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2017年1月28日 (土)

ふむふむ

 一週間のハワイ島の旅を終え、またいつもの日常に。帰ってきた翌日から頭の中は仕事モードになっていて、自分でもびっくりした。フラメンコのレッスンまで行ってしまった。無理してるとかじゃなくて、まったくそこに違和感がないのが不思議だった。しっかり味わってきたはずのものが、日本に帰ってきたとたんすべて消去されちゃったみたいで。
でもたぶん、消えていないんだろうな。普段は姿をあらわさないけれど、日常のすき間や、時間や空間のすき間にちゃんと残ってるはずだ。そしてそういうのって、時間が熟成させてくれる、というのもいつものことだから。そう思うと、思い出って楽しいことばかりじゃなくてもいいってことだよね。
 数年ぶりのハワイ島は時期的なこともあるだろうけど、空港や観光地的なところには必ず中国人ファミリーがいた、というのが驚きだった。数年前には見ない光景だった。オアフ島の観光地化しすぎているところが嫌でハワイ島にしたのだけれど、この島もここ数年の間にだいぶ賑やかな感じになっていて、道も混んでるし、ハワイ島ラブの私としてはちょっと残念な気もした。それでも、観光客があまりいないようなローカルな人たちばかりのところに行こうと頑張ったのはよかった。とくにヒロの街の、年中梅雨っぽくてけだるい感じとか、ノスタルジックな雰囲気とかはやっぱり最高だった。ローカルの人たちが行くお店で定食食べたりしたのもよかった。
島の広大な自然ももちろん大事なんだど、そこに住んでいる人たちの日常が垣間見れたりするのが旅の醍醐味のような気がする。もともと日本が大好きだから、わざわざよその国に行こうなどとは思わないのだけれど、ハワイという場所だけは別なんだな。どこか日本に似てるって思う。日本っぽいにおいがするというか。歴史的な背景も大きく影響しているんだろう。空気も自然もぜんぜん違うのに、どこか懐かしさのようなものを感じるんだよね。

自然の迫力がものすごくて、そんな中に一週間いたら、考え方だって感じ方だっておおらかになる。日本でいかに自分がみみっちかったかっていうことが分かって恥ずかしくなったり、ものすごく物事を客観的に見ることができたり。このおおらかさが、人にやさしくなれることだったり自分にやさしくなれることに繋がるんだと思う。素敵なことだな。
だからときどき(といっても、そんなに行けないけど)日常から離れることは必要なんだろうな。いつも時間ばかり気にして目の前のことしか見れなくて、自分追いつめてきゅうきゅうになっていた自分だけど、もちろんその感覚がなくなったわけではないけれど、その感覚の前にちょっとしたふんわりとした空間ができた感じが今はある。やわらかいクッションを抱えているみたいな感じ。これがいちばんの旅の土産だよね。
あと2,3日もしたらこのクッションもなくなっちゃうかも知れないけど、まだもうちょっと抱えておけたらと思う。
 あちらで買い物をしていたときに小銭を探すのにまごついていても、お店の人も私の後ろに並んでいる人たちも誰ひとりイライラせず優しく見守ってくれるところとか、道ですれ違うときはどんな人も必ずほほえみ返してくれるところとか、分からなかったり困っていたりしたらとことん助けてくれるところとか、、、あちらの人たちの心のゆとりみたいなものを感じて、いろいろ考えさせられちゃった。クッショ大事。

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