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2013年5月

2013年5月31日 (金)

金曜日のお父さん

 梅雨の晴れ間。待ってました!とばかりに、庭の木を剪定したり、お店の看板が夜でも見えるように電気を設置してくれたりする王子が、日曜日のお父さんみたいで頼もしかった。
庭仕事みたいなのは、以前だったら、あたりまえのように私の仕事になっていた。「俺は外で働いてきてるから休みの日は疲れてるんだ」とは言わなかったけど、、、そういう空気はなんとなく感じてた。
今は自分から率先して家のことをやってくれているのでありがたし、なんといってもお互いの気持ちの距離が近づいた感じがする。相手の新たな一面を発見できて胸がきゅんとなったり。
 サラリーマン時代のお給料みたいなのはなくなったが、今まで手にしたことのないような時間とか空間とか、そしてこれを共有できるということは、何よりもの収穫だと思う。

 子供の頃の話になるけど、私の父というのはなんでもやる人だった。共働きというのもあったと思うけど、母が忙しいときは父がごはん作ったり洗濯したり掃除したり、、、なんでもやってた。台所仕事はそんな父を見て覚えた。なんといっても毎朝、自分のお弁当作って会社に行くような人だったから。
こういう家庭で育った私だから、初めての結婚のときはそれはびっくりしたものよ。どうして男の人はごはん作ったり洗濯したりしないのかなと。しかも、それがあたりまえみたいにしているのが不思議でたまらなかったのよね。(でも、彼は彼で尊敬すべき人だった)
きっと子供の頃に刷り込まれたものっていうのは今でも私の中にしっかりあって、王子がいろいろ家のことをやってくれるたびに、あの頃の記憶がふっとよみがえって温かい気持ちになるんだよね。
自分が本当に欲しかったものは、この温もりだったんだと今あらためて気づかされたことだよ。

 そして今日も一日料理を作りまくった。頭で考えながら動くというより、手が先に動くという感じ。手が動いているときは、もうすでに自分の中でシナリオでできてるみたいだけど。(自分のことなんだけど、もうひとりの自分がいるような感覚になぜかなってしまう)
そのシナリオを、考えすぎてもいけないし、煮詰めすぎてもつまらなくなるし、かといって意味がないのはダメだし。要は何かの瞬間にピピピと感じる(ヒラメキのようなもの)ものを逃さずキャッチしておいて、それをカタチにするというのがどうやら自分のやり方みたいなのだ。
しかもこのピピピ、つかもうとしてもつかめないので、常に頭ん中を白い画用紙にしておいて、ただ降りてくるのを待つ というのがポイント。
この作業の繰り返しなので、同じものを2度と作れないというのは、こういうことです、、、。(ちょっとの言い訳も込めて)

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2013年5月30日 (木)

蛙の合唱2013

 小雨の降る中フラメンコへ。しっとりぬれた栄の街も風情があってなかなかよいのう。
雨の日の匂いは子供の頃を思い出す。

 そんな中、今日もみっちり師匠の愛のスパルタを受ける。私の体が硬いというのもあると思うけど、とにかくひとつひとつのポーズが痛い。痛いというのは、普段使われていない筋肉ということなので、ここぞとばかりに頑張って使ってやった。太ももの付け根の内側の筋肉とか、わき腹の筋肉とか、背中の筋肉とか、普段は意識することのないお肉ばかりだ。フラメンコが踊れるようになるのももちろんのこと、このへんの筋肉を使うって歳頃の女子には大事なポイントだったりする。なので真剣。
 そして今日も今日で、いろいろ学んだ感あり。毎回、新しい気づきがあるので忘れないうちにこの日記に書き留めておかねばって感じ。
フラメンコの大事な要素であるコンパス。ただただ拍を規則正しく刻むことではなくて、呼吸とか魂とか、そういう内側からあふれてくるものなんだと思う。でもまだ自分が魂で感じていないので(そのレベルにまでいかない)、なんとなくこういうものかな~という位置でしか今は言えないのだけど。でも感じようとすればするほど、自分なりの新たな発見があるのでおもしろい。それにしても奥が深すぎる。そう簡単に届かないってところがおもしろいんだな。
今は表面的にしか表現できていないことも、コンパスってものがつかめるようになったら、きっともっと内側から溢れてくるものに寄り添って踊れるようになるかも知れない。そう思うとちょっとわくわくだ。

 帰りに大量の仕入れをして戻ってくる。王子がいないので、重たい荷物もひとりで担がなきゃならないし。しかもフラメンコで燃焼しきっているのでヘロヘロで何度もくじけそうになったことだよ。
でも自分の仕事だ。ひとりでなんでもやらなきゃと、甘い自分にムチを打ちつつ帰ってきた。頭の中も料理のことに切り替えて。

 近所の田んぼの蛙の合唱が始まった。夜、布団の中で聴こえてくると、みょうに安心するんだよな。

 
 
 

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2013年5月29日 (水)

雨音アマガエル

 雨音の水曜日。ときおり強くなったり優しくなったりしてメロディを奏でているよう。グレーの空は哀しげだけど、軽快な音楽に耳を澄ましているとなんとなく気持ちも楽しくなってくるもの。この時期の過ごし方だな。
この音を聴きつけて、今年もちょうどかわいいアマガエルたちが庭に集まってきたところ。この時期の風物詩。

 お昼に来てくださったお客さんから元気をいただく。ゴハンのこととか、ヨガ部のこととか、とにかくたくさんのことに興味を持たれたみたいでこちらまでなんだかワクワクしてきちゃった。
そして久しぶりにこんなふうに、感じたことをありのままにストレートに表現する人たちを見たという感じ。やっぱりいいな~、こういうのって。今はどちらかというと逆の人間が多いので、知らず知らず疲れがたまったりするもの。
いろんな意味で、分かりやすい人たちって大好きだ。
そして元気をもらった自分は、さらに背筋がしゃんとする思い。人から言葉をもらうと、「ありがたい」、ってまずしっかりと受けとるんだけど、でもその1分後には、「いつまでもそこに甘えちゃいけない」って厳しい自分に変身していたりして、、。いつもその繰り返し。
だからきっと、自分の目指す場所に終着点はないってことなんだろうな。いったいどこに行くのだろう、、、自分でもよく分からない。
ただ、ペースが乱れるのだけは嫌なので、のんびりと、誰にも邪魔されることなく自分だけの道を行こうと思う。

 そういえば、最近バラエティー番組とかお笑い系とか観ながらでかい声で笑っていても、王子に叱られなくなった。(、、って。このレベルが哀しいが)
ちょっと前までは、「そんなのばかり見てるとバカになるよ」とか言われて、「もともとバカだからいいの、いいの」って私が返すという、まるでお母さんと子供のやりとりみたくなっていたんだけど、最近はそういうのなくなった。
あきらめた?!それとも王子も、○○になったということ?!
一緒にいる時間が長くなってくると、良くも悪くも同じ色に染まっていく、というのはあると思う。

 

 

 

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2013年5月28日 (火)

梅雨入り

 名古屋も梅雨入りだとか。これから一か月くらいはジメジメが続くと思うとなんとなく気が重いなぁ。
でもその分、いつもより太陽がありがたく感じられるだろうし、、なんといっても梅雨が明ければあのまぶしい季節がやってくる!
 そんな中、王子はさっそく夏に備えて枝豆の苗を植えていた。旨いビールのためにと。
さすがだなぁ。

 今日も料理三昧。台所に布団敷いて住んじゃったほうが早いんじゃ、ってくらいここに入り浸っている。王子も私も3食家メシなので、仕事と自分たちのメシ作りで台所はフル稼働だ。
この常に稼動している感じっていうのが、作る人間としてはものすごく気持ちがいい。その中でありがたく料理をさせてもらっている、という位置に自分はいると思ってる。もうすべて受け身だ。
そのほうが楽だし謙虚な気持ちでもいられる。イケイケは楽しいけれど、やっぱり40過ぎるときびしいものがあるなぁと、最近しみじみすることが多い。
王子も腰を痛めてからというもの、齢相応の自分とか、自分の体ってものと向き合うようになったみたいだし。そんな自分を大事する方法とも。
40代、まだまだいろいろありそう。

 夜、テレビをつけたらジャッキーチェンの酔拳をやっていて、懐かしいな~と思いながら最後までしっかり見てしまった。
小学校のとき、クラスの男の子が休み時間の廊下とかで、これよく真似してたよなぁ。
ジャッキーが今と全然変わっていないことにもびっくり。いったいこの人の体はどうなっているんだ。
ジャッキー映画といえば、昔は他の映画とくっつけて2本立てでやっていて、その2本目がジャッキーっていうのが多かった気がするけど。(おまけみたいな感じで)しかも2本目だから、だいたいみんな寝てるんだよね。
そんな思い出もよみがえってきたりして、ほっこりしたことだよ。



 

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2013年5月27日 (月)

ブカブカ~

 めずらしく朝からスーツなんて着ちゃって「いざ出勤!」スタイルの王子。久しぶりに見た。
やっぱり私としてはTシャツに短パンの日曜日のお父さんスタイルのほうが好きだ。背広なんか着られたら、どこか遠いところへ行ってしまうんじゃないかと心配になるのは私だけ?
 さらに久々に履いたズボンがぶかぶかだったので、ふたりして「痩せた~!」って、手をとり喜び合った。食事制限なんてまったくしていないけど、ここ最近家にいるようになってからは彼の体は私の作った料理だけでできているのだ。手作りメシがどれだけ体とか心によいか、これでよく分かったであろう。フフ。

 久しぶりにひとりで過ごす一日は、やっぱりなんか物足りなくて淋しいもの。仕事があるから多少紛れる部分はあるけれど、根本の淋しさっていうのは消えないものだな。
結局自分は、人の温もりがいつも傍になきゃ死んでしまうような甘ったれでわがままで弱っちい人間なのだ。幼少期からずっとひとりの殻に閉じこもって大きくなった自分の根っこにあるものは、親に甘えたいとか、優しくしてもらいたいとか、そういう小さい子供が抱くような単純な夢ばかりなのだ。
そんな自分を埋めてくれるのが、近くにいる人の温度だ。王子は「めんどくさい」と言いながらも付き合ってくれているのでなんともありがたいし感謝してもしきれない。私にとってはお母さんのようなお父さんのような、そういう温度を持った人だと思ってる。大事にしよう。

 夕方ヘロヘロになって帰ってきた王子。スーツもくたびれてた。
良くなってきた腰もまた痛み出したようで、顔をしかめながらロボット歩きになってた。
やっぱりスーツ姿は体に悪いと、私は勝手にそう思ってるのだけど。言わないけど。
 晩ごはんを食べて腰が痛いせいか、何も言わずさっさと寝床に行ってしまった王子。ひとり残されこの日記を書いてます。
いろんな意味で疲れたのかも。でも聞かないようにしよう。
 

 

 
 

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2013年5月26日 (日)

ほのぼの

 王子の腰をいたわりつつ、朝は町内のゴミゼロ運動。1年に1回しかないんだけど、町のみんなが同じ時間帯に外に出てゴミを拾ったり掃除したりする風景は、ほのぼのとしていていものだなぁ。そこに家族の絵があったりするのも、見ていて胸きゅんだった。
自分といえば王子の腰が心配で、ずっとハラハラしっぱなしだったけど。

 そのあと、栄でやってるタイ祭りを見にいく。ムエタイとか野菜のカービングとか、タイの伝統文化を紹介するステージが繰り広げられている中、色とりどりのテントの下では屋台料理のオンパレード。ガイヤーンの味もお店によって違うし、なんといってもハーブの使い方が勉強になった。タイバジルの香りって普通のバジルとは全然違う、どちらかというとミントに近いんじゃないかな~、とか、、、。
太陽の下で辛いもの食べてこんなに汗かいたの初めて、というくらい体じゅうの汗が一気に吹き出してきて、ふたりしてビタビタの顔を見合わせたのがおかしかった。でも汗だくになったあと、不思議とスカッとする感覚もタイ料理ならではなんだろうな。旨かったなぁ。

 午後は数ヶ月ぶりの洗車をしたり庭の草むしりしたりして、日曜日の風景っぽいことをいろいろやった。王子のリハビリもかねて。
普段はつい後回しにしがちなこういうことって、やっぱり時々きちんとやらなきゃいけないなぁと思った。足元が整うような、背筋がぴんとなるような、そんな感覚だ。生活って部分をまず大事にしなければ自分整えることなんかできないよな。

 夜はしみじみと玄米などを炊いたり、冷蔵庫の残り物でオムレツ作ったりして日曜日ならではの献立。
2138 ベランダに蚊取り線香たいて、例のなんちゃって屋台村での夕食。
夕暮れ時の風が気持ちよくてビールがすすんだ。

←王子作。夜の明かり。
 裸電球だとまぶしすぎるので軍手を履かせた。
この温かい感じのあかりが夜のテーブルにはちょうどよかった。かわいかったので思わずパチリ。

 

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2013年5月25日 (土)

庭がきれいだよ

 「あともうちょっとで治るよ」と言ってる王子の腰痛であるが、このセリフここのところ毎日聞いてる。なのでこっちから「治ったらまず何したい?」って聞いてみたら「う~ん」と考えこんでいた。
しばらくは、このままでいたいってことかも。

 王子が大きな動きがとれなくて、そうなるとこの私がそのぶんをカバーすることになるので、知らず知らずのうちに筋力がついてきた気さえ。
 しかしながら精神面は相変わらずふにゃふにゃな自分なので、その部分は王子に頼ることにしている。彼が腰痛になって動けなくなってからというもの、もしかしたらこのいつもの立場が逆転してしまうのかなと、ふと思ったこともあったけれど、そもそもパートナーとの位置関係って変えないほうがいいみたいだ。どんな状況においても、いつものままが一番いいと。
なので、弱っている王子に、いつもと変わらず愚痴ってみたり、悩みを聞いてもらったりしてずうずうしくも頼りきっている。私の位置は変えないようにと。変えないようにしながらも、王子という人を持ち上げるのが私の役目だし、王子にとってもそれが居心地のいい場所ってことを知ってるから。
女はそのへん、器用にできてる。

 庭の垣根の枝先(名前知らないけど)についた白い小さな花たちが今ちょうど満開。
庭がぱぁ~と明るくなって朝と夕方の水やりが楽しみ。一年で一番好きな時期。




 

 

 

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2013年5月24日 (金)

笑顔だな~

 痛がっている王子を見ているのは辛いと、この自分が沈んでいたってしょうがないじゃん!と思い、バリバリと仕入れしたり仕込みしたりする。相手を思いやるという気持ちは、自分自身をちゃんと生きる、ってことに最終的にはここに尽きると思う。痛くない自分までが、あえて痛くならなくてもいいってことだと。これって、ものすごくシビアな部分だと思うけど、究極、自分を大切にできない人間には他人を幸せにすることなんてできないってことだ。
などと思いながら、今日も自分が狭くならないように、「私」を頑張った。

 最近、料理しながら思うことなんだけど、「お客さんに美味しいって言ってもらえるように作ろう」とはあまり思っていなくて、「とにかくこの自分が楽しくなる方法を見つけよう」って作ってる。この部分がお客さんにどう伝わるかは分からないけど、まずこの自分がワクワクしていないと料理は作れないと。
そのおかげで、仕事して疲れるって感覚ってほとんどなくなった。ワクワクが自分の中にある限り作り続ける思うし、常にそういう自分でいられるようにいろんな刺激に敏感でいようといつも思ってる。
しかしながら、仕事を終えていざ自分たちのゴハンを作ろうとすると、とたんにどこかのスイッチが切り替わるみたいで、ダラっとしたゴハンになって王子に突っ込まれるというのがいつものパターン。
たぶんその瞬間、普段着というかパジャマというかジャージに着替えるのだと思う。自分では気づいていないんだけど。
まぁ24時間パジャマで過ごしてるわけじゃないので、こればかりは許してもらうとしよう。

 夜はななちゃんが美味しいお酒を差し入れしてくれて、みんなで和んだのもよかった。
子供たちが気持ちがいいくらいに、もりもりと野菜を食べていたので「ママは上手に子育てしたことだなぁ」と、ななちゃんを尊敬した。
好き嫌いがあるのが悪いということではなく、「食べものに感謝をする」って気持ちとか「食べることの楽しさ」とかを大人は子供に教えてあげてるかどうかってことなんだよね。
今はあたりまえのようになんでもある時代から、「食」と「感謝」って言葉が離れてしまいがちなんだけど、これって一番大事なことだよな。
そして子供たちがゴハンを食べてる姿って、ものすごくけなげで、愛おしくて、いつも胸がきゅんとなるんだよね。そういう姿から、大人が教わることもいっぱいある。
 笑顔のいっぱいある夜だった。

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2013年5月23日 (木)

ううむ。

 朝いちばんでフラメンコへ。なんと生徒ふたりの超濃厚レッスン。体のカタチとか重心のかけ方とか手取り足取り教えてもらって贅沢三昧。そして教えてもらえばもらうほどフラメンコの奥深さを知って、「まだまだだな~」などと、なかなか見えてこない光をしみじみ思ったりもした。
 どうしても上半身が沈んでしまうクセを直そうと一生懸命胸を上げて踊っていたけど、本来はそうではなく、胸と背中の両方の筋肉を使って内臓を持ち上げるイメージだそう。体の芯のほうの筋肉を使うので表面上はよく分からないのだけど、師匠が涼しげにすっと立つだけでも何か力強いものを感じるのは、きっとこの内側の筋肉を使っているからなのだろうな。ただ立っているだけとか、ただ歩くだけとか、こういうシンプルな動きこそ、そこから何かを伝えるというのは難しいことだと思う。ううむ、課題は尽きないのう。

 帰りに王子と待ち合わせてタイ料理屋さんでランチを食べる。本場っぽい味(本場に行ったことないけど)に大満足。このタイ料理独特のハーブの香りが大好き。味つけも勉強になったなぁ。
どちらかというと今は、日本人の舌に合うように作られたタイ料理が多いので、何料理を食べているのかよく分からない店も多くて、でもここは「うちの店はこのやり方でやってます!」みたいな、あちらの味をそのまま再現してる潔さがかっこいいと思った。下町の食堂みたいな雰囲気とか屋台っぽい活気とかが伝わってくる感じもよかった。
味付けは、いろんなハーブを使いながらもいたってシンプル。自分の作るのはちょっと懲りすぎてたかな、って思った。そしてやっぱり食べ慣れない人には、こういう店の味って「好き」と「嫌い」が大きく別れるところだろうな、とも。

 夕方から仕入れに行ったり仕込みしたりしてキッチンで過ごす。
王子の腰は相変わらず。いつもの元気も半分以下。なんとなくそんな王子をずっと見ているのでこちらも辛くなってきてキッチンで作業してたらなんだか泣けてきてしまった。
たぶんそれって、王子がかわいそうと思う気持ちだけではなくて、勝手に淋しくなってしまう自分のクセだと思う。今日も頑張ろうとか明日も頑張ろうって気持ちは、パートナーとか家族が一緒にあるからこそ湧いてくるものであって、ここ最近はそのパートナーが完全にダウン(体力的にも、精神的にも)してしまっているので、その気持ちをひとりで盛り上げなきゃならなくて。その感じがなんとなく淋しかったんだと思う。相変わらずこういう部分は「単なる甘え」だと自分でも思ったりするけれど、やっぱり一番近くにいる人にだけは自分の気持ちを分かってもらいたいと思ったり、寄りかかったりもしてみたいもの。今は甘えてはいけないし、寄りかかってもいけないもの。
でもそのへんをぐっとこらえて、今は王子の気持ちをこの私が支えなきゃいけないんだろうな。

 晩ごはんはメンチカツが食べたいという王子のリクエストで生のタマネギをたっぷり入れたゲンコツみたいなメンチカツを作った。リクエストをもらえただけでもなんとなく嬉しい。
どんな状況にあっても一緒にゴハンを食べるという時間だけは大事にしようと思う。
 


 

 

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2013年5月22日 (水)

何気ないのがありがたい

 まかないにと買い置きしてあるレトルトカレーを温める。袋をから中身を出して鍋に入れ、そこにソテーしたキノコとココナツミルクとナンプラーを加えて最後にレモンをぎゅっと搾ってアジア風キノコカレーを作った。レトルトものとかインスタントラーメンとか、そのままではなくて、なぜかみんなこうやって手を加えてまったく違う味にしてしまう私。
たまに王子が、「そのままの味(手を加える前のもの)も食べてみたい」という言うけれど、私的にはアレンジしたほうが絶対に美味しいと思うんだけどな、、、。
食いしん坊ならではのこのクセ、なかなか直らない。

 夕暮れ時、吹いてくる風がものすごく気持ちよくて、我が家のなんちゃって屋台村で本を読んだりワイン飲んだりしてまったりしたのもよかった。その横で王子がギターの練習をする絵もオレンジ色の風景の中にとけていてよかった。そんな何気ない日常をありがたく思う今日このごろ。
ありがたいと思いつつ、まだこれから先の道をぼんやりと眺めてたりする自分もいて、終着点はないんだなぁと、しみじみ思う。
先の道とはいえ、まだぼんやりしていて輪郭さえも見えてこないんだけど。こういうときは待つしかなくて、今を精一杯やるしかないのだ。20代とか30代みたいなはつらつとした元気はもうないけれど、こんな自分の中にもまだ小さな種が埋まっていたことをちょっとだけ嬉しくも思う。これがなかったら人間はただ老けていくだけなんだろうな。

 晩ごはんには、沖縄そばを作る。といっても、麺は稲庭うどんだし、軟骨肉の代わりにスペアリブだけど。
スペアリブを茹でた汁に鰹節を加えてダシをとって淡い琥珀色のスープを作った。
なかなかのでき。旨し。
やっぱりスープが命だな~、沖縄そばって。



 



 

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2013年5月21日 (火)

地味に地道に

 入っていた予約が一斉にキャンセルになったので(なぜかこういうのって重なる)、「ひまだから寝るか」とごろんと横になっていたら新たな予約をいただいてあわてて仕度する。
この「あわてて」の部分をいかに静かな気持ちで受けとめてのぞむか、というのが自分の課題だったりするのだけど、性質上ムリみたい。いつもバタバタだ。
でもそのバタバタをいかにお客さんの前で何もなかったかのように静かに演じるか、というのだけは得意分野な気がする。

 今日も暑くて家の中も少しずつ夏仕様に衣替え。こういうのも王子がサラリーマンを辞めてからこまめにするようになった。今までは1年通してぐちゃぐちゃだった。
家計は厳しいが、お互いこういう「生活」という部分を大事にするようになったというところでは、今までにはない特別なお給料をもらった感覚もあるんだよね。「今日何食べよう」から始まる生活って平凡だけど、ものすごい贅沢なことなのかも知れなくて。
 しかしながら苦しい部分はきちんと苦しいわけで、そういう部分とも常に向き合いながら今後のことを考えてる毎日だ。毎日笑ってばかりもいられないし、、、けれど「笑う」というココロのゆとりがあることを知った、ってことだと思う。たぶんそれは、王子も私も地味にサバイバルに生きてきた人間どうしなので、気持ちのどこかには「悩んでたってしょうがないじゃん、とりあえず何かやるしかないじゃん」(決して投げやりな気持ちからではなく)みたいなのがあるからだと思う。
さてこれからどうなるんだろうな、俺たち。

 夜はM氏来店。
いつかの糖質抜きダイエットはどこへやら。最近はまっているのは「オニギリ」だとか。お気に入りのお店があるらしく、丁寧に撮ってきてくださった写メを一枚一枚見せてくれた、、、。オニギリのアップって、、、。
変わった味付けが苦手なM氏なので、鶏の照り焼きとか、ごはんとか味噌汁とか定番っぽいゴハンを作ってさしあげた。お肉の横に添えたアスパラを見て、「生まれて初めて食べる」とおっしゃっていた。そしてそのあと、「なんかピーマンみたいであんまり美味しくないなぁ」って。そんな正直に言わなくたって、、、。
人生の大先輩のコメントとはとても思えない、、このギャップがいつもたまらんのだけど。
久々にM氏ワールドを満喫することができて楽しい夜だった。
 

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2013年5月20日 (月)

寝てばかり

 今日はなんにもないので寝て過ごす。次から次へと眠気がおそってくるこの感じ、体は知らず知らずのうちに頑張ってくれてたのね。

 お昼にヨレヨレのままスンドゥブを食べに行った。
寝起きにチャミスル飲んだのでぐるぐるになりながらも、熱々のスープをすする。目が覚める辛さ、そして旨みの濃いスープ、汗かきながらもりもり食べて元気100倍に。
ありがちな顆粒ダシの味はほとんどしなくて、手作りでとった煮干とかしいたけとか海鮮系の旨みだった。自分が感じる美味しいものって、やっぱりこの手作り感に尽きるなぁ。

 栄養と元気を補給して帰ってきて、仕込みしたり晩ごはんの仕度したり、夕方から洗濯始めたりして、たまっていた家事を少しずつ片付けていく。女が寝込むと家のことが回らなくなるというのが辛いところ、、、。オチオチ寝てなんかいられないもんね。
王子の腰は相変わらず。今はそんな彼のぶんも動かなきゃならないので、この自分がヘロヘロになるわけにはいかないもん、などと自分を励ましつつ頑張るのだ。
いい人でも、いい嫁でもないのでしんどくなったら普通に爆発すると思うんだけど、まだまだ大丈夫そう。

 

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2013年5月19日 (日)

なごみ~

 今日は朝寝坊するぞー!と決めていたのにも関わらず、いつもどおり5時に起きちゃうという哀しいお年頃よ、、、。仕方なく、風呂に入ったり味噌汁作ったりしてひとりの朝時間を堪能した。王子はまたすっかり腰が固まってしまったようで動けないみたいだし。タクミにいたっては昨日の夕方6時から寝っぱなし。それぞれだなぁ。

 午後からは腰痛王子をむりやり連れ出してピザを食べに行く。店内は家族連れでいっぱい。忙しく働く店員さんの表情怖し。どうせ働くのだったら楽しくやったほうがいいのになぁと、こういう人たちを見るといつも思うこと。
 注文するときにメニューのことで聴いたら、「メニューに載っているのでそちらをご覧ください」って、、、。店員のくせに知らねーのかよ。それとも聴いた私が悪かった?
それにしてもおもしろすぎる出来事だった。おもしろすぎて昼間だけどワインをボトルで頼んじゃったよ。

 戻ってきて1時間ほど昼寝し、仕込み。今夜は、打ち合わせを兼ねての食事会があるのだ。初めての方たちばかりなので何を作っていいものやら考えどころ。でもこの考える時間がまた楽しいんだよね。
外はしとしと雨が降っていてなんとなく気持ちは沈みがち。唯一キッチンが、そんな気持ちのお助け場所みたくなってるという自分は幸せなのかもしれない。
鬱の自分の傾向として、周りの世界全部をグレーのフィルターを通してでしか見ることができない時間帯みたいなのがあって、「これマジでヤバイかも」と思う瞬間も何度もあるんだけど、そんなときにこのお助け場所が自分を救ってくれたりする。誰も自分を救ってはくれないもの。救ってやれるのはこの自分だけだ。
この場所でいったい何度ヤバイ自分を救ってきたことだろう。あってよかったよぉ。

 なのでありがたく頑張る。頑張るって言葉は好きじゃないけど頑張る。
初めましての方たちばかりだったけどみなさん素敵な方たちばかりでキラキラしていてほれぼれした。
たぶん、みんなそれぞれにやっていることは違っていても、見ているところとか目指している場所とかが一緒なんだよね。だからなのかなぁ、初めてなのにすごく近くに感じたのは。
そういう方たちに自分のゴハンを食べてもらえることはすごく嬉しいこと。ゴハンで繋がった~って気がしたもん。
そして今回の縁をつないでくれたNちゃんには感謝したい。そして相変わらずのNちゃんの天然ぶりにほのぼのとさせてもらい和んだのもよかった。いわゆる「天然」と呼ばれる人間(自分も含め)の共通点は、表面上で生きてない、ってことだと最近思う。
そして気づけば自分の周りには、そういう人種ばかりがいる、、、。私なんてかなりノーマルなほうだ。
味わい深い人たちといるのは楽しいし、刺激的だ。

 

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2013年5月18日 (土)

濃い~

 早起きしてニコ弁作り。今日は一宮の癒しイベントに参加。
 仕込みのときはいつも音楽とかラジオかけながらやるんだけど、お弁当のときだけはなぜかその音さえも邪魔になるという感じ。しーんとしたぴんと張り詰めた空気の中で気持ちを一点にしぼってぎゅっと煮詰めてやるのがお弁当作りなのだ。
作りたてを食べてもらう料理とは違って作った人間の想いが時間差で伝わるのがこのお弁当。時間差の分だけ自分が集中しないとその想いはゆるっとしたものになってしまうのよ。
毎回全部出し切るので、作り終えるとセミの抜け殻みたくになってる自分がおかしいんだけど、でもこの感じにもだいぶ慣れてきたぞ。
なんとかハラハラしながらも時間内に作り終えた。

 会場では王子特製のトロピカルカクテルが好評。そしていつもの調子で「俺って天才かも」と言っていたので「そうだね、ほんとにそうだね」という感じで流しつつ太陽の下でドリンクを売るのは楽しかった。腰を痛めている王子のスケットでタクミが手伝いに来てくれたのも心強かった。イベントに参加するポイントは、自分たちがまず楽しむことだ。
途中、タクミに店番しててもらってヒロシ君とりえちゃんのクリスタルボールヨガに参加して心身ともに癒されたのもよかった。この時間がなかったら今日一日もたなかったと、あとになって思ったこと。
クリスタルボールの音を聴くのは2回目だけど前回よりもぐぐっと体とか潜在意識の中の響きと同調した感ありだ。音の高さとか波の感じによって自分の体のどこが反応しているのかがリアルに分かるんだもん。おもしろーい。
 そして今日も、各ブースを担当してらっしゃる人たちがみんな、このスリジェさんの場所が心地いい~という感じでお仕事されているのが印象的だった。ここはみんなが集いたくなる場所なんだよね。

 王子カクテルも完売し、さくっと後片付けして帰ってきて今度は夜のお客さんの仕込み。お客さんが来てれると思うと、もうそれだけで体のどこかから元気がしぼりだされてくるこの感じ。疲れていても不思議とまっすぐになろうとする自分がいるんだもの。そしてやっぱりこの仕事、仕事とはいえ、やっぱりそこには人間どうしの出会いがあって、来てくださるお客さんからいつも何かをいただいてる、って感じる。でもたぶんそれって、「あげる」とか「もらう」とかっていう関係ではなくて「交換」なんだと。出会いは何かを交換することだと最近思うなぁ。
夜遅くに久々にマルガリータさん来店。カウンターにつくなり「なにか現実を忘れさせてくれるようなカクテルを」と注文してきたのが彼らしいと思った。そのあとも、カールのチーズ味の匂いは強いので絶対に公園で食べてはいけません、という話とか(ものすごい数の鳩に一気に襲われたという彼の経験談から)、ウォーキングを続けるコツはまず近所の犬を手なずけることから始まる、というためになるお話とか、、、今夜もマルガリータさんワールド満載で楽しませてもらった。

そんなこんなで今日という日は最後の最後まで濃かったという感じ。鼻血が出そうだ。

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2013年5月17日 (金)

狭いなー、わたし。

 腰痛王子はまだ、一日のほとんどをベットの上で過ごすというふう。でもゲームが出来るようになったり、ご飯を食べられるようになったり、トイレにも行けるようになったり、少しずつだけど良いほうへ向かっているという感じ。
しかしながら痛くて何もできないというのは分かるが、一日のほとんどを台所で過ごす自分が、なんとなく飯炊きおばさん化しているように思えたり、仕事中もテレビゲームの音がガンガンに聴こえてきたりして思わずイラっとなったりする私、、、。狭いのかなぁ。
 たぶんこんなふうに思うときって、きちんとコミュニケーションがとれてないのが原因だと思い、仕事の合間にのぞきに行ってゲームの邪魔をしまくりものすごく嫌がられた。でもきっとこちらの気持ちは伝わったと思う。(?)

 ランチには初めてのお客さま。
自分の母親くらいの歳の方から「美味しい」って言われることほど嬉しいことはないよな~。すごい料理人みたいな人に言われるよりも、(言われたことないけど)ずしっと響いてくる。
なんてったってお母さんと呼ばれる人の手には家族を支えてきた歴史が刻まれてるのだから、自分みたいな人間から見たら料理界の大先輩だ。敵うわけがない。
でもそういう先輩たちから、等身大の私を見ていただいた、ということが何よりも嬉しいこと。これからも私は私の歴史を刻んでいこう、って思った。料理は人生を刻むのと一緒だ。

 午後からは明日の仕込み。明日はニコ弁だ~。
暑くなってきたから、中に入れるものもいろいろ工夫する。わさびとか梅とか生姜とか、隠し味に加えたり、火どおりをいつもよりちょっときつめにしたり。
見えない部分でいっぱい考えるのがお弁当だと思う。だからお母さんの作るお弁当って美味しいんだよな。味もちろんのことだけど、なによりお母さんの想いがあの箱の中に、ぎゅっと詰まっているわけだから。
だからかな、自分もニコ弁作るときは、なぜかいつも母の気持ちになるのです、、、。
さて、もうひと頑張りして、明朝につなげよう。


 

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2013年5月16日 (木)

日常の隣

 ひとまずいつもの日常を横に置き、フラメンコへ。日常を忘れて、、、じゃなくて、とりあえず隣に置くというのがポイント。こうすればすぐにもとに戻れる。

 正直、体のいろんな部位が痛いので踊れるかどうか不安だったけれど、レッスンの間は痛みなんてどこかへ行ってしまった。人間の集中力ってすごいなぁ。足なんてパタパタ動くし。家では階段上るのもやっとだというのに。
もしかしたら人間の体って、意識しだいでどんどんリメイクできてしまうんじゃ。
 今日も師匠の愛のスパルタが心地よかった。人から何かを教わるって、いくつになっても気持ちがいいものだな。そしてこの歳になって思うのは、前にも日記に書いたかも知れないけど、この世には「教える人」という役の人が確実にいるということ。なんていうのかな、その人が生まれ持った使命みたいなもので、たくさんの人に知識を分けてあげる役目に生まれてきている人。師匠のレッスンを受けているといつも思うことだ。
自分は確実に教わる側。教えるのはむいてない。(その昔、ピアノの先生をしていたこともあったが無理だと確信)
たぶんそうやってうまい具合に自分の役目みたいなものってみんなあるのだと思う。そして「まさにハマリ役!」みたいな人に出会うと、こちらまですがすがしい気持ちになるというのも、この歳ならでは感じることである。
汗もびっしょりかいて体育会系の部活みたいだった。
 レッスンのあと部室で(ただの更衣室)着替えながら、年頃の女性の体についての話題になった。女性は毎月来るものがもう終わるような年頃になるとホルモンバランスの関係で、やたらとたくましく元気になる、という話。
そんな話をしながらエレベーターに乗ろうとしたら、脇からフラの衣装をつけた(フラメンコの隣の部屋でフラ教室をやっている)年頃のお姉さまたちがドドド~と割り込むように入ってきたので、さっきの話の「元気」とか「たくましい」とかっていうワードが浮かんできておかしかった。ホルモンって女を支配するものなのかも~。勉強(?!)になったわ。

 帰ってきて、なんとか立てるようになった王子をむりやり連れて仕入れに向かう。我ながら鬼嫁。
週末はダブルRieコンビ(スリジェのリエさんとヨガのりえちゃん)が企画した癒しイベントに参加。ニコ弁作るし、王子は自慢のトロピカルカクテル(ノンアルです)を作ると張り切ってる。こういうことが元気を製造する素になったりするので、ありがたく頑張ろうと思う。

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2013年5月15日 (水)

見えてきたかな

 腰を温めようと朝一で風呂に入った王子が、1時間経っても出てこない。
こりゃおかしいと思い見にいくと、バスタブの中で半分溺れかけてるでは、、、。どうやら、また別の筋肉を痛めてしまったようで腰砕け状態。何度か救出しようと試みたんだけど、体勢を変えると痛いみたいなので、どう手を差し伸べていいのかも分からず。
でも一番辛いのは本人、、、自分の体が思うように動かせないことほど辛いものはないよな。
なので、しばらくそのまま見守ることに。王子は素っ裸のまま冷や汗たらしながら自分の体と格闘してた。
40分後、杖を使ったりいろいろやって、なんとか脱出成功。杖をついて立つとき、腰の位置が定まらないみたいで両足が小鹿みたいになっていたのが気の毒で、見ていて泣きそうだった。
そんなこんなで午前中は寝たきり王子に。

 仕事の合間にちょこちょこと様子を見にいったけど、水分も摂らず(トイレに行けないから)に横になったまま。それでも唯一、スマホ片手に「いいね」もらうためにつぶたいたりしてたみたいだけど。食欲もないみたいで(箸が持てない)、私もなんとなく同じ感じに。

そんな王子を見ながらいろいろ思うことがあった。
男の人は男としてのプライドとかそういうのがあるから、ダメっぽい自分をなるべく見せないようにするものだと思ってた。でも今回あまりにも王子のいろんな面を見てしまった(思わずこう表現してしまう)ので私としては「見ちゃいけないものを見てしまった」みたいな気持ちがあって複雑だったのだ。ヨレヨレになってる王子を見て、「かわいそう」とかって思う自分がいけないような気がしたのよ。ココロはいつも痛かった。
 でもあとで、そのことを王子に言ってみたら、「別に」って感じだった。
どうやらこれが王子という人らしい、、、。「さらけ出して何が悪い?」とまで言われた。
まったく大変な人を好きになってしまった、、、。でも女としてはここ、嬉しいポイントだったりする。

夕方、奇跡が起きたみたいに、寝たきりだった人が自分の足で立てるまでになっていた。
まだかなりフラフラだけど、この感じ、どうか続きますようにと神に祈らずにはおれなかったよ。
 晩ごはんは冷たいうどんをふたりして威勢よくすすった。久しぶりに「食事した」って感じだ。食べる人間が心身ともに元気じゃないとゴハンは美味しくないよね。ここ数日は味のないものを噛んでるみたいだったもの。
ちょっと光が見えてきたかな。

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2013年5月14日 (火)

暑かった

 夏みたいな日。湿度がまだ低いからその暑さも心地いい。風は透明だし空の青も柔らかい。そしてその下で食べるガリガリ君キウイ味は今日も旨かった。

 王子の腰は相変わらず。固い床の上にヨガマットを敷いてその上で生活している。腰にはちょうどいい固さみたい。しかしながらその上で、ただ真横になっているだけの彼は、やっぱり辛そう。
王子が寝ている間、ドラッグストアに腰バンドを買いに行った。しかも一番高いやつを買ったぞ。これなら効くだろう。(素人的考え)
 さっそく巻いてみたら“やっとこさ立てる”、って感じ。でも立つのにものすごーい時間がかかる。腰バンド効いてるのか?。
そんな中、今日も整体に行き、ほぐしてもらって、左右違う靴下を指摘され、なんとか帰ってきた。ちなみに靴下を履かせたのは私だが(そもそも左右違うことなんて普段から気にしたことない)、いつもの王子だったら気づいて直すのだけど、今はそんな余裕さえもないという感じ。

 気持ちは沈みがちだが、今日もバリバリキッチンで料理した。もはや、今の自分を支配しているのは“王子が心配”という気持ちと、“料理のこと”しかないので、実にシンプル。ほかのこと考える余裕は今はない~。料理はかなり集中してできるので、これはこれでいいことかも。

 それにしても王子の腰、魔法みたいに治らないかな~。

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2013年5月13日 (月)

頑張らなきゃ

 寝たきり王子が辛そう。自分もなんとなく体じゅうが痛くて、でも、この私がずっこけるわけにはいかないのでバリバリと頑張る。

 ようやく衣替えも完了。今まで何度もじらされてきたけど、もうこれでいよいよ夏っぽくなっていくんじゃないかな。「半そで気持ちい~」って、張り切って庭の草むしりしたら蚊にさされまくった、、、。やっぱり夏なんだなぁ。
などと、お天気がいいと家のこともいろいろやってみたくなる。普段はダラ~っとしてばかりいるので、気持ちが向いたときにまとめてさくさくとやるのが自分流だ。とくに今は、相棒が(なぜか上から)動けないので、自分に芯ができたみたいに、いつもと違う私になってる気がする。いつもはヨレヨレのくせに。
 そしてコミュニケーションも今はうまくとれないので(本人痛すぎて)、それをそうっと見守りながらも、今日もいちにちの大半をキッチンで過ごした。ココロのお部屋を広げてくれるのがこの場所だから。

家の中はなんとなくどんよりとしていて沈みがちなんだけど、こういう場所があってほんとによかったと今さらながら思う。
そして今日も、来てくれるお客さんの笑顔に癒されまくりの自分であった。
弱っているときって、人の優しさがじーんと沁みてくるんだよね、、、痛いくらいに。
頑張んなきゃ。
、、、って、すごーく自分っぽくない日記の終わり方、、、笑えるぜ。

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2013年5月12日 (日)

労わり合い

 王子の腰が最悪。立つのもやっとだし、寝返りも打てないし、服も着れないしで、一日横になっていた。見ていて辛そうだし、痛みのせいで機嫌も悪いし、こっちもひやひや。
 仕入れに出かけたら10分もしないうちに電話がかかってきて、弱々しいかすれた声で「今どこ?」って。あぁ、こりゃかなり弱ってる、、、と思い「買い物すませてすぐ帰るからね」とお母さんみたいに言ったら安心したみたいだけど。いつもとまったく逆のパターンだなぁ。どんな私の状況でも受けとめてくれていた王子が、今はヘロヘロになってる。私としては不安な面もたくさんあるんだけど、こういうときこそ助けなきゃと思ってどこかから力が湧いてくるんだから不思議なもんだよな。夫婦ってこんな感じなのかな。(夫婦じゃないけど)
早くよくなるといいな。

 週末はたいてい気持ちの切り替えするために、なるべくキッチンに入らないと決めてはいるのだけど、今週はやることが山盛りあるのでそうもいかず、自分たちのゴハンを作ることも忘れて没頭していた。しかしながらやっていたのは手作業というより、ほとんどがメニューとか、食材のこととか、ほとんど頭使うことばかり。椅子に座って何時間もぼーっと考えてた。これも、なぜかキッチンじゃないとできないことなので、どうしてもここに来るしかないのよね。スイッチが入る場所なんだろうな。
なので料理してる時間なんて、たぶんすごく短いんじゃないかな。考えてるほうがずっと長いし、しかも重い。

 夕方テレビで女優の中谷美紀さんのトルコのドキュメンタリー番組をやっていて、トルコという国にも興味があったけど、なにより、彼女のたたずまいに見とれてしまった。
美人だし、品がいいし、頭もいいし、英語も堪能だし、しかもそういうのを「作ってない」感じに好感が持てた。さすが女優さんだわ、と思いつつも、それがありのままの彼女のような気がしたので「かっこいい!」って、思わずファンになってしまったよ。
しかも彼女のナレーションの声もすごくはまっていて、番組観ながらうっとりしてしまった。
素敵に歳を重ねている人ってやっぱりどこか輝いてるよなぁ~。しかも輝きが増すというより、どんどん味わいのある輝き方になっていく、って感じがする。

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2013年5月11日 (土)

瞑想会だよ

 朝いちばんで王子の整体へ。ほぐしてもらって、ようやくなんとかまっすぐに歩けるようになった。でもまだまだ辛そう。
帰りに仕入れに寄って、中華屋さんでラーメン食べて帰ってくる。

 今日は一日雨だし、王子は動けないしで、なんとなく気持ちは沈んでしまう。でも頑張って仕込み。キッチンに明かりを灯すのは私の仕事だもの。

 夜は瞑想会。瞑想って何か特別な場所に自分を持っていったり、何か悟りを得るための修行みたいなことかと思ってたけど、どうやら違うみたい、というのが今日の感想。
瞑想ってものすご~く身近な今にあって、しかも普段目にすることのない今の裏側に潜んでるって。
人間は単純だから目に見えてる世界でしか生きていないから、たまにこうして瞑想するといろんなものが深まるのだと思う。自分だったり、今だったり。
瞑想すると、いかに自分がちっちゃな世界でしか生きてないってことにも気づかされるし。
習慣にしていきたいなぁ。
 瞑想会のあとの飲み会も楽しかった。人生の暴露大会みたいになっていたのもおもしろかった。瞑想で心が開放されたせい?!
でもこうやって、人って仲良くなるんだと思う。暴露することはいいことだ。
その人の人生のかけらがちらっと見えたとき、その人との距離がぐっと近くなる気がするもん。
 いい夜だったなぁ。

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2013年5月10日 (金)

心を込めて

 今日は昼も夜も忙しく頑張った。
王子の作るカクテルをお客さんが「これはうまいっ!」っておっしゃってくれていたのが嬉しかった。そしてそのあとに、「あの美味しかったやつをもう一杯!」と言われたけれど本人が覚えていないというオチがつくのがいつものパターンなのだけど。
本人いわく、そのときの気分とか感覚で作るので、何を入れたかははっきり覚えていないとのことだ。私の料理と一緒。同じものは二度と作れないってやつ、、、。
でもこんな店でも来てくださるお客さんがいるかぎり、心を込めて作ろうと思うし、届けようと思う。

 しかしながら王子の腰はさらに悪化していた。体が九の字に曲がってるじゃーん。明日あさいちで整体に連れていこう。
 それにしても最近出たガリガリ君キウイ味はなかなか旨い。

 

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2013年5月 9日 (木)

気持ちいい疲れ

 3週間ぶりにフラメンコへ。最近傷めた左膝を理由に、「今日はお休みしちゃおうかなぁ」と怠ける自分もいたり。さすがに3週間空くと気持ちは遠のいてしまうものなんだなぁ。
特別極めているわけではないので怠けて楽することは簡単なんだけど、でもこれ一回やっちゃったら、もう戻ってこれないと思った。
膝が痛いっていうのもあるけど、ここのところお店の仕事がぎゅっと詰まっていて正直、頭ん中は食材とかメニューのこととかでいっぱいで、フラメンコのこと考える余裕なんてぜんぜんないのよね。
でもこんなときこそ違う世界に身を置くのも必要かなと、過去の経験から思うこともあって。
心の余裕は自然に作られるものじゃなくて、ちょっと無理してでも自分で作っていくものなんだろうね、きっと。

そしたら、久しぶりにお仲間たちの顔を見てふうっと気持ちが緩んだ。フラメンコだけでつながっている仲間なんだけど、みんなお姉さまたちなので自分はどこか安心してしまうんだよね。もうこれだけで来てよかった!。自分みたいに閉ざしている人間でも、やっぱり芯の部分では人恋しくなるものなんだな。
師匠の本気のレッスンを本気で受けることができたこともなによりだった。本気モードのスイッチが入ることなんて、普段は料理くらいしかないもんね。スイッチはいくつかあったほうがいいみたいだな。自分が広がる感じがする。
そして今日も操り人形状態で、師匠に何度も身体のカタチを修正してもらい、フラメンコの基本を叩き込んだ。もはや鏡を見ながら正しい体のカタチを覚えるというよりも、そのカタチにしたときの体の“痛みの感覚”で覚えるというふう。とにかく痛い。でもこの痛みこそがフラメンコなんだそうだよ。またしても深いなぁ。

 帰り道に、山盛りの仕入れをする。王子に手伝ってもらいながら。
とはいっても、腰を痛めている彼は重たいものも持てないし、歩くのもやっと。私が頑張るしかないじゃん、って感じなんだけど。でも居てくれるだけで心強いしありがたい。
夕方からは仕込み。その間に晩ごはんをさくっと食べてまた仕込み。
この仕事、肉体労働のわりには頭をかなり使うので、全身フル活用という感じなので体にはよさそうだ。たぶん頭を使わなくなると大量生産系のマニュアルゴハンになってしまうと思うのでこれからもきちんと活用しようと思う。そしてもちろん、ひとつひとつに心を込めて。
今日はフラメンコにも行ったしで、ものすごく身体に(自分に)いいことしたみたいで気持ちがいい。

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2013年5月 8日 (水)

記念日。

 庭の草むしりを頑張りすぎた王子が案の定腰を痛めて苦しそう。その腰をかばうために、どうしてもふんぞり返っていばってるみたいな姿勢になるので、その見た目とのギャップがまたなんともいえない。早くよくなりますように。

お昼にまゆちゃんが予約してくれていて、彼女のあとからヒロちゃんとかりえちゃんも来てくれてびっくり。だって何も知らされていなかったんだもん。なんと私の誕生日会を企画してくれていた。どーしよー。
人からしてもらうことを素直に「ありがとう」って受けとることは大事なことだけど、嬉しい気持ちが大きすぎると、もう抱えきれなくてどうしていいのか分からなくなっちゃう。「ありがとう」って言葉さえもチープに感じちゃう。言葉が見つからない。
なので、この気持ちをどうやって伝えたらいいのかいろいろ考えて、お礼に「みんなのお家を掃除しに行くよ!」って言ったら、あっさり「来なくていい」だって。あまりにもストレートなこのやりとりも、この仲間ならでは。
それにしても、まゆちゃんもヒロちゃんもりえちゃんも、先生って呼ばれる仕事をしているけど、会っておしゃべりするとちっとも先生っぽくないし、ぜんぜんかっこつけないし、等身大の彼女たちがそのままいてくれることがなにより自分を安心させる。かけがえのない仲間たちだ。
久しぶりにゆっくりおしゃべりして、いろんなものが深まった感じ。カウンセラーたちとの会話って「ただ楽しかった」で終わるんじゃなくて、毎回何かヒントをもらったり、何かひらめいたり、自分の中にあるものがグルグルと動き出す不思議な感触が残る。そういうセンサーが良くも悪くも敏感にできている私は、その感じを受けとめきれなくていつもいっぱいいっぱいになって苦しくなっちゃうのだけど、、、。でもそんな不器用な自分をもありのまま受けいれてくれる悪友たちなので、私はいつも心を許してしまうのだよ。人に甘えるのが大の苦手なこの自分が。

 今日っていう日が終わろうとしている今、なんとなく淋しいような名残惜しいような。
フェイスブックとかラインとかでメッセージをくれた友達、朝いちばんでメールくれた母、今日最初に会ったAちゃんがなんと同じ誕生日でおめでとうを言い合ったこととか、わざわざメッセージとともに家まで来てくれたYちゃん、みんなありがとう。
誕生日は歳をとるだけじゃないんだね。いろんなことを立ち止まって考えるひとつの節目だと思うし、自分の人生に関わったたくさんの人に感謝をする日なんだね。
ほんとうにありがとう。今日で41歳になりました。

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2013年5月 7日 (火)

連休明け

 連休明け。今日からまた忙しくなりそうな予感、、、とか言ってたら本当に忙しくなった。
でも王子が手伝ってくれたのですごく助かった。大人数のご予約のとき何が大変かというと、作ることももちろんだけど料理を運ぶっていう仕事が意外に大変。出来上がったお皿からどんどん運んでいかないと冷めちゃうからね。料理が冷めることほど作り手にとって哀しいものはないもの。
でもそれを王子がやってくれるのでなんとも心強い。大切な相棒です。(なぜか上から)

 午後は明日の仕込みしたり庭の草むしりしたり。平凡だけど自分だけの小さなお部屋を温めてるこの感じがやっぱり好き。
もうこれからはどんどん地味にいきたい。目立たぬよう、なるべくひっそりとこっそりと(?!)。いい意味で小さくなっていきたい。その中で、自分ができることを精一杯やっていければいい。凹むことはいっぱいあると思うけど、もう傷つくのはいやだ。
などと、はんぶん隠居みたいになってる自分ではあるけれど、お金のために頑張ってきた時期もあったり(今でも最低限は必要だけど)、家族のために頑張ってきた時期もあったり、その中でいろんな人にたくさん迷惑をかけてきた自分なので、その罪を償うためにも、もうこれからは自分の人生をちゃんと生きなきゃいけない、っていうのがこれからの私だと。いろいろ考えたり悩んだりしてきたけど、もうこれしか償う方法がないんだよね。

 夜はまた仕込み。仕込みしながら、ちょっとずつ自分がリニューアルしてきているのを感じてる。料理が上手になった、とかではなく、自分の感覚を信じて動けるようになってきたというか。
まだまだ勉強しなきゃならないことはいっぱいあるけれど、ふと気づいたこの感覚が、ちょっと嬉しかった。

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2013年5月 6日 (月)

工作の時間

 いよいよゴールデンウィークも最終日。といっても自分の生活といえば何も変わらないけど。それでも、街の人の流れとか空気とかっていうのは肌で感じる。今日なんてどちらかといえばもう連休明けみたいな空気だった。人も街ももう動き始めている感じ。

 そんな中、タクミに手伝ってもらいながら自宅部屋のベランダ改装計画の続き。
熱い太陽の下、ペンキ塗ったりタープを取り付けたり。王子なんて半分熱射病みたいになってヘロヘロになっていた。もともと手先の仕事が好きなタクミは、親方(王子)の言うことを聞きながら、もくもくと取り組んでいた。プロレス見るときと同じくらい真剣な表情で。
やっぱりモノづくりって基本だなぁと、王子を見ているといつも思う。出来合いのものを買うのは簡単だし、整っているし、便利なんだけど、そこをあえて手作りしようとする彼はさすがだと思う。ときには、買っちゃったほうが安くつくってときもあるんだけど、王子はそれでも手作りのほうを選ぶんだもの。
そしてモノづくりって、すごく原始的なことだと。生きていくための知恵をひとつ身につけているってことだもんね。
そういうことを王子から学ばせてもらってる気がする。
そんなこんなで夕暮れ前になんとか完成。
なんちゃってハワイをイメージしてたけど、出来上がってみると「ここは屋台村?!」もしくは「居酒屋じゅんちゃん?!」まさにそんな雰囲気。枝豆とビールが似合いそうだ。まぁ、楽しそうな空間なのでよしとしよう。自分たちの秘密基地ができたみたいでなんだかわくわくしてきたぞ。

 晩ごはんはそこでお好み焼きをした。(やっぱり屋台村)
手作りの空間で食べるゴハンっていうのはまた格別。

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2013年5月 5日 (日)

お呼ばれ

 早起きして家のベランダ掃除。夏みたいな太陽の下で、ホースの冷たい水が気持ちいい季節がやってきた。床もデッキブラシでゴシゴシ磨いて、半分物置場みたいになっていたベランダがすっきり。この夏はここにテーブルとかイスを置いて、なんちゃってリゾート気分でハワイごっこをする予定。

 お昼からご近所のゆきちゃんファミリーのお宅にて浜ちゃん夫妻と一緒に韓国ごはんパーティーにお呼ばれ。
テーブルにのりきらないくらいのおかずが次から次へと出てきて、しかもひとつひとつがものすごく本格的で、お店屋さんみたいでびっくり。ゆきちゃんのまた新たな一面を発見。
その人の作るゴハンを食べたときに、その人を感じて思わず胸がきゅんとなっちゃうんだよね。その人の温かい部分とか、優しい部分とか、繊細な部分とか。
キッチンの調味料たちがみんな業務用サイズだったのにもびっくり。本格的すぎるぜ~。
そして何より、こういうお付き合いができることが嬉しい。子供を通しての○○ちゃんのママとかパパとかっていうのではなくて、おとなどうしの付き合いが出来るっていうのが。
そしてもちろん飲助の我らにとっては、一緒にお酒を酌み交わす仲間がいるっていうことも重要ポイントだけどね。
「おじいちゃん、おばあちゃんになっても、仲良くしようね」って、まるで小学生みたいに約束し合って帰ってきた。こういうのっていいな。この街がまたちょっと好きになった。

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2013年5月 4日 (土)

ぶらり大阪

 ふと思い立って大阪へ。
最近、この「ふと、、、」が多すぎる我らではある。
いつものIKEAに行って、ものすごい人ごみにもまれながらも欲しいものをゲットし、帰りに、「オクトヤ」というちょっとこじゃれたバルで、トマトソースの入ったその店自慢の蛸焼きを食べて(今まで食べてきた蛸焼きの中でもピカいちだった!)満足して帰ってきた。
 14時に家を出発し、帰宅したのは23時。ゴールデンウィークの渋滞にはまりながらも、この時間でおさまったのも我ながらなかなかすごいことだと思う。大阪がますます近くなりつつあるなぁ。
あちらの飲食店は、名古屋よりずっとリーズナブルだし、どこのお店も盛っていて、商店街には活気があるし、どんな客にもフレンドリーだし、いろんな意味で元気な街だと思った。人と人との距離が近いっていうのがあの街のいいところだなぁ。
 
 でも、こちらが横断歩道を普通に渡っている中、平気で車が突っ込んできたり(見切り発進が多い)、きょろきょろしながら街を歩いていたときに、ちょっとこわい感じのお兄さんに肩があたってしまってものすごい形相でにらまれて、そのあとヤバイ目に会いたくないのでこめんなさいって何度も謝ったのにも関わらずにらみ返してきたのは、いただけないなぁと思った。正直かなり凹んだもん。たまたまかも知れないし、運が悪かっただけなのかもしれないけどさ。肩がちょっと当たったくらいでこんなにも、、、。わざとじゃないのにぃ。
これも良くも悪くも、人と人との距離が近いからこそのことなんだろうな。いろんな意味で熱い場所だな~大阪。

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2013年5月 3日 (金)

ウツウツしてるなぁ

 何をやっても沈んでしまう日。いったい何が原因でどうしてこうなってしまうのかよく分からないのだけど(きちんと分析したら分かると思う)、こういう自分とも付き合うしかないのでだまって静かに過ごすことに。そしてそんな波の激しい自分のことをめんどくさがらず何も言わずに見ていてくれる王子にはいつもありがたいと思う。落ちてるときって言葉はいらないのよね。温度だけでいいのだ。
「淋しい」って想いがやたらと付きまとって嫌だな~って思うと同時に、慣れ親しんだ場所でもあるのでこれが当たり前だと思ってみたり。でもたぶん鬱っぽいときって、感じるセンサーがものすごく敏感になっているときなので「淋しい」だけじゃなくて、いろんな想いが複雑に絡まって苦しくなっちゃってるんだと思う。
あー、我ながらめんどくさい。

午後からはバリバリ仕込みする。料理してるときって、違う星に行ったみたいな感覚になるので、こういう気分のときには打って付け。でもときどきのめり込みすぎて、王子に「なんかこわいよ」とか言われる。(今日も言われた)そもそも、ものを作るって苦しいことだもん。自分の中のもの全部外に出すことだと思う。自分の場合はそれを皿の上に表現するのだ。

 夜は王子に手伝ってもらいながら自分は料理を作りまくる。コンロの数が足りなーい、オーブンに入りきらなーい、盛り付ける場所がなーい、とか、むずかしい問題がたくさんある中、なんとか工夫しながらやった。というか、やるしかないもんね。もっと便利になったらいいなと思うことは沢山あるんだけど、今この状態でできることをやればいいし、それ以上のことはやろうとは思わないので、そのぎりぎりのところで頑張ればいいと思ってる。もう広げるとか、大きくするとか、そういうことはしないぞ。自分が楽しめる範囲を大事にしよう。

 後片付けしてたら王子が「お疲れさま」って美味しいウォッカを入れてくれた。

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2013年5月 2日 (木)

まったり時間

 朝いちばんで仕入れに向かう。世の中はゴールデンウィークだというのに市場の賑わいはいつもと変わらず。威勢のいい兄ちゃんたちの声が飛び交う中、ぴっちぴちの食材たちが無造作に並んでいるこの男っぽくて汗っぽい雰囲気が好き。決してきれいとか美しいとかって色じゃないんだけど、ここには生きるエネルギーが詰まってる。だらっとしてなくて、お客も店の人間も必死な感じがして。「食」ってそもそもそういうものだ。きれいに着飾るものじゃなくて、むき出しで、しかも必死感が漂うものだと。「生きてい」くってことに通ずるものだ。

 夕方、Nちゃんたちが来てくれて和んだのもよかった。温泉帰りだという彼女たちが、新鮮な山のものをいろいろ買ってきてくれたので、それをちゃちゃっと料理してお出しした。
自ら社会の中に身を置き、パリパリと仕事をこなしている彼女たちは女の自分から見てもかっこいい。そういう経験をしているからこそ自分の意見というのが生まれるのだと思う。20代前半からずっと主婦っぽい世界に入っている自分は、どちらかというと意見することを抑えてきたし、その意見すらももう思い浮かばないほど。意見するっていうのは、いい意味での自己主張のような気がする。「私は私」を表現することだとも。自分などもはや、自己主張の仕方さえももう忘れてしまったよ。
そんな社会の中で颯爽と生きる彼女たちが女としてちょっと羨ましかった。人生の選択肢は無限なんだなぁとも。

 晩ごはんは、しらすとアスパラご飯を作ってみて、これがまた絶妙に旨く炊けて、おかずなしでもりもり食べられた。それと味噌汁と、自家製のシメ鯖。
「絶妙」と思うのは、まさに塩の加減だと最近思う。ピタっとはまる点みたいなのがあって、そこに奇跡的にはまると、この絶妙が生まれる。たぶん、すごい料理人とかでも、この点にはまることってめったにないんじゃないかな。なぜならその場所はたった一点しかないから。
なるべくならこの点に近い仕事をしたいものだなぁといつも思ってるし、そういうことが感覚で分かるようになっていきたいものだな。

 




 

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2013年5月 1日 (水)

若さっていいな

 数ヶ月ぶりの美容院。年々おしゃれすることに無頓着になりつつある自分を反省しつつ、やってもらっている間ずっとファッション雑誌見ながら流行をリサーチしてみたり。きれいな服をかっこよく着こなしているモデルさんたちに惚れ惚れしながら、まず服よりそれを着こなせるような自分になんなきゃと、そっちのほうを考えたことだよ。
 それにしても20代の美容師さんたちができぱきと仕事してる姿に今日も胸を打たれた。そしてこんなおばさんの話し相手になってくれてありがとうとも。等身大のその子が目の前で一生懸命何かに打ち込む姿ってやっぱり美しい。ファッション雑誌の中のかっこいいモデルさんたちよりも、ずっとずっと輝いてたよ。

 最近、お昼を過ぎると王子が決まって「今日の晩ごはんはなぁに?」と聞いてくる。
そのたびに平和だな~って感じる。しかも、ものすご~く難しそうな仕事しながらそんなふうに聞いてくるものだから、そのギャップがまたおもしろくて。
平凡な毎日に彩りを添えてくれるのが「ゴハンの時間」だと思う。そう思うと、今日も明日も頑張って作ろうって思うよね。
 今日の晩ごはんは春キャベツをいっぱい入れた豚キムチ、具沢山のおから、お豆腐の味噌汁、買ってきたチャンジャ、白いごはん。

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