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2012年10月21日 (日)

秋だねを感じる日曜日

早朝からありがたくニコ弁作りをがんばる。お弁当作りはまさに母の気持ちである。食べてくれる人の笑顔を想像しながら想いを箱に詰めていく感じは、普段のお店で出す料理への気持ちとちょっと違う。作ってすぐに食べるわけではないので、食べてくれる人がフタを開けるその瞬間までなんとなく自分の気持ちも落ち着かなかったりする。気持ちを温存させるというのがどうやらお弁当作りのポイントらしい。
そういうことをいろいろ考えながら、自分なりに工夫しながら作っているのがこのニコ弁だったりする。

そもそもお弁当って、汁っぽいものはしっかりと水分を飛ばすことだったり、揚げ物はなるべく入れないこととか、ごはんに合う味付けにすることだったりとか、全体の味のバランス、色合いとか、たくさんのことを同時に考えたりするので、そのことが実はものすごく自分のための勉強になっているのはたしか。
勉強に終わりはないなぁと、この歳になってようやくそのことに気づいた自分ではあるが、勉強するものがあるということは、日々の生きがいにもつながることだと、そこにありがたみを感じるのはこの歳ならではだと思う。がんばろう。


王子の腰はさらに悪化し、なんとなく気持ちもすぐれないようで一日カリカリしていた。それだけ痛けりゃそうなっちゃうよな。
そんな中、何か美味しいものでもと思い、昨日たくさん仕事を手伝ってもらったお礼にと王子とタクミに大須の御幸亭でお昼をおごる。
タンシチュウもエビフライも牡蠣フライもミソカツにかかってる味噌ダレも、みんな美味しかった。特別派手な料理じゃないのだけど、この手作り感が人のココロに安心をもたらすのだろうな。相変わらず満席だし。 目の前のおじさんが、スポーツ新聞広げて牡蠣フライをちょいちょいとつまみ、休日の昼間からビールを楽しんでる風景もこの店ならでは。こういう下町の匂いぷんぷんなところ、好きだな。

しかしながら久々のこってり洋食で、王子と私は胃がヘロヘロ。「歳を感じるよね~」としみじ言いながら帰ってきた。タクミなんか帰ってくるなり自分でホットケーキを焼いて食べていた!若さだな~。
もう最近は、「野菜中心で、プラス美味しいものがほんのちょっとあればいい」そういう傾向にある我ら。体がそう言ってる気がする。


 夕方、少しだけ明日の仕込みをして、タクミの晩ゴハンを用意する。(王子と私は胃がヘロヘロで食べられない)
タクミが、「今日の晩ゴハンなに~?」って聞いてきてくれるこの感じ、母としてすごく嬉しいことのひとつ。どんなに時が経とうと、ゴハンは何かをつないでくれているんだな、というのを実感。
なにもしてやれない、ゴハン作ることくらいしかできないんだよな、というのを感じながら。

タクミが帰ってしばらくしてから、ようやくお腹がすいてきた我ら。今晩は、おだしをたっぷりきかせたおつゆで、さっぱりおうどんに。

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