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2011年12月 1日 (木)

実家です

なんとなくこういう時期かなぁと、実家に行くことを決める。かれこれ3年ぶりくらい。

その間、自分の身の回りにもいろんな出来事があったり、それを両親が心配してくれていることも分かってはいたのだけれど、なかなか両親に会うということに気が進まなかったし、たぶんそれはありのままの自分を見られることが怖かったというのもあると思う。なんてったって、子供の頃は、一生懸命いい子ちゃんとして頑張ってた自分がいたから、やっぱりいくら歳を重ねたってそういう親子の関係というのは、そう簡単には変えられないもの。 大人になればなるほど、悪い子(両親から見たら)の道に染まっていった自分だから、あの家の敷居をまたぐにも勇気がいった。

でもなんだか、、、このままじゃいけないような気がしてきてね。

どんな自分でもいいから、とりあえず会って、そして元気な自分の姿を見せること、それだけでいいや、って思ったから。

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高校大学と、通った道、電車を乗り継いで帰った。近代的な建物は増えたけど、窓から見える風景の色は、あのときのまんま。ホームで待つときに流れる音楽も一緒。あぁ、来てよかったって思った。あいにく外は、小雨まじりのグレー一色だったけど、この色もかつて何度味わったことだろう、って。ピアノの楽譜抱えて、カバン背負って、、、レッスンの成果が出なくて落ち込んだり、、、あのときのこと、すごくリアルに覚えてる。 まるで時間が止まったみたいに、あの頃の自分がそこにいたのは確か。

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父ちゃんが駅まで迎えにきてくれてた。母ちゃんは昼ごはんにと、大量の天ぷらを揚げて、蕎麦をゆがいて待っててくれた。「あぁ、こんな自分みたいな人間を待っていてくれる人たちがいるんだぁ」って。部屋は温められて、こういうのっていいな、って思った。

父ちゃんも母ちゃんも、なんとなく小さくなってたし、歩くのも大変そうだったけど、しゃべる感じは昔のまんま。相変わらずケンカもたえなくて、今となれば何も思わなくなったけれど、子供の頃の私は、よくぞあのふたりの仲介役をしていたものだな、頑張ってたんだぁ、子供のあたし、、、などと当時の自分を懐かしく、そして愛おしく思ってみたり、、、。この人たちの夫婦の形っていうのは、こういうものなんだなぁと大人になった自分が今、そう思えたし。子供の頃には気づかなかったことや、知らなかったことが、ようやく見えてきた感じだし、その意味がわかったって感じ。歳をとることって、決して悪いことじゃないなぁって思った。

だけどそんな両親ももうすぐ80だもの。元気でいて欲しいし、そのためにはケンカもし続けて欲しいと思うよ、娘としては。

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夜は早めにご飯を食べたり、父ちゃんと酒を飲んだ。父も、いつもは飲まないビールやワインを私と同じペースで飲んでいた。その向こう側で、「じゅんちゃん、飲み過ぎ!」とお酒を一滴も飲めない母が皮肉まじりに言う感じも昔のまんま。実家の温度を満喫。

足の悪い母ちゃんが敷いてくれた布団で今夜は眠ります。

人生、どんなことがあっても、自分のことを待っていて、そして思っていてくれる人たちはいるということを、しみじみ思った一日。だからあまり、自分の人生を責めすぎてもいけないこととか、どんな自分であっても、日々を精一杯生きる、ただそれだけでいい、っていうこととか、、、いろんなこと感じた。

実家で飲んだくれ、、、贅沢なり。

 

 

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