団欒って。
雨の土曜日。王子と一緒に仕入れに出かける。
雨のせいか、いつもより人も少なくて買い物もしやすい。
お値打ちなものがあると、ここぞとばかりにまとめ買いしようとする王子と、お値打ちであろうとなんであろうと今必要なぶんしか買わない自分と、いつも揉めるところ。結局、そんなにたくさん買ったところで冷蔵庫に入りきらないよ、という理由で適量におさまった。ふ~。
台所事情は、女の人のほうが詳しいのだ。
帰ってきて仕込み。
この季節のつらいところは、仕込みもそれほどたくさんできないというところ。
なにしろ、モノが傷みやすいこの時期というのはほどほどにしかできない。基本お客さんが来て、1からよーいどんで作る感じになる。
しかも、食材自体も買いだめできないので夏はかなりこまめに仕入れに出ることになる。でも不思議と、これを面倒だと思ったことはなくて。スーパーに行くのも大好きだし、いろんな食材に出会えると思うと楽しくてしかたないし。このことを料理が大嫌いで苦手だった母ちゃんに教えてあげたいくらいだ。
夜、タクミがふらりとやってきて、3人で晩ごはん。
毎年フジの27時間テレビを楽しみにしているタクミがテレビを占領したら、王子が機嫌をそこね、ぷいっと自分の部屋に行ってしまった。
こういう場合、私の場所というのがポイントになるわけで、、、。いろいろ考えたけど、テレビを観るとか観ないとかは別にしても、とりあえずここにいるのがいいのかなと。
子供の頃、ゴハンが終わると家族みんながバラバラに、さっさと自分の部屋に行ってしまうことがなんとなく淋しく感じたんだよね。
みんなでだら~っとテレビ観たり、一見無駄だと思われるようなことなんだけど、私にとっては昔から憧れの絵だった。
そしてやっぱり、王子のことが気になるので、そのあとワインを開けて王子を呼び寄せることに。こういうときの酒って便利。タクミなんて率先して王子のグラスにワイン注いでたし。
3人でテレビを観ながらお菓子を食べたり、おしゃべりしたり、プロレス技を掛け合ったり、クッションを投げ合ったり、、、そんなバカみたいな時間が楽しかった。
私にとっては、大事な時間だ。
2人の間にいるといつも思うんだよね。
子供がふたりいるって。(笑)
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