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2011年6月 9日 (木)

晴れのち曇り。ときどき蛙。

夕べの眠りも浅かった。しいんと寝静まった闇に田んぼやら畑やらに潜む生きものたちの生きてる音だけが響いてた。ついでに王子のイビキも。眠ろう眠ろうとしてた気持ちを横に置いてこうなったらトコトン起きてみようじゃないのというスイッチに切り替えてみる。すると暗い闇にも意味が生まれる。枕元の電気スタンドも切って湧いてくる想いに身を任せてみる。夜は深いな、、いろんな意味で。

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気づけば朝はちゃんと今日という日を始めさせてくれてた。カーテンの隙間からの柔らかい光に祈りを捧げる、、、ありがとうございますと。

今朝の王子はスーツ姿ではなくTシャツジーンズで出掛けて行った。今日は一日、外での実験の仕事だそうで。いつも履いてるこげ茶の革靴が下駄箱の隅っこにちょこんといた。その靴のくたびれた感じがいかにも世のビジネスマンの象徴みたいに見えた。仕事にもまれて、しかもこのメンドクサイ私みたいな人間の相手もしなきゃならない王子の重みみたいなものをふと感じたらなんだかちょっと反省してしまった。靴底の外側だけがやけに磨り減ってる感じとか、皮の表面が伸びきっちゃってる感じとかが。

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午後の風は気持ちよかった。

空にはちょっとグレーの色が足されてなんとなく曖昧な感じはしたけど、、、。

風がいろんな音を運んできた。放課後の合唱部の練習風景やら体育会系の威勢のいい掛け声やら。自分という人間がどんな状況にあっても、そういう音はいつもと変わらなく背景をいろどってる。かすかにしか聴こえないそういう音だけど、すごくパワーが込められていて、、、自分の思い出と一緒になって、厚ぼったくて温かい「想い」が宿る瞬間。

気づけばそこに勇気づけられたり、今ここに居る自分を感じることができたり・・・。

洗濯ものを取り込みながら、そんな音たちに耳とココロをしばし傾けた。

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夕方いつもよりも早い時間にキッチンに入った。木曜のランチは休みと決めてるので、半日ここに入らないとなると逆に落ち着かなくなってくる。習慣とはおそるべし。

大好きな豆ごはんを炊いた。今日のは塩加減がバシっと決まった。やった!

塩加減ってほんとにむつかしい。だいたいの許容範囲内とかではなくて、「瞬間」みたいなもの。味覚なんだけど「一瞬」という流れる時間の中の、ある一点みたいな感じ。まさにタイミングっていうもの。

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一日お外仕事だった王子もそろそろ帰ってくるころかな。お味噌汁でも作っておこう。

夜が降りてきた。蛙の合唱団登場の時間。

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