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2011年7月

2011年7月31日 (日)

鍋を囲むということ

布団から足がはみ出してしまうほど長細くなったナオと、相変わらず寝言の多いタクミと、、、ふたりがいる朝。

身長がちょっとばかり大きくなっただけで、昔味わったことのある朝の時間がそこにあった。時間も空間もことばにすることはできないけれど、体とココロでそれを感じることはできるものだとそのとき確信した。

汗のむれたにおい。。。蝉と太陽。。。

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お昼ごろふたりして起きてきて、腹がへったというので、おにぎりと卵焼きを作ってやった。ナオにとっては久しぶりの母ちゃんの味だ。黙ってもぐもぐ食べてた。

それにしてもナオがデカイので、やけに部屋が狭く感じる。

そんな狭くなった部屋に今日は3人して閉じこもることにした。「どっか行こうよ」と外へ誘い出してはみたけど、ふたりとも今日は家の中でのんびりしたいとのことだった。

まぁ、そもそも母ちゃんとどこかへ行くというような年頃ではないのかも知れないけど。3人してひたすら王子の帰りを待つことに。

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タクミは祭りで買ってきた金魚の世話に夢中だった。2匹いた金魚のうちの1匹が今朝お亡くなりになってたのがかなりショックだったようで、庭にお墓を作ってあげたりしてた。そして生き残った金魚を鉢ごと抱えて、今日は一日じゅう水の中を眺めてたタクミ。

えさをやったり水かえしたりしてる姿は彼の意外な一面を見たような気がした。ああ見えてもやさしいところがあるんだな。

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ナオは寝転がってゲームしたり、オルガンを弾いたり、ひとりでのんびりやってたみたい。昔から彼の中には、誰にも邪魔されないナオだけの時間が流れていて長男や弟にどんなにチョッカイ出されようとも坦々とその自分時間を楽しむことが得意だった。兄弟の真ん中というのは、こういうとこ結構要領よくできてる。

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夕方、まる子を見てたら王子が帰ってきて、みんなで買いものに出た。大量のもやしと豚肉と、、、夜の宴会用のお菓子とついでに白ワインも買った。今夜は鍋!そしてその後みんなで宴会だ。

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772 鍋は私が昔からよく作ってたもやしと豚バラ肉とにんにくを交互に重ねていくだけというシンプルなもの。これが旨いっ。

なにしろびっくりするくらいの量のもやしが食べられるのだ。最後の雑炊、またこれが旨い。

そして味ももちろんのこと、やっぱりみんなでひとつの鍋を囲むというところに今宵は意味があるのだ。息子たちが何かを感じてくれればいいなと母ちゃんとしては思うところだった。

ナオもタクミも、そして王子も楽しそうだった。もうそれでじゅうぶんだった。言葉はいらなかった。

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773 食べ終わって、王子がひとつ仕事を片付けたらみんなで宴会といことになった。私はもうすでにまぶたが落ちてきそうで、、、タクミに「まだ寝るな」と監視されながらこの日記を書いてます。テーブルの上のは山盛りのお菓子、コーラ、白ワイン、そしてグラスたち。スタンバイオーケーということなのでしょう。これもタクミがセッティング。

今夜はまだ長いな。それにしても「夜更かし」という言葉、、、なんかいい響き。

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2011年7月30日 (土)

次男が来た

ぎらぎらの太陽の下、汗だくになりながら、大きなリュックがふたつ並んで歩いてきた。

今日はタクミがナオを連れてきたのだ。

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ナオは次男。中学2年になる。この家には初めてやってきた。

もちろんずっと会いたかったし、気になってたし、、、

だけどものごとは、そう簡単に思うようにはいかなくて

年月ばかりが過ぎてってしまった。

まぁ、タクミみたいな子供だか大人だかわかんないような「変なこども」はそういうルールみたいなものなんか関係なく、その時その時の自分の居心地のいい場所を見つけてどこへでも移動できてしまうのだろうけど。

タクミよりほんの少しアニキなナオともなると、いろんな大人の事情やら気遣いやら、どうでもいいようなことまで考えてしまって頭と胴体が別々になることも、母親の私としてもなんとなくわかってた。

お互い、会いたくても今は会わないほうがいいのかとか、なんだかんだ理由をたてて、勝手にそういう状況を作っていたのかもしれなくて。

そしていつも自分の中には「こんなダメな母親をあの子たちが許してくれるだろうか」という怖さみたいなものは確実にあった。そういうことも「会えない」を作っていたひとつの理由だったのかも。

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久しぶりに会ったナオは、見上げるほど大きくなってた。ひょろひょろとした印象は昔のまんまで。

前に会ったのはたしか、彼の今年の2月の誕生日にケーキを届けてあげたときだった。あのときは玄関先で手渡しして、ひとことふたこと言葉を交わしただけだったから、こうしてゆっくり一緒にいるというのは、もう数年ぶりかも。私があの家からいなくなったとき以来だ。

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夕方、お腹がすいたと言うので、カレーを温めてあげた。食が細かった小さいナオはもうそこにはいなくて、それは気持ちいいくらいの見事な食べっぷりの大人のナオだった。「大きくなってくれてありがとう」という親になったことのある人間だったら誰しもが思う気持ちを、自分もそのとき噛み締めた。

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近所の祭りがある今日、実は王子にも前々から今日次男が来るかも知れないから、もしそうなったらみんなで一緒に行こうということを言っておいたのだった。 

もちろん、そのことを王子に言うのにも、私なりの覚悟がいったことで。王子も正直、次男に会うのが怖いと言ってたし、その気持ちも私には理解できたから。 だから勇気がいった。

「息子に会いたい」とか「王子に申し訳ない」とか

そこには自分が「ひとりの女」として思う気持ちというのもいろいろに絡み合ってて、それが自分を苦しめていたということもわかってた。だけど、なにかアクションを起こさないと何も変わらないというところに今の自分は行き着いた。

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祭りは、ぼうっとしていたら迷子になってしまうくらい、ものすごい人、人、、人だった。

王子とタクミとナオと私。みんなそれぞれのシャツの背中につかまりながら縦になって人ごみを掻き分けて屋台をはしごした。私がビールを飲み過ぎて「トイレ行きたーい」が始まったものだから、長居せずさっさと帰ることに。みなさんごめんなさーい。

帰ってきて王子の部屋に男3人集まって車のゲームをしたみたい。私はもうすっかり眠気が降りてきたので、床に寝転がってこの日記を書いてるところ。

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ナオはちょっとばかり背が高くなって、声がオジサンみたいになっただけで

実はちっとも小さい頃と変わってなかった。ぼさーっと口開けて考えごとするところとか、、、その顔がすごくアホっぽいところとか。

そして、母ちゃんであるこの私が、今こうして元気にここで暮らしていることをナオに見てもらえたことがないよりも自分をまっすぐにしてくれた。そこであの子が何を感じたのかはわからないけど。。。きっと「相変わらず母ちゃんはバカだよな」、、みたいに思ってるんだろうな。

昨日までの自分とは違う私がここにいる。

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2011年7月29日 (金)

ディズニーはすごかった

午後からタクミと待ち合わせして、ディズニーのスケートショーを観に行ってきた。

これも王子の粋なはからい。

タクミと会うときには、いつもたいてい王子がいるので今日はなんだか調子がくるってしまう。プロレスごっこも私とではできないし、みょうに静かなタクミがそこにいた。

ただ、電車の乗り換えとか、、、、そういうのがまったくわからない私の手を引っ張っていく感じはいつもの彼だった。

お昼ごはんを食べてないと言うので、駅の中にあるハンバーガーショップで腹ごしらえしてから向うことにした。

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思ってたよりも早めに着いた。

駅を降りると手をつないだ親子連れがぞろぞろ同じ方向に歩いてる。ディズニーということもあって、女の子はミニーちゃんのカチューシャを付けていたり、ティンカーベルの羽を背中に付けてる子もいた。背中にしょった羽は狭い道を行き交うときには、正直言ってじゃまだった。だけどこれも「こども」ということだけですべてが許される。タクミが背負ったら、私みたいなイジワルな大人に突っ込まれるに決まってる。

昼間の公演ということもあって、小さい子供(とくに女の子)でいっぱいだった。そんな中、タクミはちょっとだけ浮いてた。

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ショーが始まると、一気にディズニーの世界にのみこまれた。もちろん私も。

アニメでしか見たことのないキャラクターが次々と登場して、氷の上を華麗に舞う。しかも俳優さんたちも絶対に日本人じゃないだろうという体のつくりをしていて、もう本物そっくりなのだ。思わず見とれてしまう。

これは大人が観ても楽しい。ディズニーおそるべし、という感じ。「やられた」という感じになる。

中でも数々のプリンセスたちが王子様と一緒に舞うところなんていうのは、もう完全に少女になってた、、、私。子供の頃にいつかきっと白馬の王子様が迎えにきてくれるという伝説をマジメに信じていたあの頃のピュアな私が。(まぁ、白馬には乗ってないけど実際に王子さまっぽい人は現れたけどね)

女の子なら誰でもあこがれて夢見る世界がそこにあった。

タクミは隣で何を思ってたんだか。男の子なりに何か感じていたのか、、、ぽかんと口を開けて観てる母ちゃんにあきれていたのか、、、。たぶん、どっちもだな。

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休憩時間に、タクミがなにか思い出が欲しいから買ってくれと言う。「思い出」なんて言葉をつかうなんて、、、なんてワルイガキだ。

そんな言葉をきいてしまったものだから、ミッキーのボトルに入ったレモネードを買ってやった。1700円もした。レモネードのくせに。ディズニーめー!・・・・(なんて言ってはいけませんね。ここは夢の国)

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2時間の公演はあっという間だった。タクミも私も一気に観た感じ。やっぱりそこは夢の国でした。

周りがみんな小さな子供ばかりで最初は照れくさそうにしてたタクミも、すっかり最後のほうは楽しんでたみたい。

帰りにディズニーのポスターの前で一緒に写真撮ろうとタクミに言ったけど、それはあっさり断られた。そこのところは、年ごろの男の子です。

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家に帰ってきても、なんだか頭の中はディズニーになっていてなんにも手につかない。

なんだか久しぶりに美しいピュアな世界を目の前にしたものだから、頭の中が化学反応を起こしてます、、、今。

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2011年7月28日 (木)

「ひとり」を埋めること

ようやく洗濯ものが干せる。蝉たちの大合唱が朝を連れてくる。

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夏休みの朝。夏休みの音。。。

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(木)(金)休みになったはずの王子だけど、やっぱり今日も仕事があるとのことだった。

朝からスーツに身を固める彼を見てると、遠い異国の地の人間に見えてくるのは私だけかな。

王子といえば、Tシャツ短パンにビーサン、、、そしてほどよいお腹の出具合、、、。やっぱりこれだもの。

かっこいい男の定義はみんな違うけど、私の場合は、その人がその人っぽく感じられる格好がベストだと思ってる。王子の場合はこんな感じ。。。。まぁ、あくまでも「私」という色眼鏡を通して見た彼のイメージなのだけど。

王子はいつだって「俺はカッコイイビジネスマンなんだぞ」とか言ってるけど、私としては実はそんなのみじんものぞんではいなくて、、、彼が懸命にいきがってるだけのような気もして。

一緒にゴハンを食べることだったり、一緒に笑ったり泣いたりして、そこで生まれる「想い」をただ私は共有したいだけなのかもしれなくて、、、。そうなると「私は馬鹿な女です」と言ってるようなものだけど。

女というものが「感情」だけで生きる人種だというのはそういうこと。

もっぱら自分の場合、そういうのって子供の頃にかなわなかった夢を埋める作業だったりもする。

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あー、それにしても、朝からまったくメールも電話もなくて、、、

そんなとき揺らぐ自分を感じたりすると、

私がほんとに欲しかったものとか大事にしたかったものの芯が見えてきたりする。

目に見えるものじゃなくて、その向こう側にある温もりみたいなものだったり、、、

こどもの頃にいくら欲しくても手に入らなかったもので。前の結婚のときにも手に入らなかったもので。

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そこの温かさがないと

けっきょく自分は抜け殻みたいになってしまうことも、、、自分でわかってるのだ。

わかってるけど、どんなにもがいても、、、あがいても、、、

ひとりの世界だけではその部分は埋められない。

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だけどそういうことについてマジに悩んだり考えたりすることも仕方がないと、最近は思ったりもしてる。

「なるようにしかならない」、、、そんな言葉も昔は言い訳みたいにして使ってきたけど、今は違うような気もして、、、、。

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とりあえず、、、、

「仕事ばかりして、この私を放っておくなんて、ばっかじゃなーい!」 とかなんとか大声で王子にぶつけてやることが

今の私っぽいことなのかも。そしてこれが私のひとり芝居であることも。

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そのあと、どう返ってくるかなんて、、、

そんなの知らない。。。。。

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湿った夜だな。

夏休みの夜といえば、、、

野球中継と、、、父ちゃんと、、、缶ビール、、、なイメージ。

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蝉の声が虫たちの合唱に変わるこの時間、、、「ひとり」を埋める作業中。

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2011年7月27日 (水)

くもりときどき大雨

灰色の重たい空。今にも泣き出しそうなその表情に洗濯ものを干そうかどうか迷うとこ。

ここはおてんとうさまを信じて青空に賭けてみた。頭の上ではゴーヤのブランコ。

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今日は予約もなんにもなくて、、、、だから朝からのんびりだった。まぁどちらかというと、いつものんびりしてるほうかもしれないけど、、、、お仕事をいただくときは自分なりにも頭のどこかのスイッチがオンになるし、適度な緊張感にも包まれる。

なので、なんにもない今日はオフのまんまでいこうかと。

オフになると、普段気づかなかったことに目がいったり、忘れかけてた何かを思い出したり、、、。そう思うとオフの時間は結構自分にとって大事。

もともと ひとりでこもることは得意なほうなので、こういうときに自分を客観視してみたり、気持ちのズレを修正したり、、、そういう作業の時間にあてることにしてる。

頑張ってる自分に酔いしれて、いつしか本当の自分を見失っちゃうパターンは若いころにさんざん経験した。人間はもともとそんなふうにお馬鹿さんにできてる。ま、そこが「人間っぽい」っていうところなのかもしれないけど、、、。

いつも自分が本当に大事にしたいものだけを見つめていきたいし、そこを温めていきたいと、あれから何十年たった今、そう思う。

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本を読んだり、映画を観たり、、、、ときにはカッチカチのクラッシック聴いたり、、、その中にどっぷり浸かることが自分にとっては栄養補給みたいなもの。植物が肥料をもらって元気になるみたいに、自分にもそういうのが必要になるときがある。そしてココロが元気になると、自分はまた自由の国の人になるのだ。

今日は小説の世界にもぐりこもう。

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だけどやっぱり自然と眠りが降りてきて、あっという間に夢の世界におちてしまう自分。眠気には勝てない。

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2時間くらい寝てしまっただろうか。雨音で目が覚めた。もちろん洗濯ものは雨の中。頭の中はまだ夢と現実の間をさまよってて、今が降りてくるのをただぼうっと待ってるだけ。

おなかすいた。なにか食べよう。

夜はゆっくり仕込みしよう。

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2011年7月26日 (火)

私とちゃぶ台

今のこの家に来る前、2年間ほど小さなアパートに住んでたことがある。

小さいながらも東と南に窓がとってあって、いつだって部屋はおてんとうさまの光に満ちてた。洗面所がなかったので台所で歯磨きしたり、、脱衣所がなくて玄関で服を脱いでお風呂に入ったり、、、押入れのくせして布団が入らなかったり、、、。

不便ではあったけど、小さなその空間が自分にはちょうどよくて、、そしてそんなおままごとみたいな生活が楽しかった。

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当時の私は不安定だった。

お酒のんでは街角で寝ちゃって夜中じゅう王子が探しまわってこの私を拾い、このアパートの階段をおんぶしてのぼったという話は今も伝説みたいに残ってるけど。

そんな王子は 「まるでドラマのシーンにあるようなこと、まさか自分がやるとは思わなかったよ」と半ばあきれながら、、、今でもそう言って私を諭す。

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毎日がドラマみたいで、泣いたり笑ったり、、、気持ちのバランスとるのが大変だったとき、、、、

そんな自分を救ってくれたのがゴハンを作ることだった。

誰かのためにゴハンを作るということが、こんなにも自分の気持ちの芯になってくれるとは思ってもいなかった。

毎晩のように誰かがやってきてはちゃぶ台を囲んでゴハンを食べた。

一緒にゴハンを食べると不思議と仲良くなる、友達になる。お酒を酌み交わせばその人との距離がぐっと近くなる。ゴハンとはそういうものだし、ちゃぶ台にはそんな魔法みたいな意味があるのだ。

たくさんの人たちとの出逢いもあったし、そこで刺激ももらった。人生語り合ったり、馬鹿な話もいっぱいした。

そしていつしか「ちゃぶ台倶楽部」なんて名前を勝手につけて、のんべえたちが集うようになって、私の作る料理の量も増えてった。おもちゃみたいなみたいな冷蔵庫にはいつもあふれんばかりの食材が詰まってた。

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Melodyは、そんなちゃぶ台倶楽部がカタチになったようなもの。

あのときの温度や空気、、またここで復活させようと思って。

丸いちゃぶ台は、どこに座っても誰もが主役。そしてみんなの顔が見渡せる。

「よかったら遊びにおいで」、、、、そんなノリです♪

    :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

 ちゃぶ台倶楽部

    『人生をたしなむ大人のミーティング』

8月6日(土)18時~です。詳しくはこちらを。

http://ameblo.jp/cafe-and-bar-melody/entry-10965703265.html

人数に限りがあるので(小さいお店なのでごめんなさいね)早めに申し込んでね。

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2011年7月25日 (月)

夏休みのイベントと子供たち

朝10時。雨音が激しく地面をたたいてる中、

今日は夏休みの子供企画の初日。鞠みたいに弾みながら可愛い子供たちがママと一緒にやってきた。それにしてもすごい雨。

今日は歩いて子供たちと買い物に行く予定だったけど、「この雨では・・・」とママたちが車でスーパーまで連れて行ってくれた。ありがたーい。

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スーパーでは子供たちにカゴを持たせて、ひとつひとつ野菜を見て触れてみたり、、、産地を見たりしていつもより丁寧に買い物した。ほんとうだったら、お菓子やジュースもカゴに入れたかったんだろうな、、、、なんて思ってたけど、そのへんはさすがに女の子!今日の目的ちゃんとわかっててそんなこと誰も口にしなかった。

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買い物から戻ってきて、買ってきたものをテーブルに並べてみんなで考えた。何を作ろうかと。

「焼く」とか「ゆでる」とか「炒める」とか「サラダにする」とか、、、、いろんな言葉が出てきた。これとこれを組み合わせたら美味しくなるとか、、、。

子供たちの発想はほんとに豊かで新鮮で。ひとつひとつがキラキラしてる。こういう言葉を大事にしてあげたいな、と思った。

みんなのアイディアはとまらなくて、作る時間よりもおしゃべりしてた時間のほうが長かったかも。これも女の子の特権。

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小さな台所に5人の子供たち。けど子供はそんなの気にしない。

私はちょっと離れたところでみんなを見ながら、時々手順や野菜の切り方を教えてあげたりした。今日来てくれた子は、たぶんみんな普段からお母さんのお手伝いをしてるんだろうな、、と思う場面がいくつもあった。使った包丁をさっと洗うしぐさだったり、、、フキンでまな板を拭う動作だったり、、、そういうのに何かしみ込んでるものがあって、そんなときお母さんをちゃんと見てるんだなと思った。

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たまねぎを切り始めたときはおもしろかった。切っているのは2人なのに、この狭い空間ではみんなが近くにいるものだから、みんなして号泣だった。泣きながら目をこする子もいて、そうするとさらに涙まみれになって、、、、みんな次々に「ちょっとタイム~」なんていいながら台所の外へ逃げてった。私も子供のころ、この子たちと同じ経験したな、なんて思いながら懐かしかった。

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熱したフライパンに思わず「アチチ!」となったり、野菜を炒めるときに混ぜすぎて手首が「イテテ~」になったり、、、これもみんなココロとカラダで経験したこと。

本の上じゃぜったい学べないことだもの。そんな「アチチ」や「イテテ」がみんなの今日のココロのお土産になってくれたらいいなと思ったりした。

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頑張ったあとの「いただきます」は、なんだかいつもより厚ぼったかった。「いただきます」の意味をかみ締めるみたいにしてみんなで声を合わせた。

そしてやっぱり美味しかった。

野菜たっぷりのキーマカレー、きゅうりとトマトのサラダ、フルーツ寒天。

みんなでおかわりして食べた。みんなで囲んだちゃぶ台はなによりだった。

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雨音はあいかわらず。いつもよりも冷たい雨。

だけど子供たちはそんなの気にしな~いというふうに、雨の中で走り回ったり、パラソルの下で雨宿りしてみたり、、、、雨を楽しんでる。

こういう風景が好き。

今日も子供たちにたくさんの元気をもらって、私がまっすぐになる。

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2011年7月24日 (日)

マラサダ作った

夕べは母親失格な自分の想いを王子にさんざん聴いてもらって、、、、、

しかも酔っ払ってたせいもあってバカみたいにぐちゃぐちゃに泣いた。

朝目覚めたら、アルコールは抜けてたけど気持ちの残りカスはしっかりとまだ自分の中にあってココロは苦かった。おまけに目はぱんぱん。

もしかしたら一生解決することのないこの想いと一緒にいることがこの私の運命なのかも。そもそも解決してはいけないものなのかも、、、とさえ思った。ココロの中の言葉をすべて出し切ることなんて今の自分にはできない。

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なんとなく気持ちは晴れずに、、、、何かをしていないと気持ちの置き場所がみつからなくて。。。下を向いたら涙が勝手に落ちてきそうだったし。。。

久しぶりにDVDでも観ようかと。

手に取ったのが「ホノカアボーイ」だった。

ちょうど昨日、駅前の商店街を歩いてたらハワイアンが流れててその瞬間、自分の中の何かがカチッとはまった。ホノカアボーイはハワイ島にある「ホノカア」という地が映画の舞台になってたのだ。そう、今の私のテーマ、、、「ハワイ」だっ!

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すごく地味なストーリーだけど、ハワイの自然の中でゆったりと流れる時間と坦々とはぐくまれる人たちの生活が描かれてる、私の大好きな映画。風とか虹とか、、、人間の死とか、、、もしかしたら生きてくうえで一番大切なものを、この映画を観ると気づかされたりして。。。なんだか意味なく癒されてしまう映画。

久しぶりに観たけど、感じることは毎回違う。まちがいなく、今日の私には必要な映画だったけど。

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観終わって、何をしたかというと、、、、

台所に走ってった、、。

映画の中でもキーになってた「マラサダ」というお菓子を作ろうと思って。

マラサダはハワイのお菓子、、、ドーナツのようなもの。あんまりにも美味しそうだったから。

さて、、、どんなふうにできたのかは、もうひとつの日記のほうにUPするとして。

http://ameblo.jp/cafe-and-bar-melody/entry-10964436611.html

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なんだかんだいっても、やっぱり台所に戻ってきてしまうのだな、、、私。

きっとここは、自分の気持ちの呼吸をととのえる場所なのかもしれないな。

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今日は王子が帰ってきたらタクミと3人で近所の祭りに行こう。

それまで庭の草むしり。

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2011年7月23日 (土)

長男の電話

久しぶりに聞いた電話口の長男の声。おもいきりオッサンみたいになっててびっくりした。

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千葉の実家から電話があった、エイジがこっちに来ていると。夏休みで暇をもてあましてたんだろうな。

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エイジは長男。中学3年になる。

小さいころは、しょっちゅう熱を出す子で、近所の小児科の順番取りに並ぶのが毎朝の日課だった。

そんなエイジも小学校にあがるとたちまち体も丈夫になって、やんちゃぶりもすごかった。

小学校の入学式の集合写真はクラスでひとりだけ頭に包帯をぐるぐる巻きだったのも、当時のやんちゃぶりを物語ってる。実は入学式の包帯ぐるぐるは、なぜかそのあとの次男も三男もそうで、この3兄弟の伝説だったりするのだけど。

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とにかく正義感が強くて曲がったことが大嫌い。そのへんはいかにも長男の性格っぽいところ。相手が仲のいい友達であろうと、先生であろうと、彼の哲学に反するものに対しては決して容赦しなかった。

そのへんの不器用さは、今のいかにもな学校教育の枠にははまらなくて、、、、。学校からは何度もお呼びがかかったものだった。

私は奴がどんな行動をとろうとも奴の味方だった。とりあえず迷惑をかけたであろう親御さんたちや、先生方には深々と頭を下げた。

だけどどんなときも奴を信じる気持ちは揺らがなかった。

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いつも坦々としていて、大きな木の幹みたいな子。いつだって物事に対してどっしりと構えてる。

けして多くを語らず、どちらかといえば内に秘めるほう。

そんなエイジは、私があの家からいなくなったときでも、自分で希望の中学を決めて受験して合格して、今最後の中学校生活を送ってる。

背は183センチと聞いている。きっと厚みもあるんだろうな。

近いうち会えるかな。こんな母ちゃんのこと許してくれるかな。

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受話器を置いていろんな想いがあふれてきて、、、、

ちょっと苦しい。

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2011年7月22日 (金)

ゴハンの国の人

まるで夏の終わりの空みたいだった。湿った風はどこか淋しさを含んでいて。

夏休みに入ったせいか、朝早くからこどもたちの声が鳥のさえずりと一緒になって町にこだましてた。いいな、こういうのって、、、。どこか安心する。

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今日もやっぱり王子は仕事に出かけていった。疲れる疲れる、、、と言いながらも、自分の技術を十分に発揮できるその仕事にはやりがいがあるみたいで、今の王子はどこか輝いて見える。

だけどそういう輝いてる姿を見ると、正直なにも言えなくなってしまう。たとえば、早く帰ってきてほしいとか、次の休みはいつとか、、、いつもならぽんぽん出てくる言葉もこういうときは喉の奥でぐっとこらえてしまう。いくらこの私だって、そこまでKYではないのだ。

それだけ彼は真剣だということだ。

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そうなると私は私で、楽しい世界にずっぽりと浸かってしまおうと決めてる。そう、ゴハンの世界に。

精密機材の設計をしたりそういう特別な技術を持った人にしかできないような仕事をしている王子からしてみたら、私のやってることなんていうのはただのおままごとにすぎないかもしれないなと、ふと思ったりもした。

ごはんは誰でも作れるし、あまりにも身近なことだもの。

だけど私にはこれくらいしかできることはないし、なぜだかどうしてだかゴハンを作るということに意味を感じるし、、、。

自分がここまで生きてきて、経験したことや、感じたことを、全部表現できるのがゴハンなのだ。そしてもしそこに共感してくれる人がいたら、すごく嬉しい、、。

ただそれだけ。それしかできない。

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お昼には子供さんがお誕生日だというママたち3人が来てくれた。

5人の子供たちはみんな元気のかたまりだった。

自分の息子への想いがあるからこそ、やっぱり「こども」というだけで自分は特別な気持ちになるのだ。ひとりひとりが宝石みたいにキラキラしてて、可能性もいっぱい秘めていて、、、なんといってもこどもたちの心っていうのは透き通ってる。

子育てしてたときは一番近くで注ぐことができた愛情も、、、自分がこういう状況になるとそういういうわけにはいかなくなる。だけど離れれば離れるほど、愛情の色は濃くなるというのも、この状況になって感じたことで。

だから今は、こどもの気持ちと、お母さんの気持ち、両方感じることができる。

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夕方すぎてお店開けた。

今日は一度も王子からの電話がないことで、彼の仕事の状況をなんとなく察した。何時ころ帰ってくるのか聞きたくても電話できない、こういうときって。

そんなことぼんやり考えてたときに、今日初めての電話が。あと1時間くらいで帰れるとのこと。

なんか元気出てきた。

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2011年7月21日 (木)

よく寝てよく食べる

朝から重たい湿った空気が体にまとわりついてた。

ゴーヤが初めて小さな実をつけた。小指大の緑が水色の空をバックに二人仲良くぶらぶら風のブランコをこいでた。可愛い双子の兄弟の誕生に思わず胸が踊った。

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今日はようやく王子の休みの日。木金休みのサイクルにまだ本人も私も慣れてなくて。休日まで日々カウントダウン。

王子いわく「土曜日が週の頭になること自体、やる気なくなるんだ」と。なんかわかるような気がする。

新しいルールに感覚がなじむまではなにかと大変そうだ。

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ようやく巡ってきた木曜日なのに、お昼ごはんを食べたら王子は仕事に行くと言って大きなかばんに分厚い書類を詰め込んで出かけてった。あーぁ。つまんない。

となると、やっぱり仕込みかな、、、、と思いきや今日は録画しておいたテレビを見ようと決めて気分転換でもしようと。アホみたいなお笑い番組と音楽番組のフルコースだ。

ぼさっと観てたらいつの間にか眠ってた。結局私の身体は「眠り」を欲してたのだとそのとき思う。たくさん寝ているようでもそうでもないのかな。最近は朝も4時過ぎに目が覚めてしまうし。どんどん自分の生活が原始人みたいになってってるような気がする。

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夕方早めにキッチンに入って仕込みをはじめた。お誕生日のお祝いで予約してくれたお客さんのために何かおいしいものをこしらえよう。料理の順番はどうしようかな。

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王子早く帰ってこーい。

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2011年7月20日 (水)

台風のあと

朝から灰色の空、、、時折り小雨もぱらついたり、、、

だけどそのむこう側に眩しい光が隠れているよな気がしてベランダに洗濯ものを広げた。

青空を期待しながら、、、。

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午後からはおてんとうさまが雲の切れ間から顔を出した。想いは届いたよう。

そしたら一気に夏のジリジリ重たい熱を、蝉たちがミンミン言いながら連れてきて。あー、スイカ食べたい、となる。

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今日はゆっくりと仕込みをした。なんとなく気持ちも穏やかで背筋もいつもよりピンとした。

注文いただいてたケーキを焼いた。生地と向き合いながらひとつひとつの工程を丁寧にこなした。お菓子を焼くとき特有のあのゆったりとした「自分だけのために流れる時間」を久々に味わった感じがした。ものごとが何かのタイミングでカチッとはまるあの感覚にも似ていた。料理の最後に加えたひとつまみの塩がすべてを調和させてくれた奇跡の瞬間のような。

だから自然に自分の中からも「今」を大事にしようという想いが湧いてきた。

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午後は父ちゃんと久しぶりに電話で話した。耳の遠い父と会話するときは自然と自分の声もでかくなる。

話しながら、昔から変わることのない父と話すときに生まれる独特の感覚がよみがえってきて、それが懐かしい反面、重苦しくもあった。どこにでもある思春期以降の「父と娘」の方程式。

だけどさすがに最近は、そんな方程式を娘の私がちょっと遠くから眺められるようになったがために若いときみたいに争いごとになったり苦い後味を残すことにもならなくなった。父ちゃんも「おじい」になり娘の私も「お○さん」になったということだ。

そして相変わらず、父ちゃんと母ちゃんはけんかばかりして、、、、そんなことも元気だからこそできることだと今の私はそう解釈してる。あのひとたちはどう思っているのかしらないけど。

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夜とはこんなにも静かだったかというくらい、今夜は音がない。

まるで台風がみんなさらっていってしまったかのよう。

昼間とはうってかわって涼やかな風がなびいてる。

お店を早めに閉めてゆっくりしよう。王子が買ってきてくれたワインとチーズ夜風をつまみに、まったりとするかな。

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2011年7月19日 (火)

すごい雨

かわいた風の音に勢いがあった。びゅーびゅーとまるで生きもののような声を唸らせてる。

ゴーヤは飛ばされまいと懸命に細いツルを絡ませてる。こんな身近なところにもたくましい命は確実に息をしている。

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今にも台風接近!みたいなこんな日にもランチにはお客さんが来てくれた。もしかしたら いただいてた予約、キャンセルになるかも、、、、とは思ったけど、どうやら天気のほうは関係なかったよう。

ゆべからなんとなく気持ちが落っこちてたことも、キッチンに立てば「今」が足元に降りてきてやるべきことが見えてくるのだから不思議。

そう思うと、やっぱりこの場所しか自分にはなくて、ここがあるから呼吸できてる自分がいるのかな、、とこんなとき思う。

仕事というよりも、自分の居場所なのだ、、、ここは。

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昼寝のあとはなんだかスムーズだった。夢の中を引きずることもなく、淋しさの場所に落ちることもなくて。夜の開店時間にはきっちりお店開けられた。なんともめずらしいこと。

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雨の勢いが激しくなってきた。私が「ちゃんと」をできたことがそんなにも不気味なことなのでしょうか。

今夜はこの雨音と一緒にじっくりとお鍋と向き合おうかと。かたまりのお肉でもゆっくり煮込むとしよう。雨の日のキッチンの過ごし方はもっぱらこんな感じ。じっくり、、ゆっくり、、ことこと、、、が似合う。

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息子たちは雨にぬれてないだろうか。

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2011年7月18日 (月)

台風かな

小雨まじりの曖昧な今日の空。台風のせいかな。

祝日だけど王子は仕事へ。いつもよりも1時間早く出勤して、いつもより1時間早く帰ってくるとのこと。私にはあまり関係ないことなのだけど、、、。朝の家事が1時間早く片付く、、、その程度。帰ってきてもたぶん、パソコンへ直行だもの。今の王子はとにかく忙しいみたい。

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それにくらべると、自分なんてのは実にのんきにやらせてもらってると思う。

忙しくなる手前で自分を緩める。自分のペースが乱れていくことが一番怖くて。ゆっくりゆっくり「今」を噛み締めながらいくのが好き。

子供の頃からのんびり屋だと言われてきたのもきっとそれが私のペースだったのだと思う。今までいろいろやってきて、やっとここで自分のペースというものがどれだけ大事なものなのかということが見えてきたような気がする。どんどん子供の頃の自分へ戻っていってるようで。

ペースというより、もしかしたら「呼吸」というものなのかも知れないな。周りの呼吸に合わせることも確かに大切だけど、それ以前にまず「自分」だもの。自分の呼吸を知らなくて、周りを見ることなんか出来ないし。今はそんなふうに思うようになった。

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ランチタイムが終わって、そのまま2階に上がって冷たい床の上でしばらく寝てしまったみたいで。

夕方タクミに起こされたのだ。リュックに荷物を詰めてた、、、。そうだっ、もう奴の帰る時間だっ。しっかりものの息子とだらしない母というありそでなさそな絵。

723 昨日作ったガトーショコラにふわふわの生クリームを添えて、並んで一緒に食べた。あまりの美味しさにびっくりした。美味しさというよりも、なんといっても「一緒に作った」という想いが詰まってるケーキ。それはもう格別だった。噛み締めて味わった。

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駅まで送っていこうと時刻表調べて向かったけれど、ギリギリのところで間に合わなくて次の電車まで車の中で待つことに。隣のタクミが「晩ご飯食べてから帰る」とぼそっと言うので、、、これは少しでも帰る時間を引き延ばそうとしてるなと、、、そういうのを感じると胸が痛かった。

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あっという間に電車の来る時間になって、改札口まで送ってった。あぁ、久しぶりに苦しい。

40分後に無事に家についたと電話をもらって、、私は元気な母ちゃんとして電話口に出たけど、実はそのとき立ち直れないくらいグチャグチャになってた。

一生懸命、日々の仕事の中に生きてく意味みたいなのをはめ込んでた自分だけど、やっぱりふさいでいた想いはふとしたときに浮かび上がってきてしまうものなんだな。

そんなときやっぱりちょっとだけ苦しくなる。

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2011年7月17日 (日)

タクミとお菓子作り

小腹がすいて入ろうとしたハンバーガーショップに長蛇の列、、、、愛想のないマニュアル店員、、、、。ハンバーガー1個買うのにもひと苦労な日。どこに行っても人、、人、、人だった。

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海とかプールが似合いそうな日だった。水面にこぼれる太陽の光が目に浮かぶよう。

2週間ぶりにやってきたタクミをどこか遊びに連れて行ってあげることもできなくて、結局いつもみたいに図書館でのんびり、、、みたいな地味な日曜日になった。

息子たちが小さかったころは、毎週のように海や山や公園に連れてって一緒になって遊んだ。あの頃の体力、今はさすがに残ってない。自分も若かったのだなぁとしみじみ年寄りみたいに語りたくもなる。20代前半はエネルギーに満ち溢れてたのだ、この私も。

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図書館でタクミがお菓子の本を見ていた。そして「これ、今から作りたい!」とあまりにもその言葉に力が入ってたものだから帰りに材料を買って帰ることにした。いったい奴の料理好きは誰に似たのやら。

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どこにでも売ってる板チョコ2枚買って帰ってきた。彼が作ろうとしたのはガトーショコラ。

型に紙を敷くところから、材料をきちんと計量するところまでひととおりできたところで、調理開始になった。私はなるべく手を出さないようにして、すべて彼が本を見ながら作るという感じになった。

ときどき卵の泡立てなんかのときに、コツを教えてあげたり、、、、生地を混ぜるときの力の加減なんかは自分の経験から身に付けたものを彼に伝えたりした。そういうのを横でみていると、彼の手先の使い方の丁寧な感じとか、私にはないものを持ってることに思わず関心してしまう。 そんなとき、自分の息子であっても彼は立派なひとりの人間なんだなと思う。

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タクミはもっぱら本を見ながらマニュアルどおりのことをし、私は私で「料理とは」みたいな本には載ってない部分のことを彼に伝えた。

たとえば 「料理がうまい」っていうのは、料理しながら後片付けも同時にできることだということとか、、、、料理するときになるべく調理器具を少なく済ませる方法とか、、、ひとつの作業をしながら次の工程を常に頭に入れておくこととか、、、、そういうこと。

料理というのは、ただ美味しいものを作ることだけじゃなくて、作る工程も大事だったり、そのためには頭をいつだってフル活用させておくというようなこととか、、そんなことをぺらぺらと話した。

なによりこうして久しぶりに料理を通して息子といろいろおしゃべりできたことがなんだか嬉しかった。

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オープンの中が気になって40分もその前を行ったり来たりしてたタクミ。

「チーン」の音にキャッキャする小さい子供みたいな奴。

「焼きたてよりも一晩置いたほうがいいよ」と言ったら、明日は早起きするんだと、もうすでに朝が待ちきれないというふうにソワソワしてたタクミ。朝一番で王子に食べてもらうんだ、、、だって。私にじゃなくて王子にというところが彼らしいなと思った。

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夜は手巻き寿司パーティーになった。

スーパーでお刺身の盛り合わせを買ってきて、あとは冷蔵庫にあったものをちょこちょこと味付けしてテーブルに並べた。

さすがに王子とふたりでは、こういうのは楽しめないのでタクミがいるときにとは前々から思ってた。しかも、、、、こんなに暑いとなるべく火を使わない料理をと、そういうときに主婦の知恵というのが働くのだ。食卓の上は色とりどりの食材が並んで楽しい雰囲気になった。

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お腹いっぱいになって、、、ビールと日本酒のせいもあって、、、ほどよく眠気が降りてきた。

明日も休みのタクミはテレビに夢中、、、王子はパソコンの前で仕事、、、私は横になりながらこの日記を書いてます。

もう寝よう。週末で空っぽになった冷蔵庫、、、明日からまたちょっとづつ仕込みして埋めえいこう。

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2011年7月16日 (土)

作ることは楽しい。そしてありがとう

今夜は女子会の予約があった。数ヶ月前に一度来てくれて、そのときに御予約いただいたのだ。料理を考えるのも楽しみだったけど、実はあの時のみんなにまた会えると思うとそっちのほうが自分をわくわくさせた。

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夕べのうちにメニューを組み立てて、朝いちばんで買いものへ。

細かくメモをとったつもりだったけど、作り始めるといろいろ買い忘れたものがあって何度もスーパーと家を往復した。料理以外のことでは絶対にこんなマメなことしない。それが料理のためとなるとぜんぜん苦にならないのだ。「好き」のパワーはスゴイ。

昔から家に友人を招いて料理するのは好きだったから、そう思うとあの頃の「わくわく感」は今もまったく変わってない。

せいぜい、ちょとだけ味付けに敏感になったり、仕事としての責任が乗っかったくらいで。

みんな一本の線の延長にあること。いろんなことがつながってる、って思える瞬間。

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あっという間に夕方が降りてきて、そろそろお客さんが来るという時間になった。今日は王子が早く帰ってきて手伝ってくれるとのことだったのでちょっと余裕をもって準備できるかなと思ってた。

そんな矢先、、、、王子から電話。

車のタイヤがパンクしたとのことだった。何時に帰れるか分からないと。

それはもう慌てた。Σ( ̄ロ ̄lll)

だけど 慌てても仕方ないし、、、一人でやるしかないな、、、そのうちどうにかなるだろうと、昔味わった経験からそういう思いが自然に湧いてきた。ヽ(○´3`)ノ

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お客さんが次々に集まってきた。

あっという間に全員集合ということに。「みんな元気だったー?」と思わず声を掛けた。かなりインパクトのある面々だったのでひとりひとりの顔をしっかり覚えてる。そして私から見ても、すごくいい雰囲気の仲間たちだということはすぐ分かる。

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ひとりばたばたキッチンでやってたら、やっぱりみんな手伝ってくれた。料理を運ぶのも、ビールの栓をぬくのも、、、みんなやってくれた。路地裏の町の食堂みたいな雰囲気だ。こういうのはいいな、温かくて、、、なんて思いながらのんきにやってる私。

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そのうち王子も帰ってきた。みなさんの盛り上がりに最初なかなか入っていけなかったみたいだけど彼はバーテンとして飲み物を担当してくれた。あー、これで私は料理に集中できるとほっとした。

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なんだか楽しそうだったな。料理もきれいに召し上がってもらったし、笑顔もいっぱいだったし。そういうのを見てると、自分の中が満たされてく感じがする。

そしてちょっとづつこんなふうに、このお店にも活気があふれてきて喜んでくれる人たちも増えてきたら、、、、こんな嬉しいことはないな。

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今夜も元気をたくさんもらった。みんないい人たち、優しい人たちだったな。

心地よい疲労感に包まれてる。洗いものすませたら寝よう。

 今回作った料理はこんな感じ。

http://ameblo.jp/cafe-and-bar-melody/entry-10956047182.html

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2011年7月15日 (金)

おてんとうさまはあいかわらず眩しかったけど木々の間を抜ける優しい風が心地いい一日だった。家じゅうの窓を開けて風の道を作った。鳥たちのさえずりと近所の子供たちの声に安らぎをおぼえた。。。

けどやっぱり台所だけは「暑い」がこもってた。扇風機の風は熱いし。

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休みの日は時計を気にせず寝てる王子がめずらしく自分からむくっと起きた。するっと着替えて朝ごはんも食べずになにやら作業を始めた様子。

私のほうは洗濯や掃除や台所仕事をいつもみたいにこなした。すると・・・

鼻の先にツンとくるペンキの匂い、、、、、。

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  王子が玄関の扉を塗ってた。

早起きの理由はこれだった。

前々から「なにかひとつ、外から見たときのポイントが欲しいよね。思わず開けてみたくなるような扉とか・・・。」と王子に話してたのだ。

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出来栄えというのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  

  なかなかです!

  ポップでキュートな感じになりました。

「これからは初めて来るお客さんに赤い扉を目印に!と伝えられるね。」と王子。ちょっと満足げな表情。何か身近なことを達成したときのすがすがしい顔をしてた。

私もなんだか嬉しくなって店の前を何往復も言ったり来たりした。

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この家に来たばかりのときは、私の知らない王子の過去がいっぱい詰まったこの場所が痛くてたまらなかったけど、少しずつ自分たちの手で新しいものが塗り替えられていくこの感じが今は好き。

王子の過去の家族たちの写真が普通に飾ってあったりはするけれど、、、ピンポーンとドアチャイムが鳴って外に出たとき、前の奥さんではなくてびっくりされるときもあるけど、、、、以前の家族への郵便物も普通に届いたりするけれど、、、今だに奥さん宛の電話がかかってきたりもするけれど、、、

そんなことなんかどうでもいいと思えるくらいにはなってきたもの。そういう出来事をちょっと遠くで見られるようになった、、、みたいな。

ものごとは少しずつだけど確実に進んでいくものなんだと思えた。そして些細なことでいちいち反応してしまう自分みたいな人間の面倒を見てくれる王子には感謝だな。

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「扉を塗った」ということで自分の中にあるものが少しだけ変化したような気がした。胸の奥につかえていたものが少しだけほどけたような。。。

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扉というものにはきっとなにか深い意味があるのだと、、、。

そしてまた何かが動き始めるときなのかも。

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さて。ちょっとだけ新しくなった気持ちでキッチンに立とう。ヘ(゚∀゚ヘ)

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完成の様子はもうひとつのブログに載せてまーす♪

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2011年7月14日 (木)

暑い日。野菜を買いに

なんにもしなくても汗がにじんでくる。

学校帰りの中学生の女の子が顔を真っ赤にしてハアハアしながら自転車をこいでた。スケートボードのお兄ちゃんはアイスをかじりながら田んぼの道を抜けてった。

アスファルトの上のチョコレートみたいな日。

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午前中は王子と野菜を買いに行った。高速道路は王子がいるときしか乗れないから。

このお天気のせいか、いつもよりもひとまわりもふたまわりも野菜たちが大きい。ズッキーニみたいなきゅうりや、りんごみたいなトマトもあった。おてんとうさまの恵みだ。

こんなに使いきれるかな、、、という量の野菜を買った。農家さんたちの直売野菜は、みずみずしさがぜんぜん違うもの。思わず嬉しくなってたくさん買ってしまう。これで何を作ろうと考えるのがまた楽しくて。

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帰ってきたらもうお昼をまわっていて、名駅のほうへベトナム料理を食べに行くことに。王子とランチだなんてすごく久しぶり。

ビールを一杯だけ飲んだ。平日の昼間のお酒というのはなんとも贅沢な気分になる。窓越しのサラリーマンさんやOLさんを横目に、ひとりグビグビ、、、だもの。人生は楽しんだ者勝ちと、こんなとき思う。

野菜たっぷりの料理が次々と運ばれてきた。久しぶりにゆっくり食事でも・・・とは思ったけど、ついいつもの癖でむしゃむしゃヤギみたいに食べてった。

王子よりも食べるのが早い私。料理が冷めちゃうことが許せないのです・・・。ムードもなにもあったもんじゃないという感じのランチをした。男の人はそもそも女みたいにおしゃべりじゃないからこういうのがちょうどいいのだ。若いカップルじゃあるまいし。

食べて刺激をもらった。ナンプラーやパクチーなんかの独特の香りは火照った体をすっとさせてくれる。普段の料理に応用してみようと、またまた創作意欲がムクムクと湧いてきた。

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午後は庭に蚊取り線香を焚いて、玄関まわりの掃除やらホースで水をジャージャーやりながらドアを洗った。玄関のドアをペンキで塗ってしまおうかと計画中なのです。あまりにも普通の玄関のドアだから少しだけ遊んでみようかと。どんなふうになるのか今からとても楽しみ。

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そうこうしてたら、お客さん。

たいへーん。まだしたくしてない。。。( ̄◆ ̄;)

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2011年7月13日 (水)

友だちの温度

夏の空はくっきりしてる。青と白は溶け合うことなく広いキャンバスに色を落とす。こんな季節はただ見上げるだけで、元気が出てきそうな気がする。

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今日はめずらしくいろんな友人から電話をもらった日だった。もうここ数年会っていない友だちやら身近な親友やら、、、、そういうのって不思議と重なる。

普段はほとんど電話をかけない私。王子にさえも、自分からはほとんどかけない。相手のタイミングがどうなのか、とか考えるとなかなか電話できなくなってしまうのだ。

だから人からもらう電話が嬉しくてたまんなかったりする。ほんとはかけてきて欲しくてしかたないから待ってましたとばかりに「もしもし~!」と出る。

人恋しいくせに、自分から行動できないのだ、、、私の場合。

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数年ぶりに話した友人というのは、ある用事があってかけてきてくれた。声が聴きたくて、、、とかそういうのではなくて、単なる用事だった。

だけどなんだか嬉しかった。この自分にかけてきてくれた、そのこと自体が嬉しいのだ。

昔から友だちはあまり多いほうじゃないから、友だちからもらう一個一個の言葉がありがたくてたまんない。

そして喋ると一瞬にして、その人との間にしか成立しない空気感みたいなのが出来上がって。その人の温度を感じる。

たぶん、これが好きなんだと思う、、、、私。

その人の温もりみたいなものを感じる瞬間が。

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夕方扇風機の前でウトウトしてたらNちゃんからメール。美味しい和菓子を買って持ってきてくれるとのことだった。ぃやったー!

Nちゃんとも久しぶりに会うな。私より若いのに、車の運転だって料理だって、バリバリ仕事だってこなすしっかり者の彼女。

さーて。今夜は何を食べてもらおうかなぁ~。

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少なくとも、、、

お店に来てくれるお客さんは、みんな友だちだと、、、、

私は勝手にそう思ってます。

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2011年7月12日 (火)

父ちゃんの野菜

キッチンの窓のところに王子が扇風機を付けてくれた。しかも自作のもの。

古いパソコンの部品をとっておいたのを活用したもので、そういうのをささっと作ってくれるのが彼の優しいところ、、お父さんみたいなところ。。。ここのところ熱中症気味な私のことを心配してくれてたよう。

しかしながら

これがあまり効かなかったりする。( ̄○ ̄;)!

だけどせっかく王子が作ってくれたのだもの。もうちょっとそのままにして、、、

ありがたく使わせてもらうとしよう。

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午前中にダンボールが届いた。父ちゃんからだった。

畑で作ったというトマトや茄子やらじゃがいもが入ってた。手紙も入ってたけど昔っからひとくせもふたくせもある父ちゃんの字ははっきりいって読めない。

だけど子供の頃に見た父ちゃんの字そのまんまだったことが自分のどこかを緩めてくれて安心させてくれた。言葉で表現するのが苦手だった父の厚ぼったい想いがひとつひとつの文字ににじんでた。

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そもそも私の両親というのは忙しい人たちだった。共働きでほとんど家にいることもなくて、たまにふたりでいるときは、たいていケンカ。子供の私の頭上では、いつだってものすごい争いが繰り広げられてたし、その映像が痛くで逃げ出したくてたまらなかったことも今でもはっきりと覚えていることで。

だから昔からなるべく実家から離れたいという想いはあったし、だけど愛情がまだまだ欲しいといういつまでも子供でいたいという想いの両方が自分の中にあった。

かつては、そんな両親を憎み、そして責めたこともあったけど

今では、あれがあの人たちの夫婦のカタチなんだなと思うようになった。

母ちゃんが父ちゃんに対しての愚痴を言うときには母ちゃんの味方をし、その逆のときは父ちゃんの味方をすることにしてる。

どっちが悪いとか正しいとかは無くて、

それぞれの想いをそのまんま私はただただ聴いてた。子供の頃からこういう知恵だけは身についてたと思う。

父ちゃんと母ちゃんの愛情のカタチが違うことも、今だからそう思えるようになった。

そして二人にとって変わらないことは、どんなときも娘の私を想ってくれてるということだ。

ひとつ下の弟は超エリートコースを歩み、、、それとはまったく正反対なハチャメチャな私。失敗したこともいっぱいあったけど、一度もそのことについて責められたことはなかったし、そのままの私をそのままに認めてくれたのは両親。

いつだって私の人生において味方してくれたのは、父ちゃんと母ちゃんだけだったもの。

そういうことを最近感じるようになった自分も、歳をとったということなのかな。

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今思えば私が育った環境というのは今の自分を作ってる部品みたいなもので、それを嫌だと感じながら過ごしてた時期もあったけど、今はすべてがありがたいことで。

小さな小さな出来事や人の想いにたいしてすごく敏感になる自分がいることとか

人からもらう愛情がどれだけ尊いものかということとか

そういうことを「感じる」自分がいるのは、父ちゃんと母ちゃんのお陰だったりするのだ。

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ちょっと不恰好な茄子にも父ちゃんの愛情がいっぱい詰まってて、腰が痛いと言いながら畑仕事してる姿を思い浮かべるとなんだか胸がぎゅうっとなる。

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こんなことをマジメに綴ってみると、おりこうさんな人間みたいだな、、、、私。

ほんとは違う。ヽ(○´3`)ノ

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さて。父ちゃんの野菜で何作ろうかな。

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2011年7月11日 (月)

暑い日そーめん。

夏休みの絵日記みたいな雲。青いキャンバスの上にくっきりとした輪郭を放ち浮かんでる。

カキ氷、、、スイカ、、、、、縁側、、、、蝉時雨、、、、風鈴。。。。

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ここのところ体調がすぐれなかった王子は案の定ダウン。

男の人はどんなに具合が悪くても、あまりそのことを口にしない。私なんかどこか少しでも痛いと大騒ぎになるというのに。

いつものように朝ごはんを食べて(たぶんあのときは無理して食べてたのだと、あとになって思ったけど)そのまま病院に行ったみたい。王子が病院に行くだなんて私と一緒になってから初めてのこと。よっぽどのことだったのだな。

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もらってきた薬を飲んだら少し調子が戻ってきたよう。布団に横になることもなく、パソコンの前でいつもみたいに仕事が始まった。今日くらいゆっくり休めばいいのに、、、そうもいかないのが男というものなのだな。大変だ。

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ランチの仕事を終えて午後からは買いものに出た。アスファルトの熱が顔に反射して体中がぼうっとしてくる。外を歩いてる人もほとんどいない。もちろん公園で遊ぶ子どももいない。

黄色い帽子をかぶった学校帰りの小学生たちだけがこの暑さの中で元気印だった。

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さっさと買いものをすませて、緑の田んぼの道を通って戻ってきた。冷たいそーめんでも湯がいて食べよう。

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それにしても王子の調子がいつもと違うと、こっちまでなんとなく沈んでしまうものだな。

元気のない人に「元気出しなよ」という言葉がどれだけ意味のないことかというのと一緒だな。

相手の体調や気持ちの温度に寄り添おうと思うと自分もその人のような気持ちになるもの。上向きなときは上向きに、、、下向きのときはそういうふうに、、、。

それも、自分にとって近い存在の人ならなおさらのこと。

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そうだ。買ってきたモロヘイヤをたたいてそーめんのつゆにしよう。王子に少しでも栄養のあるものを。

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2011年7月10日 (日)

日曜日の空

綿菓子みたいな雲が夕方の空に浮かんでた。

夕暮れときだったからものすごく立体的な陰を落してた。もうすべてが夏の風景という感じに。どこかから風鈴の音が聞こえてきそう。

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王子もタクミもいない日曜日はやっぱりなんだか退屈。

そこに人がいるというだけで、自分の意味が生まれる。自分の場所ができる。

誰もいないということは、自分の内っ側のものとの対話におのずとそうなって。頭に浮かんでくるどうでもいいようなこに想いを巡らしてみたり・・・。

そんなときはたいてい淋しいことやこわいことばかり浮かぶ自分だけど、今日は違った。

午前中に久しぶりな友だちから電話をもらったりして、、、、そんなことが自分の中のどこかを温めてくれたみたいで、淋しい場所に落っこちることはなかった。

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王子が帰ってくるまでの時間をどうやって埋めようか考えた。だけど結局いつもと同じ。仕込みばかりしてた。

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今日くらいは何もしないでのんびりしようとは考えていたけど、今の自分の中でやりたいことといえば、台所で何かこしらえることくらいしかなくて。仕込みとは言えども、自分にとっては粘土遊びのようなものだから。結構地味です。

今までに、飲食の仕事はいくつもしたけど、こんなにも打ち込めたことはなかったかも。

たいてい「やりたい」と思うことが義務感みたいになった瞬間、すべてがシラけてしまうのだ。想いも冷めてしまう。そして知らないうちに何かがズレていくのだ。

そう思うと、今は仕事を自分で作る自由さがあるからワクワクしたものが自然に湧いてくる。

なんでもマジメにできない自分だし、飽きっぽいし、、、

けど、

好きなことしてるときというのは、マジメじゃない自分も、、、、飽きっぽい自分も、、、

それでいい!って認めてたりするもの。「仕方ないじゃん、そういうふうにしか出来ないのだもの」、、、と。思考もきっと自由になるということなんだろうな。

アロマの友だちから教わった熱中症対策を試しながら、ひえピタおでこに貼って粘土遊びしてた。

そしたら夕方になってた。。。

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王子がいつもより1時間ほど早く帰ってきた。

扁桃腺の調子が悪いみたいで、灰色っぽい顔してた。

だけどお互い日曜日のこの感覚にまだ慣れていなくて、日曜出勤というだけでかなり損した気分になる。

夜になるまでの時間、すこしでも外の空気を吸いにいこうということになって、ショッピングセンターへ向かうことに。

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オレンジ色の空の高いところには真っ白い月がぽっかりとあって、低いところにはもくもくとした入道雲。

そんな絵の中にいる自分たちなんてものは、ものすごくちっぽけな存在だということを教わったような。

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さて。晩ご飯は何にしよう。

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2011年7月 9日 (土)

梅雨明け?!

梅雨明けした水色の空にゴーヤがツルを絡ませてる。緑色のレースのカーテンみたい。

今週はタクミも来ないみたいだし、王子は仕事だし、、、つまんないな。

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自分といえば、結局やっぱり仕事するしかなくて暑いキッチンにこもることに。

そうだ、カレーを仕込もう。ついでに昨日えごまの葉っぱが手に入ったのでカムジャタンも。

暑いときに辛いもの食べて汗流してスッキリ!というのがここ最近の私の傾向で。辛いもの作っているときというのは、やっぱりなんだか暑いのだ。体じゅうから汗がふき出てくる感じ。

だけどたっぷり汗をかいたあとの爽快感といったらもう。

なんだかんだ言っても、ここにいれば気持ちも落ちつくというか、、、、自分ぽくなれるというか、、、そういう場所なのだ。

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夕方、王子からの電話で今夜飲み会があるとのことだった。そんなの初めて聴いたし、、。、

どうやら王子自身もすっかり手帳から抜けてた予定だったみたいで、「なるべく早く帰るから。車だから飲めないし」と私の機嫌をそこねないように言葉を並べてた。なーんだ結局行くんじゃん。あーぁ、ひとりの時間が長すぎるーと、ふてくされる私。

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ふてくされながら庭の草むしりした。今日は蚊取り線香をもくもくと焚きながらだから安心。夢中でやってると2時間くらいすぐに経ってしまって気づけば腰がカチカチになってる。

お店開ける時間を過ぎてたのに気づいて慌てて片付けて中の支度をした。

バタバタしてたら久しぶりなお客さん。最後に来たときに仕事が忙しくなると言って、それからしばらく会ってなかったのだ。あー、元気そうでなにより。

さてと。何かうまいもの、作ろうかな。

そのうち王子も帰ってくるでしょう。

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2011年7月 8日 (金)

私の中の料理とは。

今起きました・・・11:23。

 ???????????

昼なのか夜なのか・・・・・・・・・・・・・・

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    夜でした。。。。

これはもう昼寝から覚めてランドセル背負おうとする小学生と同じです。( ̄◆ ̄;)

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どうやら午後からぐっすりだったみたい。軽い熱中症のよう。

「自分の体調管理もちゃんとできないようじゃダメだぞ」と王子に叱られた。。。

好きなことしてると夢中になって周りがなにも見えなくなる。キッチンにいることは自分にとって小さな子供のねんど遊びと一緒で。暑いということも忘れてそのことにだけ没頭してしまう。

そして気づけば体の芯に熱がこもっていたりして。

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気をつけよう。

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今日はお客さんからとても嬉しい言葉をもらった。

ここに来るようになって料理のレパートリーが増えた、、、みたいなことを。

あぁ、この仕事してて良かったと思う瞬間だった。

なんてったって主婦のご飯作りというものは毎日の日課だし、この世のルールみたいになってたりする。かつて私も育ち盛りの男どもたちのご飯を作ってた時代は毎日が給食のおばさん状態だったのを覚えてる。とにかく一日じゅう台所にいたような。 ときには疲れて「私はお手伝いさんじゃないよー」と子供みたいに駄々こねたこともあったっけ。

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そもそも「お母さん」というのは「ごはん作り」という家族の命のための責任重大な仕事を担っているということを、もしアホ亭主という人種が存在してるとしたらそいつに伝えてやりたい。

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だから、主婦のそんな毎日のお仕事がちょっとでも楽しくなったらと、私は思う。

いつもの味付けにひとつ何かを加えると「美味しい」の奥行きが広がるみたいに、、、

パレットの上の絵の具にほんの一滴違う色をたらすと今まで見たこともない色の世界が生まれるのと一緒で、、、、

それに気づいたとき、「驚き」とか「ワクワク」っていうのもが自然に湧いてくる。そんなのを伝えたい。

難しい料理じゃなくて、ちょっとだけ頑張ればできる料理。ほんのひと手間加えてあげるだけで美味しくなる料理。手抜き料理じゃなくて、「ほんのひと手間料理」。

そういうふうにして出来た料理は必ず食べてくれる家族に伝わるもの。「料理」というよりお母さんの「気持ち」が伝わるんだな、きっと。

料理はお母さんの愛情のかたまり。

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これからも作る側と食べる側の気持ちを刺激するような、、、だけど身近な、、、、

そんな料理を作ってきたいな。

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日記書いてるうちに「今」が戻ってきました。

料理はマジメにやるけど・・・・

この怠け癖はなかなか直りません。こまったもんだ。

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2011年7月 7日 (木)

雨はきらい

草木も一日中、しっとり濡れてた。ときに激しく、ときに優しく、、、外はずっと雨。

木曜日だというのに王子は仕事。たしか今月から休みのはずなのにぃ、、、と家で留守番してる鍵っ子みたいに駄々をこねてみたかったけど我慢ガマン。。。

雨という今日の天気がいろんな想いを連れてきてしまって、ひとりの殻に閉じこもってうじうじと下向きになる自分が顔を出す、、、こんな日は。

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午前中のスーパーマーケットはおじいちゃんとおばあちゃんの園みたいになってた。こんな雨の日だもの、小さい子供連れたママたちにとってはひと仕事なのだ、買いものというのは。。。

そうなると年中元気印のお年寄りたちにとっては雨なんぞ関係なくて、歯を磨くことやご飯を食べることと同じように、ここに来ることがあたりまえの日課みたいになってるもの、、、あの人たちは。すごいよな。

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かろうじて「おばあちゃん」の「あ」の字が付いていない私という人間は雨の日のスーパーの中でそんなどうでもいいことを頭の中で巡らして、なんだかひとり取り残されちゃったような気分になりながらレジの前に並ぶのだ。並べば隣のおばぁちゃんが話しかけてきてくれるし、淋しくはない、という状況にはなる。

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そもそも休みのはずの王子がいないということと、この淋しげなお天気が、なにもかもをナナメにとらえてしまう原因なのだ。

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そしてこういう気分に落っこちてしまうときというのは、やっぱり息子たちのことを考えてしまう自分がいて。。。

傘はちゃんと持って出かけたかなとか、この雨の中、駅までの自転車は大変かなとか、びちょびちょになって家に帰ってきて、ちゃんと体を拭いたり着替えはあるかなとか、、、。もう3人とも子供という歳ではないけど、私の中ではいつまでも幼いあいつらでいるから。

そこいらへんのことにふと想いが流れてしまうと、なかなか「今」に戻ってこられなくなる自分がいて、、、ひたすらこの想いをふさぐための蓋を探そうとする。

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店にいる自分が今は一番前を向くための手段だというのは確かで。そしてそんな自分を何も言わずに認めて見守ってくれるのが王子で。

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帰ってきた王子はそのまま2階の自分の部屋へ。なんだか淋しい、けど仕方ない。

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こんな日は雨にぬれてびしょびしょになりたくもなる。

雨に向かってばかやろーと叫んでみたくもなる。

まっすぐになんてできない自分。

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2011年7月 6日 (水)

赤提灯が呼んでる?!

いつもよりも少しだけ乾いた風が心地よかった。サラサラと優しい音楽を奏でているよう。

そんな朝が気持ちよくていつもよりも早い時間に洗濯と掃除と床拭きをすませた。

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2、3日前から王子の冴えない表情が気がかりで、なんとなく普段の会話もぎこちなくて。いつもだったら好き勝手に喋る自分だけど、ここ数日は相手の呼吸を探りながら、、、しかも言葉もひとつひとつ選びながら。

一番近くにいる人間だからこそ、いつもとは違う相手の温度や呼吸には敏感なのだ。王子の眉がわずかに険しくなっていることも、そんなことすぐに分かってしまう。

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けれど「なんか変だな・・・」と感じながらも決してそこを突っ込んではいけないことはお互いのルールとして出来上がっているものだから。なので何も言わないし突っ込まない。

気にかけながらも、ちょっと離れた位置で見守るという体勢がいいみたい。とくに男という生きものにはプライドっていう頑丈な芯が埋め込まれているのだから、、、そこを信じて女という生きものはせいぜいご飯でも作っていればいいのだ。

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それにしたって、なんかつまんない。

喋り相手がいないのだもの。こうなると赤提灯がこいしくなってふらりふらりとそっちに吸い込まれていきそうになるけど、、、、さすがに王子という怖いお父さんの目を盗んで出かけるというのは今はちょっとむづかしい。自分もちょっとはマシになったということなんだろうか。

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遠くでも近くでも虫たちの輪唱だ。ちょっと湿ったにおいのする夜。

雨かな。

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2011年7月 5日 (火)

元気みなぎる火曜日

夕べの雨でしっとりとした朝を迎えた。木々の葉に乗る雫は宝石みたいにきらきらしてた。ゴーヤの苗はまたさらに高くツルを伸ばしたよう。

そんな雨上がりは何か新しいものが生まれる瞬間みたいなにおいがする。

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お昼には以前にも来てくれた子が、今回は2歳になる息子くんを連れてきてくれた。なんとなく見覚えのある顔だなぁ~と思いながら注文いただいてたお子様ランチを持ってくと、、、、

思い出した!

この子が1歳になる前にママの手に抱かれて私の相談室にやってきてくれたのを。

ママのことは覚えていたけど、息子くんのあまりの成長ぶりに最初まったく気づかなかった私。

赤ちゃんだったあの子が、しっかりと自分の手でスプーンを持ってゴハンを食べてる姿みてたらなんだかじんときてしまった。

そしてあの頃のママというのは育児やそのほかのことでココロがいっぱいいっぱいになってたことも覚えてるから、、、

成長したこの子を見た瞬間に、「あぁ、よく頑張った頑張った」とママに声を掛けてあげたかった。自分はお母さんじゃないけど、そういう言葉が自然に湧いてきた瞬間だった。

そしてそういう場面の中に自分という人間が普通にいることが、なんだかものすごいことのような気がしてならなかった。「うれしい」とかそういうレベルの感情ではなくて、「生きててよかった」とかそういうもの、、、、、。今という瞬間に感謝したくてたまんなかった。

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午後は足りない食材を買いに行き、戻ってきてゴロンとなったらそのまま眠りに落ちてしまった。

王子からの3度目の電話でようやく起きて時計を見たら、予約もらってたお客さんがいらっしゃる時間では!

慌てて飛び起きて支度をはじめた。まったく自分といえばいつもこんな感じだ。バタバタな感じというか、結局いつも行き当たりばったりになるというか・・・。

そんなところに王子が帰ってきて、、、そしてこのあまりにもダメダメな私の性格に半ば呆れ気味、、、そしてちょっと怒り気味の様子。無表情な顔がそれを物語ってた。

だけど自分は何事もなかったかのようにスルッと台所に入って作業した。

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今夜のお客さま、、、ダンディーなおじ様たちだった。いやー、楽しかった、楽しかった。

人生の先輩といえるようなすごい方々に自分の料理を食べてもらうだなんて、お店を始めたばかりのときは考えてもみなかった。正直、自信なかった。

だけど、、、、

ちょっとづつちょっとづつ、、、、まるで何かを積み上げてくみたいに「これだ!」という感覚を経験として味わっていくと自分の居場所みたいなものができてきて。それが小さい自信というか確信になっていくんだということをこの身体と心で体験したことで。

そしてそういうことを支えてくれるのがお客さんで、そして自分に課題を残しておいてくれるのもお客さんで。

そう思うともっともっと成長したいし、磨かれたいし、積み上げていきたいな。

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そんなことをお客さんが帰られたあとにお皿を洗いながらしみじみと感じたわけです。。。

お皿の上からメッセージは伝わるもの♪

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眠い。

もう寝ちゃお。お風呂は明日。

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2011年7月 4日 (月)

雨の夜。らーめん王子

ナナメな月曜日、、、。今週も始まった。

朝一番で買いものに行って今日はお店の看板も出さないと決めて仕込みの時間にあてた。

作る料理や、味付けの方向がマンネリ化してきてるような気がしたので。

自分が疲れていると当然、納得のいくようなものなんか作れないし、、、塩気も強くなりがち。今日は頭からっぽにしたかったし、ゼロになりたかった。

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人間には2種類あると思う。

日々、同じ時間に同じ行動を地道に積み上げていく人と

日々、変化がないとダメな人と。

自分の場合は後のほう。

落ち着きないとは昔から言われてることだし、自分でもそう思う。自分にとって、変化こそワクワクの源だと思ってる。

こっちの人間は、いつだって不安定になりがちで、、、そういうことも分かってる。

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だから時々、自分をゼロにしたくなる。そのままつきすすむのではなくて立ち止まる、、、そして考える。だから何をやるにしても人より時間がかかるし、要領わるい。。。

だって、いちいち止まるし、、、考えるし、、、時に悩んだりもするのだから。

だからそれを気まぐれと言われても仕方ない、、、王子に叱られてもしかたない、、、。

そういうふうにしかできない。。。

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雨がものすごい勢いで降りてきた。

雨音が夜の世界を一瞬にしてのみこんだ。土の蒸れた匂いとアスファルトから昼間の余韻が立ち上る、、、。

なんとも生々しい夏の夜。

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お腹へった。王子がらーめんを作ってくれるという。誰かが作ってくれるものがありがたくてたまんない。

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2011年7月 3日 (日)

留守ばん日曜日

王子のいない日曜日、、。タクミとふたりで留守ばん日曜日、、、。

おてんとうさまにうっすらとグレーの雲が蔽ってる、少し曖昧な日曜の空。

いつもならおおはしゃぎのタクミもなんとなく気の抜けたソーダー水みたいになってた。こっちが通常なのか、、、、こどものクセして人一倍気をつかう奴のことだからもしかしたら王子がいる前では精一杯の元気をいつも装っているのかな、、、なんて思いさえした。

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王子と私は平日通りの朝の時間割をこなした。王子を送り出したあと、夕べやり残した後片付けの続きと、掃除機と洗濯機をまわした。そんな家事の音にもタクミはぴくりともせず夢の中。夕べは大人たちに混じって遅かったせいだろうな。

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お昼近くにそんなタクミも起きてきて、久しぶりに焼きそばを作って一緒に食べた。王子から電話がかかってきて胃の調子が悪いとのことだった。そりゃそうだ、夕べはかなり上機嫌で飲んでたもの、、、。二日酔いだな、、、たぶん。

王子がいないのでタクミも今日は「どこかへ行こう」とかそういう言葉も出なかった。やっぱりそのへんも気の抜けたソーダー水なのだった。

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午後からは、図書館に行った。返却日をとおに過ぎてる本を返しにいくのと、涼みに行くのが目的。意外にも館内がすいているのには驚いた。DVD鑑賞も順番待ちなし。

しばらくお互い別行動となった。私は本を読み、タクミはDVD。昔だったら、私のあとを引っついて歩いてた奴なのに、いつのまにか自分のことは自分で決めてできるようになったんだなと、自分はそういう息子の成長にいちいち反応してしまう。

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夕方、思ってた時間よりも早めに帰ってきた王子。高速道路はすいていたとのこと。日曜出勤のいいところ。

タクミは王子の帰宅に玄関に走ってった。照れくさそうに「おかえりなさい」をしていつものタクミが戻ってきた。元気の粒々がはじけてぴょんぴょん飛び跳ねるタクミ。

だけど肝心の王子はなにやらいつもとは様子が違う。冴えないのだ。まっすぐな元気じゃなくて笑顔のむこう側にフィルターがかった彼が見えて。

なんだろな。

夕べ酔っ払ってたときに、自分の子供たちの話をしてた王子、、、なんとなく気がかりだった。

今夜は早めにタクミを送っていこう。

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2011年7月 2日 (土)

メロディ亭にて楽しい飲み会♪

真昼の暑さのせいで仕事がはかどらず。朝の空白の時間を仕込みにあててみた。頭の中はまだ空っぽでまっ白で、、、そんな自分がニュートラルなこの時間が好き。

だけどあっという間に太陽はジリジリとやってくる、虫たちも騒ぎ出す。夏の朝は賑やか。

さて王子を起こす時間だ。

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今日から土曜日も出勤の王子。本人いわく「今日はたぶん休日モードで仕事するんだろうな」とのこと。職場に行っても頭と体は今までの「土曜日」になっているんだろうな。自分の中身が会社のルールにのっかるまではちょっと時間がかかるかも。「行ってらっしゃい」言う私のほうも。

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お昼はお友だち親子が食べにきてくれた。まるで姉妹のような母と娘っ子は見ていて微笑ましかった。料理を持っていくと「わぁ~♪」とか「きゃぁ~♪」とか反応してくれるのがすごく嬉しい。そういう可愛い女の子の部分というのはいいなと、そんなとき思う。そういえば、、、こんな私も女の子だった。

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夕方、いつもより早めに王子からのカエルコール。

職場の人たちを乗せてきて、そのままうちのお店で今夜は飲み会。

男衆6人の中に紅一点Aちゃん。Aちゃんがいることによってこの男衆のバランスがとれていることを私は知っている。。。さらにAちゃんのダンナさんがその男衆に混じっているということも、このバランスを保てる理由なんだと思う。

酔っ払った男どもの話をひとつひとつ拾ってあげてるAちゃんは流石だ。私がひとりキッチンにこもって料理しているときも、時々のぞきに来てくれて声をかけてくれるんだもの。Aちゃんはそんな優しい子、気づかいのある子。そしてとっても可愛い。

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それにしても王子はいつになくはしゃいでた。こんなはしゃぐ王子を見たのは初めてかも。きっとこの仲間がいいんだろうな。だってみんなすごく仲がいいんだもの。温かいというか。だからこの仲間といると王子はゆるゆるになるんだろうな。

私にもいつもより優しくしてくれたり、、、、そういうふうにさせるお仲間たちに私はやきもちを焼きつつ、、、そしてお酒が入らないと優しくなれない男という人種に「バカだな」、とついでに言ってやりました。

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料理をひととおり出し終わって私もはじっこのほうに座らせてもらった。みんな優しいし、酔っ払ってるし、、、だからすぐに仲間に入れた。なんだか楽しかった。王子をはじめ男どもは容赦なくエロ話で盛り上がってた。人間なんてこんなもん。

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タクミはそんなアホな大人どもの間を行ったり来たりしながらお皿を片付けたりしてくれた。あの子は赤ちゃんの頃からそういうのを見ながら育ってるから、そういう環境には慣れてる。うまそうにビールジョッキを傾けてる大人を横目に、、、タクミも麦茶をジョッキに入れてぐびっと喉を鳴らしてみたり、飲み終わったあとにプハーとやるところとか、、実によく観察してる。

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さぁ、後片付け。心地よい疲労感。楽しかった。

みんなは帰って、、、、王子は床で寝ちゃった。

明日も仕事のはずなのに、、、、だいじょぶかしら。

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2011年7月 1日 (金)

いつもと違う金曜日

朝からおてんとうさまが暑かった。

今日から王子の休日も土日から木金になって、馴染みのない金曜日の朝を迎えた。それをいいことに、朝一番で野菜を買いに行こうと休日中の王子を誘った。そのせいなのか、、、運転席はやけに静かだったな。

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夕方の寝起きはとても悪い自分だけど、朝は違う。朝が待ち遠しくて起きるのだから。

平日の朝に王子の運転で野菜を買いに行くなんて、、、なんだか特別な時間を手に入れたみたいで贅沢な気がした。

時間というものは自分にとって、お金には代えられない宝物みたいなもの。時間は永遠じゃないのだ。だから尊い。

いつだって目の前には、「自分のための時間」という産物が用意されているのだ。それを自分の内を満たすために使わなくてなんになるんだろう。

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そんな、いつもとは違う金曜日の朝はすがすがしかった。空気も透き通ってる、遠くに見える山々も藍の色にふちどられてた。

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今日のランチは、買ってきたばかりの色の濃い野菜たちをふんだんに使った。こういうのっていいなと思った。その日の採れたて野菜を美味しいうちに調理して出すなんて、、、森のレストランみたいだ。 

こんなふうに毎日王子が野菜を買いに連れてってくれたらいいのにな、、、

だなんて、彼に言ったら「そんなの無理」とあっさり返ってきそうだから言わないけど。

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ランチを終えて、また今度はお肉を買いに出た。明日の晩はいつもお世話になってる王子のお仕事仲間たちが来てくれるみたいで。私もお会いしたことがある人たちなのでなんとなく気も楽。みなさんの顔を思い浮かべながら、何作ろうかなと考えてるこの時間、、すごく好き。料理を出す順番とか、、、メインは何にしようかなとか、、、暑いので味のバランスはいつもより薄目がいいかな、だけどお酒を飲まれるから濃い目がいいかな、、とか。

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夕方氷枕で30分ほど横になったら、やっぱりするっと起きれなかった。カラダは重いし、ここのところの軽い熱中症もあって。

そこにタクミから「今から行くよ」の電話をもらい、自然に元気が製造された。母という人種に備わってる無限のパワーというやつ。

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梅干かじりながら今夜も開店。「祭」印のうちわは今晩も欠かせない。

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