて、電話口の声だけで何も聞かずにいつもと同じ席を用意してくださる。こういうお店ってほんとうに少ないと思う。
いつものお決まりのメニューに加え、今日は月の輪熊の肉を初体験したり(臭みがまったくなく噛みしめるごとに甘みを感じられるお肉だった)食事の後のチーズを楽しんでみたり、いつもよりも贅沢をした。近くの席にいたセレブ風なご夫人たちが(30代くらいだろうか)甘いシャンパンは嫌よ などとあまりにも上から目線でくる感じとか、スマホしか見ていない娘のための無理な料理のお願いをしていたりするのを見ていたら、この人たちもっと違う店に行った方がいいんじゃないの?と思ってしまった。料理人は身を削って料理をしている。ここの料理はそういう味がする。料理人さんの人生や人柄がそのまま皿の上に表現されている。だからそういう残念な感じの人たちを見て、なんて失礼なんだろうと思ってしまった。ホールの女性もちょっと困りはてていたっけ。一方我らは、最後のチーズの後に美味しいデザート(パンナコッタにレンズ豆をスパイスを甘く煮たのが添えてあってそれが最高だった)とエスプレッソまできっちりと堪能し、ニコニコになって帰ってきた。ここのところ心身ともに疲れがたまっていたし、相方さんは仕事がぎゅうぎゅうでちょっと不機嫌気味だったけれど、そんなのは一気に吹っ飛んでしまった。料理のマジックだ。
タクシーと電車を乗り継いで帰ってきて、お腹いっぱいだったにもかかわらず醤油味のカップラーメンを半分こして食べた。めずらしくスープも全部飲んだ。
お口はやっぱり日本人だと再確認。

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2018年4月16日 (月)

最近お気に入りの天ぷら屋さん。

お昼に最近お気に入りの天ぷら屋さんに行く。天ぷら弁当850円也。
40年以上もの歴史があるというお店。中の雰囲気も働いている人たちの表情にもその歴史の重みを感じる。大事に大事に守って育んできたものが大将の揚げるさくっさくの天ぷらにすべてあらわれている。昔ながらの食堂風の店内は決して今流のかっこいい感じとは違うのだけれど、やたらに落ち着く。まるでおばあちゃんちに来たみたい。ボンボン時計とか黒光りする柱とか子供の頃にどこかで見たあの風景がそのまんま残っている。時間が止まったみたいに。
昼になると何十年も通うお客さんたちが集ってくる。新聞を広げるおじいちゃんもいれば、腰の曲がったおばあちゃんもいたりする。このおじいちゃんやおばあちゃんたちの日常にはここの味がすでに組み込まれているんだと思うと、すごいなぁと思うのと同時に胸の奥が熱くなる。ここ最近、癒しを求めにやってきたくなるというのもたぶんそういうこと。
今のご時世、美味しいといわれるものはたくさん出回っているしそういう店もたくさんあるけれど、お店ってそれだけじゃないよ、というのをここに来ると気づかされる。
帰りにユニクロに寄る。新しいジーンズが欲しくて来たのだけれど、なんだか細身のスタイルのばかりであきらめる。細身でぴったりしたやつは、この貧弱な足をよりいっそう強調させる。中年になるといろんな体型の変化があるようだけれど、自分は完全に下半身貧弱型。ユニクロももうおばさんには合わなくなってきたのかも。店内のあちこちにある鏡で自分の姿を見て、逆らえない老いを確認。
相方さんはショッキングピンクのTシャツを買っていた。若いなぁ。


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2018年4月14日 (土)

土曜の夜に。

前日に飲み過ぎたせいで、起きたらなんと午後1時をまわっていた。先週から始めたお昼のお弁当の仕事でいつもと違う緊張があったし、その緊張がほぐれたところで金曜日のフラメンコだ。気が抜けてついお酒がすすんでしまった。
相方さんが「肉!肉!」と小学生みたいに騒ぎ立てるので、お昼(もう夕方近くだったけれど)にステーキを食べに行く。香ばしく焼けた肉の上ににんにくが山みたいに乗っていて、見ているだけでもスタミナつきそう。肉に負けそうになりながら150gをなんとか完食。ご飯は食べきれなくて相方さんに手伝ってもらった。いつも思うけれど、肉(特に牛肉)を食べるって戦いだ。
食べ終わるともう夕方になっていて、ヘロヘロのまま大あわてで仕入れに向かう。野菜などはいつものスーパーで買って、そのあと気になっていた近所のホルモン屋さんへ。
噂どおり、ピカピカキラッキラなホルモンがガラスケースに並んでいた。そもそもその昔は“放るもん“と呼ばれていたくらいのものだからホルモンにはあまりいい印象がなかったけれど、そのお店のは全然違った。これはまさにホルモンというよりお肉。買ったそばから写真をとってお客さんたちに送る。今夜はホルモン祭りだ。
夕方6時過ぎにアカネちゃんと小田井の神さま(?!)がやってきて、相方さんは炭をおこしはじめた。私は焼きに徹することにした。雨が強くなってきたので、店の換気扇の下に七輪を置いて焼いた。においがこもるからと入り口の扉を開け放っていたら神さまがしきりに「寒みぃ〜寒みぃ〜」と言うので閉めてみたら、みんな自分たちがホルモンになったみたいに頭のてっぺんから足の先まで香ばしく燻されてしまった。部屋で炭を焚くのはもうやめよう。でもやっぱり炭火で焼くのとフライパンで焼くのとでは口に入れたときの香ばしさが全然違った。今度は天気のいい日に外で焼こう。いいホルモン屋を見つけた。
今夜は早めに店が終わったので後片付けをしてさっさと帰ろうと思ったら、相方さんがお客さんに誘われる。うちのお得意さまだから断れないと、後片付けもそっちのけで出て行ってしまった。本人が疲れていることはよく分かっているから早めにおいとまするようには言ったけれどたぶん無理。
夜な夜なひとり、換気扇の掃除とかゴミをまとめたりしてさびしくなるのを紛らわしてみる。


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2018年4月 9日 (月)

桜〜ハナミズキ

つい先週、満開だった桜も今はもう青々とした葉桜の姿に。早いなぁ。それにしても今年は一番のいい時期にお花見ができたな。店のお客さんと一緒に大きな桜の木の下で昼の11時ころから夕方の5時ころまで飲んだ。あ〜楽しかったなぁ。
ちょうど同じ日に同じ場所でお花見をしていたご老人たちと意気投合したり、夕方近くになって近所のおばさまが自転車をこいでやってきたので、これはもしかしたら大さわぎしていたことをお叱りにきたのだわ…とびびっていたらそうではなく、わざわざ酔っ払いの私たちのためにおつまみを差し入れてくださった。見ず知らずの我々にこんなしてくださるなんて。人生の先輩たちの優しさをたくさんいただいた。
お花見を通していろんな地域の人と繋がっていく感じがほんとうにおもしろかった。垣根を勝手に作っていたのはこの自分だった。などと、酔っ払いながらも感動する出来事がいろいろあった。

そんな桜もすっかり終わってしまったけれど、今街路樹を彩っているハナミズキもなかなかのもの。枝に蝶々がたくさんとまっているみたいに咲くところがすごく可愛い。毎年、桜からバトンタッチするみたいに咲いてくれるところも好き。

先週末はタクミの学校の保護者会に参加してきた。母親らしいことなど何一つしてやれなかった自分が、果たしてこういうものに参加していいものだろうかと思ったりもしたけれど、ここは行くべきなんだと心に決めた。それでも当日は朝からそわそわして片道4時間の車中でもほとんど眠れずずっと緊張していたっけ。
着いてすぐ、生徒たちの練習風景を見学することになった。1年生から4年生まで20人ほどの男子が、ふたりづつ組んで肉体と肉体をぶつけ合っている。首をぐっと抱え込まれたり上から押さえつけられたり。なげられたときの振動が足裏にバーンと響いてくる。ムンムンとした体育館内の熱気も半端ない。
レスリングのことをまったく知らない自分にとっては、どうしてこんなに痛そうな格闘技をわざわざ…。とまで思ってしまったけれど、目の前で戦うタクミを見て思うことがあった。
小さい頃から温めつづけていたプロレスラーの夢とか、そういうものももちろんあるのだろうけど、タクミが技をきめた瞬間、その一瞬に込められた強い想いが自分にはなんとなく伝わってきた。母しかわからないものかも知れないし、タクミが小さいころから長男に勝ちたくでも勝てなかった悔しさのようなものかも知れないし。なんとなくだけれど、ビビっときた。そうか、だからレスリングなんだ…って。その瞬間こっちまで胸の奥が熱くなった。それが彼がレスリングに込める想いなんだろうな。
そのあとの保護者会はというと、普段タクミを見ていない自分にとっては、親御さんどおしの話の中に加わることは正直むずかしかった。母親らしく振る舞おうとすればするほどぎこちない感じになってしまったし。
それでも終わったあと、タクミとタクミの友だちと一緒に、駅までスクールバスに乗ってほんの数分だけおしゃべりできたことは最高によかった。もっといろいろしゃべりたかったけれど、友だちが一緒だったから恥ずかしいかと思ってちょっと遠慮した。
顔が見られてよかった。寮の先輩たちとも打ち解けているみたいでよかった。とにかく楽しそうなのがよかった。
「しっかり野菜を食べるように」とだけ言って駅でわかれた。それしか言えなかったな。
帰りの道はいつものごとく涙、涙になるかと思ったら、それほどでもなく自分でも意外だった。父親や兄弟の元を離れ、タクミの新しい生活がはじまったことにエールを送りたくなるような前向きですがすがしい気持ちになっていた。

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