« 会食 | トップページ | 我慢って »

2015年3月16日 (月)

沈丁花

 春みたいな日。近所のしだれ梅が満開になっていて、毎朝仕入れに向かう途中のちょっとした楽しみになっている。
沈丁花の香りは子供の頃を思い出す。いろいろ複雑だった幼少時代、心配した母は夕方になると私を散歩に誘い出した。無口な母だったので特別な会話はなかったと思うけど、ただ横に寄り添って小さい私の歩幅で歩いてくれた。春は沈丁花、秋は金木犀の香りに包まれた。それだけのことなんだけど、私にとっては大事な宝物だ。
春の香りって、ちょっとだけセンチにさせてくれるよなぁ。
 気候のせいか、いつもじっとしている王子が、いきなり材木などを買ってきて、店のカウンターの上に物置台を作ってくれた。ペンキなんかも塗っちゃってかなり本格的なやつ。稀に見ないその勢いに、思わず「やればできるじゃーん」とツッコミたかったけど、上から目線みたいになるので静かに見守ることに。冬眠から覚めた動物みたいだったし、まるで別人?!になったかと思うくらいスカっとしていて気持ちよくて惚れ惚れした。どうかこの勢いが冷めませんようにと小さくお祈りしておきました。
夜はサチコさん夫妻が来てくれて、一日頑張った王子は、それを自慢したくてしたくてたまらないというふうで、優しいご夫妻が全部聴いてくれたので、「よかったね、王子」という感じ。要するに誰かに褒めてもらいたいのよね、この人は。
なんてわかりやすい人っ。

|

« 会食 | トップページ | 我慢って »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/165410/59300817

この記事へのトラックバック一覧です: 沈丁花:

« 会食 | トップページ | 我慢って »