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2017年6月15日 (木)

麦茶の味

長年お世話になってるフラメンコの師匠のお家がついに完成し、昨日はそのおにゅうなスタジオで2度目のレッスンだった。
7、8年前だっただろうか、もっと前かな。師匠はとある名古屋でも有名なフラメンコ教室の講師をしていた。当時その教室は生徒をどんどん増やしそれと同時に講師の育成にも力を入れていったのだけど、なんとなくそのやり方にワタシはいつも疑問を感じていた。生徒が多すぎて教室の中はほぼ芋洗い状態だったし、先生の踊りなんて見えたもんじゃなかったし。もちろん先生も生徒の名前など覚える余裕などなかった。レベルによってレッスン料もどんどんアップしていくし、発表会なんていったら貧乏人のワタシにとっては簡単に払える額ではなかった。ただただフラメンコを踊れるようになりたいのに、なんだか違う方向にいっている気がしてならなかった。
そういう状況につねづね疑問を感じていたし、辞めるタイミングをいつも探していた。そんなとき師匠が独立するとの話を耳にして、即辞めることを決意。師匠についていくことに決めたのだった。
とはいえ、当時のワタシといえば教室を辞めることしか考えていなかったし、辞めちゃったらまた新らしい教室を探さなきゃいけないし、それもなんだかめんどうだし、だったら初心者クラスでお世話になっていたあの師匠についていこうっていうくらいのものだった。師匠には申し訳ないけれど、なんとなく成り行きみたいなものもあった。

年月が経ち、自分の身の周りの状況もいろいろに変わって(変わりすぎです)一時フラメンコが嫌いになって離れた時期もあった。仲間たちとの別れもたくさん経験した。
いろいろあったけど、なぜか今もフラメンコと繋がっている自分がいる。いやフラメンコというより師匠と繋がっている気がしてならない。踊りはちっとも上達しないのだけど、師匠と繋がっていることに意味がある気がしてならない。ほんとうに不思議なんだけどね。
だから師匠の新居の完成はなんだか自分ごとみたいに嬉しい。7、8年前、「もし宝くじが当たったら、自分の教室を建てたいの」と言う師匠が小学生みたいでかわいいな〜とか思っていたら本当にそうなった。(もちろん宝くじじゃありませんよ)その間、生徒には見えないところで自分の技術を磨きつつ、我々生徒には常に親身になって考えてくれた師匠。外には見せないけれど、師匠が人一倍敏感で繊細なところとか、か弱いところとか、そして誰よりも負けず嫌いでストイックなところとか、ワタシにはなんとなく分かる。
これまで雲の上の人みたいにずっと思ってきたけれど、昨日師匠がレッスンのあとに冷たい麦茶を入れてくださったとき、なんだかお母さんみたいって思っちゃった。師匠も麦茶とか作るんだぁとか、麦茶のグラスがものすごく可愛かったこととか、、、そういうことにきゅんとなるのですよね。

いろいろ書きたくなって書きましたが、そういうことすべてひっくるめて今後の踊りにうまく反映されればいいのですが、こればっかりは努力しなきゃだめですよね。がんばらにゃ。


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