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2013年9月 8日 (日)

日曜日のハス畑

 朝いちばんでタクミがやってきて、いつもの日曜日が戻ってくる。さっそく奴のためにと買っておいた漢字ドリルを出して、王子に見てもらいながら勉強開始。
というのも、タクミ君の学力を常々心配していた王子と私。でも心配しているだけで何もしてあげらなかったことに気づいたのよね。
おそらく奴の場合、勉強の仕方が分からないというか、そもそも勉強することの意味も分かっていないみたいで。たぶんそれは、あの子が幼い頃から私が忙しくしていて、勉強なんて一度も見てあげたことなかったし、そんな母ちゃんもある日突然いなくなっちゃったわけだから、勉強どころではなかったんだろうなぁと、ダメ母としては思うところ。
母として反省する気持ちも込めて、今ようやく彼が中学2年にして昔してやれなかったことをやっているという感じ。王子が本気でタクミのことを思って、付き合ってくれているのもありがたかった。
こちらに遊びに来たときしかできないことだけど、これで少しでもタクミに自信がついていったら嬉しい。それをサポートしてあげられるのが親の役目なのかもね。勉強は難しくて教えてあげられないが、これならできそうだ。
 そして一緒に机を並べた時間が、なにより愛おしく思えたのだった。こういう時間、今まで作ってあげられなかったなぁ、と思いながら。

  午後からはドライブ。あてもなく車を走らせていたら桑名方面に出た。道の駅に立ち寄ったり、素敵な山小屋風の喫茶店でお茶したりして、まったり過ごしたのもよかった。王子がふぅ~っとため息なんかついていて、おそらく昨日までほぼ毎日一緒にいたタナセ君が中国に帰ってしまって、気持ちにぽっかり穴が空いちゃったみたいな状態なんだろうな今、と思った。わかるよ、わかるよ~という感じ。
  喫茶店で大きな体して、かわいらしいチョコレートケーキを嬉しそうに食べるタクミも可愛かったし、あたり一面蓮畑の緑広がる景色ものどかでよかった。ぽかんとしながらも、お疲れ気味にコーヒーをすする王子の横顔も。
そんな日曜日の風景が好き。

  夜はスパイスたっぷりのカレーを作り、みんなでヒーヒー言いながら食べた。そして晩ごはんの時間になると、そろそろタクミの帰りを心配しなきゃならなくなるので、いつもちょっと切なくなる時間でもある。帰る時間をちょっとでも引き延ばそうとしているタクミを見ると思わず「泊まっていきなよ」って言いたくなるんだけど、それができないから辛くなっちゃうんだよね。
  タクミを送っていったあと、夜の本屋さんへ。王子が、今の気持ちを埋めるかのようにして本屋さんへ向かったこと、分かりすぎるくらい伝わってきたことだよ。
時間に気持ちは乗らないよな。

  さて。また明日から一週間はじまる。


  
  
  

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