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2011年6月

2011年6月30日 (木)

暑いから・・・熱いことをする

近所の田んぼが鮮やかな緑のじゅうたんを広げる。その上におてんとうさまの光の粒が宝石みたいにきらきら艶めいてる、、、、夏ののどかな風景。

今日も暑かった。

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今日は休みと決めて、ぐうたらな一日を計画してたけど結局いろいろやってたら一日終わってしまった。

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熱のこもる台所では小麦粉の炒め作業から始めた自家製カレーと熟れたバナナで作るシフォンケーキが製造される。。。

こうなったらとことん汗まみれになってやるぞとばかりに半ば開き直ってみたのだ。

開き直った瞬間、流れる汗もグウタラと決めた時間も、、、もうどうでもよくなった。なんだかんだ言ったって自分にはこの場所しかないのだ。そのことが嬉しいような・・・さびしいような・・・そうするしかないような・・・そんな気分。

だけどこの小さな台所からこれからもたくさんの料理と物語が紡ぎだされていくのだろうと思うと、なんだかワクワクした。「頑張ろう」という文字が素直に自分の中に沁みていく感じがして。

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全身スパイシーな香りに包まれたまま、たまっていたアイロンがけを片付けて、そのあと庭の草むしりをした。夕方の湿った風は火照った体にはちょうどよかった。青い草と雨粒の匂いがした。

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体じゅう汗まみれになってから浴びるシャワーほど気持ちいいものはない。この瞬間を味わいたくて頑張ったようなものだもの。

シッカロールを全身にパタパタしたい気分、、、、こどもの頃の夏の縁側の風景なり。

冷たいビールをぐびっといきたい気分、、、、おとなにしか分からない日常のささやかなご褒美の風景なり。

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あぁ眠たい・・・・。

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2011年6月29日 (水)

中トロ持参の謎のおじさま

18時05分、電話で起こされる。 最近よく来てくれるお客さまM氏からだった。

「うまそうな中トロ買っていくから酢飯炊いておいて」

とのこと。

半ば寝ぼけながらも「了解~」と返事してエイっと起きてお米を磨いだ。

1時間後、M氏がつやつやの中トロ持参でやってきた。おそらくデパートの地下の魚屋さんで買ったであろうというちょっと高めな値段が貼ってあった。

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ちょうどそのころ、出来上がった酢飯もいい感じの温度になって。699

ちょっと厚めに切った中トロを煮きり醤油のたれにつけて白い酢飯の上に花びらみたいに広げた。切れ端をパクリとつまんだら旨かった。

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M氏はそれを美味しそうに食べた。

食べてる姿を見るときは、お母さんみたいな気持ちになるのはなぜかな。こっちまで幸せな気持ちになるのはなぜかな。

人はゴハンを食べながら、きっと幸せも一緒に噛み締めているんだろうな。だから食べる姿というのは尊いのだ。

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おそらくM氏という人物は私や王子よりもひとまわり、、いやもっと歳上だと思うのだけど、

ずっと食べたかったけど自分では料理できないからとマグロを買って持ってくるところとか、、、それでマグロどんぶりを作ってとお願いするところとか、、、野菜を食べなくてはと100円のキャベツと一緒に1600円のスライサーを買っちゃうところとか、、、お気に入りのアイドルの話を始めると止まらなくなっちゃうところとか、、、、

そういうところがこどもみたいで、そこが憎めないところなのだ。

だから私と王子は、そんなM氏のために素敵なお嫁さん探しをしなくてはと、いつも思ってることで。

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今日はなんだか一日バタバタとあっという間だった。心地いい疲労感というやつ。

今夜は風がないせいか、空気が重たく感じる。「祭」と書いてあるうちわ片手にこの日記を綴ってる。王子はまだM氏の話にお付き合い。

この仕事してよかったと思うのは、料理を作ることはもちろん、やっぱり人との出逢いだな。

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2011年6月28日 (火)

自分の位置確認

いったい温度計の目盛はいくつを指していたんだろう。熱があるとわかっているときにあえて体温を計らないのと同じで、、、だからこういう日は温度計を見ない。

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昨晩、お友だち夫婦がゴハンしに来てくれたときに

「順ちゃん、最近どおぉ?」と聞いてきた。

一瞬、なんて答えていいのかわからなくて、、、「ん?最近?!」て聞き返した。そして

「やりたいこと、、、、というより、この私という人間がブレないように、、、そう思って毎日やってるよ」

みたいなことを言ったような気がする。

そんな彼女が何気なく聞いてきたことで、その瞬間、自分の中のものがシンプルに整理されたような気がした。

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こどもの頃から、いつも「やりたい」と思うことだけやってきた。そうは思わないことにはいっさい興味も持たなかったし、周りがどうであろうとそこだけは譲れなかった。

王子は今でもときどき 「世の中はそんなに甘いものじゃないんだよ」とお父さんみたいなことを言ってきて、そんな私を諭そうとするけど。

そもそも「やりたい!」と自ら欲する気持ち以上のものなどないと思う。そこには「わくわく」とかそういうフツフツと湧き立つ想いがあふれているのだもの。

その想いを信じることが「自分を信じる」みたいなところに通ずるものなんだと思う。

「自分」を幸せにするのも不幸にするのも「自分」だもの。

だとしたら自分から湧いてきた尊い想いは一個、一個、大事にしたいと思う。

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彼女が投げてきてくれた言葉で、そんなことをあらためて思いかえしてみて、「うん、やっぱりこれでいいんだ」みたいに自分の位置を確認してみたりした。

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午後は陽だまりでごろんとなった。眠りはすぐに降りてきて深い夢へと誘い込まれた。王子のワイシャツのアイロンがけは中途半端のままで。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

慌てて起きたら、すごい時間で辺りは真っ暗。Mちゃんからの着信がいっぱい残ってた。起こしてくれたのかしら、、、あらら。

顔を洗って仕事しよう。

明日の仕込みもある。

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2011年6月27日 (月)

小さなお客さま

30度を超える日がつづいてる。水を切らした草木がくったりとするのと同じで、人間も水分が足りなくなるとしおれてしまう。今日もキッチンで水をガブガブしながら首にタオルで仕事した。

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今日はランチでお子様ランチのオーダーをいただいてたので、なんだか朝からワクワクだった私。何を作ろうか考えるのがワクワクなのと、こども達の笑顔を想像するとワクワクなのと両方。

ケチャップライスや、小さなミートボールや、うずらの卵でひよこを作ってみたり、全体の味をちょっと甘めにしたり、、、、

息子たちが小さかった頃よくこんなことしてたなと、当時を振り返りながら。

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やんちゃだった息子たちとはよく遣り合ったもの。どっちがこどもだか大人だか、、、みたいになってお互いに気持ちをぶつけ合ったことも。

ときどき自分の感情だけをあの子たちにぶつけてしまうこともあって、さすがにあとになって反省して「言い過ぎた、、、ごめん」て謝りにいった。いったい何度謝ったことやら。

そんなときにいつも作ってたのがオムライスだった。

チキンライスをふわふわ卵で包んで、子供たちがその上に好きな絵を書く、、というもの。

口のまわりを3人して赤く染めて「おいしい、おいしい」と食べてくれた。そして食べ終わるころにはいつもの空気に戻っていて、、。

そんな「ごめんねオムライス」には母としての想い出がいっぱい詰まってて、食卓から何かが生まれるということを教えてくれた食べものがオムライスだった。

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今日の小さなお客さまたちは、嬉しいことにみんなきれいに食べてくれました。

食べる姿も無邪気で可愛かったな。

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食べ終わったあとにこども達とお皿を洗った。小さな手を泡だらけにして、ひとつひとつ丁寧に洗ってる姿にはこどもの素直さを感じる。洗いあがった食器は次に「拭き拭き係り」の子の手に渡ってきれいに磨かれて。

何気ないその空気の中に自然に会話が生まれて、自己紹介が始まったり、おうちでのお手伝い自慢大会になったり、、、なんだか楽しかった。

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そしてそういうこどもたちの会話の中には大人が学ぶべきことがいっぱい詰まっているということにも気づかされたりして。

ちびっ子たちにありがとうです。

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夕方は汗かきながら少しだけ寝た。

起きて、王子のワイシャツにアイロンがけ。

さてと何を仕込むかな。どうしてもさっぱり系のものになりがちなこの季節。

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2011年6月26日 (日)

仲直りバーベキュー

ベランダのゴーヤが空へむかってツルを伸ばす。大きな手みたいな葉は濃い緑をたたえて強く天を押し上げるかのように。

この時期はそんな朝が楽しみだ。

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タクミのいる日曜日。私と王子は今日はのんびり過ごしたい派であった。そんな間で退屈そうにしてるタクミ。

午前中はそれぞれが自分のことをやって過ごした。王子は日曜大工で自分の本棚を作って、、、、私は扇風機の前を陣取って夏のお店の企画を考え、、、タクミはユーチューブでプロレス観戦。

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あっという間に午後になって、みんなで買いものにでも出かけようということになった。

もっぱら買うものはお店のものだけど。

ちょっとめずらしい調味料とか、、そんなのを見つけるのが今は楽しくてたまらない。素敵なお洋服もアクセサリーもサンダルも・・・・今は欲しくなくて、、、。デパートへ行くよりもスーパーマーケットな私。

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買いものを終えて家にもどる途中、些細なことでケンカになった、、、王子と私。

想いのすれ違いというか、感じ方の違いというか、、、。今の今まで噛みあってた歯車が何かの拍子で外れる瞬間みたいだった。

車の中の空気の色が一瞬にして変わった。うしろのタクミも黙り込んでしまった。

結局、噛み合わないまま家に戻ってきて、お互いの会話もないまま、またそれぞれのことをした。タクミはそろそろ帰り支度の頃。

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晩ご飯の支度をと台所に入った。なんとなく気持ちはナナメだったけど、女という生きものは自分がどんな気持ちの状況にあったって、こういうあたりまえの日常の行事はやらなくてはならないという宿命だもの。家族のためだ。

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何を作ろうかと、冷蔵庫のあまりものをとりあえず一列に並べて眺めてたら・・・・・・・

外から香ばしい煙の匂いがしてきた。蚊取り線香かな、、、と思いきや外をのぞいたら・・・

王子とタクミで火起こししてるでは!

バーベキューセットをどこからか出してきたみたい。

「今からそっち行くね」と目で合図して、冷蔵庫の奥から缶ビールを出した。なんとなく重苦しかった空気もそこで一転した。そして台所に並べた食材をバーベキュー用にと味付けして串に刺したりした。

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そのあとはなんだか楽しかった。

タクミはひとりはしゃいでた。その横でビールで顔を赤くした王子が相手をして。ふたりでなぞなぞしたり、プロレス談義で盛り上がったり、、、、そういうのが見てて微笑ましかった。

気づけばそこにはいつもの空気と温度があって、、、、。

きっとタクミは 「おとなってバカだな」なんて思いながらいろんなこと感じてるんだろうな。

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19時半すぎ、タクミは奴の日常に帰って行った。

王子と私は抜け殻みたいになりそうなのを、日曜日のお茶の間番組でそらすかのようにいつもよりも大げさに笑ったりして。

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週末はあっという間だな。洗濯ものは干しっぱなし。

  ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

697 火を起こすタクミと王子。

693 とりあえず何やら並べてみた。

694 トウモロコシはしょうゆバター。お祭り屋台だ~♪

696 手羽先とスペアリブ。備長炭ならではのこの焼き加減は最高~♪

一通り焼き終わって、、、だけどまだ最後の炭が熱かったので、ホイルに包んだじゃがバターやら、焼きおにぎりやら・・・このあともダラダラと楽しみました。美味しかったぁ♪

「よかったら遊びに来てね」と王子と私からです。

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2011年6月25日 (土)

楽しいイベント

ジリジリとおてんとうさまが照りつける土曜日の朝。

いつもより早起きした王子が家じゅう掃除機をかけてくれた。私は台所仕事、夕べ遊びにやってきたタクミはまだ寝てた。

役割分担があるわけじゃないけど、それぞれが自分のやることに気づいて勝手に動くのでストレスはない。そして気づくと家じゅうがきれいになってるこの感じが好き。

1度失敗した結婚で、学んだことはたくさんあるとこういうときに感じたりする。よっぽどのバカじゃないかぎり、人はちゃんと学習してるものなのだ。

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今日はうちのお店でイベントがあった。アロマハンドマッサージのイベント。

講師の先生は、もうすっかりお友達になった「まさみ先生」ことまさみちゃん。

今日はなんだかいつもと雰囲気の違ってた彼女。「先生」になってた。すごいな。

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11時ころ、参加する方たちが次々とやってきて、それぞれが自己紹介をしたりしてすごく和んだ雰囲気が漂ってた。みんな素敵な方たちばかり。

そんな中で紅一点の王子。自らMC役を買って出たくらいだからやっぱり今日もノリノリにこなしてた。そんな様子を私は台所の向こうで、ちょっとハラハラしながら聴いてた。調子に乗りすぎてひとり暴走するんじゃないかと、、、、。よくある話。

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まさみ先生の指導のもとに、みんなそれぞれにアロマオイルを作り始める。

私は台所。みんなが何をどうしているのかまったくわからなかったけど、やさしい植物のいい香りがしていて気分がよかった。香りに癒されるというのはこういうことなんだなと。

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ひととおり皆さんのお勉強が終わったところでランチになった。こっちは私の担当。

サウナみたいな台所で作ってたから、ひとり汗だくでちょっとはずかしかった。思わず首に巻いてたタオルそのままで出てってしまった。

なんか和気藹々とした雰囲気がよかった。まさみちゃんの人柄なんだな。

参加した人たちそれぞれが意味を持ってこの会にのぞんでる姿とか、そこに「学びたい」という意識があることとか、それにたいしてひとりひとりに丁寧に答えているまさみ先生の姿勢とか、、、、

そういう全体の絵がすごくいいのもだった。

私はただずっと台所にいただけだけど、そういうのは伝わってくるもの。あぁ、やってよかったって思った。

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まさみちゃんと初めて会ったときには

アロマ?!マッサージ?!

そんな感じだった私が、どんどん彼女という人間がどんな人なんだろうというところに興味が湧いていって、、、、

そうしたらアロマ(香り)がココロの記憶を刻んでいることだったり、、、、

その香りを肌にのせてマッサージするということは、人間の心の奥に埋まってる「無意識」の扉を開けるきっかけになることだったり、、、、

あくまでもこれらは私が勝手に感じたことだけど・・・・

なんだか心理屋の自分の領域も広がった感じがした。

こういう想いも、すべて彼女との出会いが紡いでくれたもの。

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そんないろんなことを感じた一日だった。

そして参加してくれたみなさんの笑顔がすごく印象的だったこととか、、、

バカみたいにいろいろ動いてくれた王子とか、その周りをちょろちょろしてるタクミとか、、、、

まさみちゃんが「まさみ先生」になる瞬間とか、、、

みんなみんなよかった。

お疲れさま♪楽しかったね♪と乾杯したい気分;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

こんな雰囲気で行われました。

    ↓  ↓  ↓

http://ameblo.jp/cafe-and-bar-melody/entry-10934850197.html

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2011年6月24日 (金)

ヒヤヒヤだったぁ。

あぁ~、ヒヤヒヤだった。

というのも・・・・・

ランチの予約を勘違いで一組落としてカウントしてたのだ。

最初のお客さんが見えるまで、そのことにまったく気づかなかったわたし・・・。

気づいたときの私の焦りようといったらもぅ・・・・・。( ̄◆ ̄;)

だってずいぶん前から今日の日を楽しみにして予約をもらったお客さんかも知れないし、、、とか そんなこと思ったら、あーなんとかしてあげたい、と思ってしまう。

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お客さんに電話してそのまんま事情を話して、、、そうしている間にも別の組のお客さんが来たりして、、、

もうアワアワアワ・・・という感じ。

そんな私の勝手な事情を受話器の向こうのお客さんが察してくれて、時間をずらして来てくれるという。なんとありがたい!

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とりあえず今、座ってるお客さんの料理を用意することに集中して、、、、だけど頭の隅っこに後からいらっしゃるみなさんの料理内容をどうしようかと考えてる自分もいて、久しぶりにいつもと違った緊張感を味わった。

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だけどみんな優しい人たちばかりだった。

お客さんのほうが気をつかってくれるなんて、この仕事ではありえないことだけど

だけど自分みたいなブキッチョな人間のことをそのまま受け入れてくれるお客さんばかりで私はいつも助けてもらってる。だから今日もなんとかできた。

料理のお皿をとおして、そのむこうにある気持ちのキャッチボールができてることがなによりも嬉しいこと。そして、けしてかっこいいものじゃないけど、自分が作る一個一個の料理に込めた気持ちをちゃぁんと受け取ってもらえてる感触がこっちにも伝ってきて。

だからもっともっと勉強したいと思う。料理だけでなく、いろんな面で。

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それにしたって今日のヒヤヒヤ感を味わったのは、お客さんにとってはあんまりいいことじゃなかったけど、過ぎてみたらよかったことのような気がする。なんとも身勝手な感想なんだけど。

現場で何かが起きてそれに自分がどんなふうに対処するかとか、、、そういう生の勉強ができたというか。

みななん、すっかりご迷惑おかけしてごめんなさい。そしてどうもありがとう♪

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そんなわけですっかり仕込んだ食材もきれいになくなったので、午後は買いものに行った。頭が働かなくてとりあえず新鮮な野菜をぽんぽんカゴに入れてっただけみたいになった。

夕方は「もう寝ちゃおう」と決めて扇風機の風にあたりながら昼寝した。そしたら開店時間をちょっとまわったころに(私は寝てました)電話があって。

お客さんに起こしてもらいました。

「ごめんね、寝てたところ起こしちゃったみたいだね」なんて、お客さんのほうに気をつかわせてるダメな私。

カラダに力の入らないまま今夜も開店。

アスファルトから立ち上る昼間の熱気がまだ冷めなくてむんむんする夜。私の中の昼間のお熱もまだ冷めないみたい。

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2011年6月23日 (木)

夢の中のこどもの私

午後の陽だまりに寝転んだらあっという間に深いところにいった。。。夢を見た。

夢の中の私は3,4歳くらいだった。

母ちゃんにおんぶしてもらって、その背中ですぅすぅ寝息をたててる自分がいて。ちょうど日が落ちるころで町も人もみんなオレンジ色に染まる、、、そんな時間だった。このままずっとこうしていたくて、、、けど、ものごとにはなんでも終わりがあるという切なさも小さい私はわかっていて・・・。

そんな夢だった。

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子供の頃の夢はよく見る。

いつも場面は違うけど、父ちゃんや母ちゃんの温もりにいつまでも浸っていたい気持ちと、だけどいつかこれも終わるということの現実と、小さい私はいつも両方を抱えながら夢の中にいるのだ。

小さい頃の私は、まさにこういう感じだった。子供のくせしてそういうところだけはみょうに大人だった。楽しいこと、嬉しいことにも必ず終わりがあることを知ってたし、そのときのこの世のおわりみたいな空しさも知ってた。今思えば、へんに冷めた子供だった。

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そしてこの歳になっても自分の中には「こどもの私」がいて、その子がいつも淋しそうにしていることもよくわかっていて。ふと夢に出てきたり、何気ない日常で味わう感情がこどもの頃とまったく変わっていないこととか、、、そういう場面場面でその子に出会ったりする。

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以前は、「こどもの私」を「おとなの私」が温めてあげようと思ったこともあったけど、今はそうは思わなくて

さびしがり屋のこどもの私にも、ちゃんと見守ってくれた父ちゃんと母ちゃんがいて、だから私は大きくなったし。 昔は、どうしてこんな淋しい想いをしなきゃならないのかと周りを責めまくった時期もあったけど、そういういろんな感情の経験をさせてもらえた子供時代は今思うとけっこう貴重だったなと。

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今でも子供の頃の様々なシーンがはっきりとした色をもって私の中にはある。

歳を重ねれば重ねるほどそれが輪郭をもって、鮮明になってくるよう。意味なく歳はとらないもの。意味なくおばはんにはならないもの。そういうものなのかも。

そしてときどきそんな昔を夢の中でなぞる今の私がいて。

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宝ものみたいなものなのかも、、自分にとって「こどもの私」は。。。

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さきほど現実の世界に戻ってまいりました。今日はMちゃんのモーニングコールです。(モーニングという時間じゃないけど)

裏の田んぼで蛙の合唱。

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2011年6月22日 (水)

暑い暑い。

おてんとうさまが朝と一緒に今日という日を連れてきた。

鳥たちのさえずりと風になびく風鈴の音だけが、ひとときの安らぎを与えてくれた。

今日は夏みたいな日。

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キッチンの中も暑い、、、暑い、、、。まさに肉体労働なり。

作るものも酸味をきかせたものや、あっさりしたものばかりになりがち。

料理しながら水をがぶがぶ飲むからこの時期は体がだるい。そして久しぶりにこの感覚を味わってると、昔を思い出してみたり。

夏の厨房がまるでサウナみたいになってたこととか、、、、コックコートが汗でびしょびしょになって気持ちわるかったこととか、、、化粧がぜんぶはげちゃったこととか、、、まかないが毎日そうめんだったこととか、、、、

そういうことがみんな懐かしい。そして人生がいろいろに変化しようとも結局自分は、こういう仕事を選んでいるのだと、そう思うとなんだかおかしかった。やっぱり好きなのかな。

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今日のランチはいつも来てくれるYちゃんが、お友だち連れてきてくれた。こういうのって嬉しい、ほんと。Yちゃんはとにかく面倒見のいい子。私の面倒も見てくれるし。

そして自分という人間にはこういう人が必要で、気づくとまわりはみんなそういう人ばかりで。ありがたいな。

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ランチを用意して、そのあとは相変わらずがらんとしてる冷蔵庫の中身の補充をとせっせと仕込みをした。冷蔵庫の扉を開けるときのひんやり感がたまらない。あー、涼しい~、中にもぐりたい、、住みたい、、、。夏の風景なり。

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午後はソファで昼寝。

暑くて暑くてヘンな汗をいっぱいかきながら寝てたみたい。読もうとしてる本も枕もとに置いたままちっとも進まず、、、やっぱり眠気には勝てないもの。

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夕方の開店時間直前に王子からの電話で起きた。今夜はお友だちファミリーが来てくれることをどうやら覚えてくれてたみたい。あー、これは寝過ごしたら大変だった。

今夜は何作ろう。どんなふうにメニュー組み立てようかな。

この時間がいちばんワクワクする♪

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2011年6月21日 (火)

なるほど~な出来事

雲の隙間からときどきおてんとうさまの光がさしてきて・・・・。そんな日だった。

朝干した洗濯ものの上に、気づけばしっとりと雨粒がしみ込んでたりして、、、、。だけどその度に取り込むものめんどうだから、今日は一日干しっぱなしにすることに。

朝顔の葉っぱが、まるで両手を広げるようにして幸せそうに空を仰いでた。

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今日はお昼に驚くことがあった。驚くといっても「嬉しい」ほうの。

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カランカランというドアチャイムの音と一緒に「先生こんにちわぁ」とお客さんが入ってきた。どこかで聞き覚えのある声。

ん?先生と呼ぶ人はいったい誰だろうと玄関のほうに行ってみると、そこには懐かしい顔があった。私が以前、別の場所を借りて月1やってたココロの相談室に来てくれてた子だった。思わず手をとりあってこの再会をよろこんだ。

優しいピンクのチークをさしてふわふわのスカートをはいてた彼女は、以前見たときよりもひとまわりもひたまわりも綺麗になってた。そんなとき、自分はまるでその子のお母さんみたいな気持ちになる。心理屋のときの自分はなぜかいつもお母さんみたいな気持ちになるのだ。

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人はこういう出会いに、この世に偶然なんていうものはないとか、、、引き寄せられてだとか、、、、そんなふうになんでもかんでも意味をつけて言ったりするけれど、そもそも意味なんてないと思う。

時間という人生の道の上にもうすでに刻まれてたり、、、もしかしたら自分で刻んでるのかも知れないし。人生の台本みたいなものは、きっとどこかにあるのだと。

だからたくさんの出会いのたびに、「そっか、なるほど」みたいにその出来事をうなづきながら噛みしめる自分がいて、そして心のどこかで神さまみたいな人に「ありがとう」と言うのだ。

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また逢えるといいなと、彼女たちを見送った。アスファルトに照りつける陽射しがジリジリする午後。

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夕方からずっと仕込み。なんだか気づいたら冷蔵庫の中ががらんとしてたのだ。あら大変。

お腹をすかせて帰ってきた王子のゴハンのしたくと一緒になって、台所はザルやらボールやらでごたごたになった。いつものんびりしてる自分だけどこういうとき実はこの仕事が肉体労働的なものだということを噛みしめたりする瞬間なのだ。

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今夜は早めにお店しめて、外の空気を吸いにいこう。風もなくてじとじとした空気が体じゅうに貼りつく。夏休みの夜の匂いがする。

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2011年6月20日 (月)

ナナメのち晴れ。

部屋の中の洗濯もの、なかなか外に出せないそんな日。そろそろおてんとうさまが恋しくなってきた。そんな中、田んぼの蛙たちだけは雨音をバックに歓喜の歌を賛美してる。

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月曜日はななめ。

午前中は買いものに出た。車から降りるときのんびりしてたらびしょぬれになるくらい雨の勢いだった。傘を開くのがめんどうだし、たぶん置いてきてしまうだろうから傘なしで走った。子供のころから靴下のかかとが足の甲にのっていても気にならないくらいの自分だからこういうことも気にしたことない。昔は母ちゃんに「もっときちんとなさい」みたいなことをよく注意されたけど、今は王子が母ちゃんと同じこと言う。ということは、そういう部分は昔からちっとも治っていないということだ。

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買ってきた材料で仕込みを始めた。雨音と一緒に。

そんなとき友だちから「今日やってますか」のメールをもらって「今開けたよ」の返信をする。この店の気まぐれ具合とか、すぐにぐにゃぐにゃになる自分のこととかそういうことをよく知ってる友だちならではのメール。

その瞬間、元気が製造されて頭の中でお皿を組み立てようとする自分がいて。

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友だちが来たのと同時に雨音も消えていった。遠くのほうでぴぃぴぃと幼い鳥の愛らしい声がおっかけてきた。

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ゴハンのあとにいろんな話をした。チャーミングで柔らかい印象の彼女だけど、芯にあるものがものすごく強くてたくましくて、、、、、。そういうのをものすごく近いところで感じてたら思わず私のほうが泣いてしまったり、、、。「感じる」ということを大事にする彼女が、今までの人生の中でいったいどれくらい多くの感情のシーンを積み重ねてきたんだろうかとか、そういうことを思ったら自分の中がチクチク反応したのだ。

自分は彼女と同じ気持ちになることはできないし、たぶん彼女の気持ちを理解することもできないけど、

やっぱりそこには温度というものがあって、そういう言葉のむこう側にあるものを感じたときにいろんなことを思う。

そんな温度を共有できたような気がした。ちょっと切なくて、、でも温かいものを。

「言葉」というものが安っぽく感じられる瞬間。

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夕方はやっぱりお客さんの電話で起きた。

その前に王子が何度も電話したみたいだけど、まったく気づかず寝てたというのだから相当深いところにいたみたい。

いそいでしたくして今夜のメニューも決めてさぁ開店。

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あれ?

お店の看板が外に出してある!しかも夜の営業のほう、ちゃんと表にしてある!

あ。

昼間来た彼女がやってくれたのかな。

もぉー。まったく憎たらしいやつばっか。

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2011年6月19日 (日)

ここは大阪?!それとも韓国?!

7時起床。タクミと王子を起こして7時10分大阪へ向けて出発。

お店の小物を揃えに大阪のイケアを目指した。高速料金1000円の最終日だということもあって朝から道路は大フィーバー。関東方面のナンバーが目立ってた。みんな考えることは一緒なのだな。

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3時間ほどで到着し10時の開店とともに店内になだれ込む。店内はだいたい把握してるのでお目当てのものもすぐに見つかってスムーズに買い物できた。

初めてのタクミは店内の広さとか家具や小物の色使いなんかを見て「外国にきたみたいだねー」と、ぴょんぴょん飛び跳ねながら興奮しっぱなし。外国になんか行ったことないくせに。

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今回の大阪目的はこのイケアだけじゃなくて実は「大阪コリアタウン散策」というのもあった。ココ最近の韓流ブームというやつだ。もっぱら私は食い気のほうで、、、仕事で韓国を行き来してた王子のほうは現地直輸入のCDがお目当て。

イケアの荷物で車内はギューギュー、その隙間にタクミものっけて、さて向かうは鶴橋方面。

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まず向かったのは鶴橋商店街。高架下一帯が大きな市場になってる。日本人のお店と韓国人がやってるお店と半々くらい。ちょっと横道に入ればシャッター街が現れたり、、、住居と店舗が一緒になってるような小さなお店が連なってるところがあったり、、、洗濯ものを干す風景があったり、、、まさにノスタルジック。

680

まずは韓国屋台でトッポキとチヂミ。王子によるとトッポギじゃ韓国じゃ通じないよ、とのこと。トッポだそう。3人で口のまわり赤くして歩きながら食べた。それにしてもこのあたりは商品の札はほどんどハングルで書かれてる。下のほうに小さく日本語という感じ。

683 おっ!顔出し看板発見!

こういうのはやっぱり外せないっ。王子へんな顔。どれどれ近寄ってみよー。

681

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珍しい韓国の調味料を買ったり、はるさめも買った。チャプチェにはやっぱり韓国のほうがいい。コシがぜんぜん違う。

ぐるっとまわって体じゅうキムチの匂いをまといながら、いったん車に乗り込み次は御幸森商店街というところを目指す。鶴橋駅周辺ではなくて、どうやらこちらがコリアタウンと名乗ってる場所らしい。調味料を買ったときにパーマヘアの韓国のおばちゃんに教えてもらったのだ。

    .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

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685 さっそく見つけた韓国のおやつ「ホットク」。これ食べてみたかったんだぁ。

お餅みたいな生地を丸めて中にあんこや黒砂糖を入れてペッタンコにしてたっぷりの油の中で泳がしながら焼いてく。味は給食で出た揚げパンに似てる。

タクミがそのとき思い切りほうばったもんだから、お気に入りのタジリ(プロレスラーです)のTシャツに砂糖の蜜をこぼして一気にご機嫌ななめになった。そのときちょうどCDショップから戻ってきた王子の「誰も悪くないのになに怒ってんだオマエは」の言葉ですぐに奴の機嫌ももとどおりになったけど。

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ここではチャンジャとカクテキを買った。帰りの車の中の香りはイケアと一緒になって、こりゃ~コリアンだわさ。( ´,_ゝ`)ハイハイ 

日本ではあまり見かけたことのないあんこうとかエイとか鶏のまるごととか、そんなものも売ってる。あー、もっと韓国料理勉強したいと思ってしまう。

道行く人たちの会話もコリアン。ここは大阪なのか韓国なのか・・・そんな町。

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686

帰りの高速もおそらくすごいことになるかも、、、と予想して早めに発つことにした。鶴橋駅のところにあった「わなか」という有名(?!)なお店のたこ焼きを食べた。大阪に来て粉もん食べずに帰るなんて!だもの。外カリ中トロの好きな感じのやつ。タクミはハフハフしながらうまいうまいと言って食べてた。

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高速に乗る前に心斎橋のグリコを見つけたタクミが、「ここで写真撮りたいから待ってて」と言うのでしばし撮影タイム。大阪初体験のタクミはかなり興奮気味。シャッター押すよと私が言うと男らしいポーズを決めた。ずいぶん大人になったんだなとファインダーの中のタクミの絵にいろんなことを思ったりした。

Photo ・・・・・・・・・・・・・・・・

帰りの交通情報はやっぱりすごいことになってた。道を知ってる王子はうまいこと長い渋滞を避けながら走って(王子曰くいろんなテクがあるそうです)3時間ちょっとで戻ってきました。タクミも家まで送っていき、さきほど「もう寝るから明日6時すぎに起こして」と電話があった。イケアの隙間でヘンなかっこで乗ってたタクミはもしかしたら一番疲れたかも知れないな。

私はこうして一日を振り返りながら「また想い出という荷物を一個背負ってしまった・・・」という気持ちになる。温かくて甘くて優しいものがいっぱい詰まってるけど時々これが荷物になるときもある。

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一日あっという間だったな。過ぎて欲しくない時間ほど短く感じる。

そしていろんなことも感じたし。

外国の地でたくましく生きてる韓国の人たちのパワーとか、それが大阪人に負けないくらいのものだったりとか、

王子が機嫌そこねたタクミにさらっと投げた言葉のぬくもりとか、

タクミがキャッキャと小さな子供みたいにはしゃいでた姿とか、

そういうことがいっぱい詰まった一日は私にとっては重すぎるけどそのかたまりが、今自分の胸の中を温かくしてくれてることはたしかで。

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ありがとう、と

誰に言えばいいかわかんないや。

おやすみなさいです。

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2011年6月18日 (土)

気まぐれ天気と土曜日。

雨ひとやすみな日。降ったりやんだり、、、なんとも気まぐれ。

空の機嫌のいいときをねらって草むしりしたり買いものに出たりした。今日は王子がいたので遠くまで新鮮な野菜を買いに行った。私の大好きな時間。 

帰りの道できゅうに雨粒の音が激しくなって、そのうち高速ワイパーでも間に合わないくらいになった。

前方を走る車もかすんでしまうし、しかも横を流れるトラックの大きな水しぶきやらで、景色はまっ白け。助手席の私はとにかく「こわいよ」と言いながら体にはヘンな力が入るし、、、、。だけど運転席の王子はいつもと変わらないペース。そもそもサバイバルなことが大好きな王子にとって、こんなことはたいしたことではないのだ、それほど騒ぐようなことではないみたい。男とは野生の生きものなのだな、とそのとき思う。女とはここが違う。

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帰ってきてみずみずしい野菜たちの下準備にとりかかった。鮮度がよいので、ほんとは塩とオリーブオイルでそのままかじるのが一番。

けど、ほんのちょっとのひと手間でもっともっと「美味しい」が引き出されるのを最近知った。お店をするようになって「食いしん坊」の幅がさらに広がった感じ。同じ塩味でも手前で感じるのと奥のほうで感じるのとではまったく趣が違ってくるし、、、。たぶんそれって「嬉しい!」っていう気持ちを表面に出すのと一歩後ろに下がって表現するのとの違いに似てると思う。

自己主張の違いなんだな、、、きっと。

だからどっちが正しいとかもなくて、、、。

そのへんのことをふと考えると「食」の世界は無限だな、、と思う。「食」というよりも「食を感じる」という世界のほうが合ってるかも。だからもっともっとその世界を知りたい!と思うし、自分なりの表現を見つけたいとも思う。

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買ってきたばかりのとうもろこしを香ばしく焼いて食べてみた。採れたてだったからひと粒ひと粒がぷちぷちしててすごくジューシー。口のまわりがぺとぺとになりながら、まるで夏休みの縁側みたいな気分。

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そのあとはずっとキッチンにこもってなにやら作ってたり、食べてみたり・・・2階で仕事してる王子の邪魔にならないようにと無理にやることを探したりした。時々2階に食べものの差し入れをしたりお茶を持っていったりと、ふつうの主婦みたいなこともやって。

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夕方が降りてきた。今日は一日どんよりだったから昼と夜の境目も曖昧。

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今 タクミから電話。お母さんになる自分。気持ちに勝手に強い芯が生まれる瞬間。

晩ご飯は何にしようかな。

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2011年6月17日 (金)

梅雨どきとココロ

空は曖昧だった。湿った土の匂い、生々しい生きものたちの匂い。みんなみんな呼吸してる。

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お昼には初めてのお客さま。かわいいベビーちゃんとそのママたち。

実は今日はヒマかと思ってたのでなんにも準備してなかった。だから料理が出るまでずいぶんお待たせてしまったのだ。ごめんなさいね、、という感じです、、、ほんと。

だけどやっぱり誰かが来てくれるということだけで、もう嬉しくてたまんないから、頭のどこかのスイッチがその瞬間にONになって勝手に手は動く。

なんとか仕上げて、料理を運んだ。料理の皿は私の名刺みたいなものだから初めてお会いする人にはちょっと緊張しながらお運びする。

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にっこり笑顔をいただいて元気をもらった。ありがとうです。

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お客さんが帰られたらなんだかきゅうに気持ちの芯がくにゃくにゃになって「淋しい」の殻に閉じこもろうとしてる自分がいて。

こういうときは外の空気吸いに出なきゃと、即、美容院に行くことを決める。なんだか無理やり決めたみたいな感じではあったけど、女にとって美容院は気分転換するのには身近な場所、もってこいの場所。

しかもこの歳になると若い男の子とかが自分の髪を洗ってくれる、そう思うだけで妄想族の私としては気持ちがはしゃいでしまう。そんな癒しの園です、、美容院は。

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いつもどおり、注文は「くるくるで」。そんな自分用語をすでに理解してもらってるので、あとは何にも注文しないし、言わない。食べもの屋さんでも「おまかせで!」というのが一番いい方法なのと一緒で、こういう髪の毛屋さんにいたってもそれが一番いいに決まってる。美容師さんの個性が存分に生かされるのがこの方法。ワクワクが高まる。

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若い男の子に髪を洗ってもらって、いつもやってもらってるチャーミングな女の子にパーマかけてもらって、しかも最後にアレンジまでしてもらった。自分ではぜったいできないようなかわいいアレンジ、、、。このままドレスに着替えてパーティーにでも出掛けたいっ♪、、、そんな気分。

美容師さんは髪型を創るスペシャリストだけどそれだけじゃなくて、お客さんの気持ちまで華やかにしてくれるスーパーマジシャンなのだな。すごいな。

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戻ってきたらもうお店を開ける時間になってた。せっかくアレンジしてもらったけど、髪もいつものようにして、さて開店だ。

なんだか気持ちがなかなかここに戻ってこない。ちょっとだけ外の空気を吸ったのはよかったけど、、、結局そういうのって一瞬のこと。夢なんてすぐに覚めてしまうもの。

今日は金曜日でタクミがやってくるかな、、、なんて思ってたけど今のところ連絡なし。王子は先ほど帰ってきたけど「ただいま」と同時に2階でお仕事。

となると、、、

やっぱりせっせと仕込みするしかないかな、、、私は。

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梅雨どきっていうのは、気持ちのバランスとるのむつかしいな。

ま、人間も草木と一緒で生きものだもの。自然界というこの無限の空間の中にすべてをゆだねるしかないんだろうな。

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2011年6月16日 (木)

雨音と一緒に

雨が途切れなかった。まっすぐに坦々と、、、まるで言葉を紡ぐように。

そんな雨音の中に一日つかってるとなぜだか切ないかたまりだけが残る。

雨粒にはそんな意味があるのかな。

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今朝は会社に行く気配のない王子だった。それを「やったー!」とばかりに横でひとり喜ぶ私。日曜日のお父さんが今日はとくべつ会社を休んで一日一緒に遊んでくれる!とひとり勝手に浮かれる私。

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だけどそうじゃなかった。持病の腰痛のせいだった。しかもその腰痛をかかえながら部屋に閉じこもって今日は一日パソコンの前でお仕事。

あーぁ。つまんない。

だけどここ最近、王子が仕事に打ち込む姿が今まで見たこともないくらい真剣で、、、。以前だったらブーたれてた私も今はさすがに声も掛けられない。それくらいアッチチな感じになってる、、、王子。世のお父さんたちの大変さみたいなものをそのとき感じる。

なので私は私で、自分のことをやろうと気持ちをきりかえることに。脇見運転なしで、前だけ見てまっすぐ進め!と自分に言い聞かせながら。

ま、唯一 ご飯を一緒に食べることはできる。王子はしばらくは気を抜けないみたいでビールは無し。隣で私だけぐびぐびするのもなんとなく気がひけるからこのときは飲まない。

王子の仕事のことはまったくわかんないけど、一緒にビールが飲める日を楽しみに待つとしよう。

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夜はちょっとばかり肌寒い。だけど雨音と一緒にいたくて窓を開けた。切ない気持ちとも一緒にいたいということなんだろうな。

王子は相変わらず部屋から出てこない。お腹はすかないんだろうか。

近くに居るけどいないみたいだし・・・声を掛けたくても掛けられないし・・・。

だけど、同じ家ん中に居ると思うと、まぁそれだけで気持ちのどこかは温かくなるから、、、、。

ひとりじゃない、って思えるから、、、、。

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さて。

ビール飲もかな。

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2011年6月15日 (水)

草むしり。B型人間バンザイ。

ココロが退屈になるときがある。

草木の香りを、風のささやきを、星の瞬きを、、、、あたりまえのものとしか感じられなくなったとき。

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今日はおてんとうさまの日。風も心地いい。山盛りの洗濯ものがベランダに整列した。そしてその横にはキュウリとにんじんの天日干し。気持ちの箱にゆとりがあるときには洗濯ものと一緒に切った野菜を干す。これだけで旨みがぎゅっと増すもの。おてんとうさまの恵みを存分に活用すべし。主婦してるな、、、私。

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家事を終えて買いものに出た。最近、一日の時間割をちょっと変えてみた。午後の買いものを午前中に。どうやらこっちのほうがいいみたい。まだ水滴がのっかってる野菜たちが並んでたりお肉やお魚もぴっかぴかなのだ。

そして帰りに近所の畑の無人野菜直売所をのぞいてと、、、、。これが最近のパターン。

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午後は久しぶりにDVDを観た。なんてったってココロは退屈してるのだ。

途中で居眠りするだろうなと思ったけど一気に観てしまった。そして目の周りがぱりぱりになるくらいたくさん泣いた。とくに感動ものという映画じゃなかったけど気持ちがいろんなところに反応する。ココロが呼吸し始める瞬間。

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朝よりも少しだけココロは生き返って昨日の草むしりの続き。下ばっかり見てる草むしりはあんまり好きじゃないな。腰も痛くなるし、、、とかおばさんみたいなことも言いたくなる。

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遠くで電話が鳴っているのに気づいて慌てて受話器まで走ってった。あ、聞いたことのある声。今から向かいますとのこと。うわーい。草むしりやーめた。

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夜は盛り上がった。なんてったってB型人間ばかり集合したのでひとりひとりがみんな主人公になる。この感じ、嫌いじゃない。

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楽しいこの時間がこのままずっと続きますようにと、こんなとき思う。寝て起きたらいつもの朝がふつうに始まるのはわかっているけど。

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もう寝よ。ココロは生き返ってる。

となると、、、こんな私の面倒をみなきゃならない王子はまた大変になると思うけど。

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2011年6月14日 (火)

気持ちの箱・時間の箱

帽子をかぶらないと日焼けしそうなくらい暑い太陽。ゴーヤの細いツルがひょろひょろ~っと空にむかって伸びてる。土曜日に蒔いた朝顔の種はもうさっそく双葉を開かせてる。おてんとうさまの恵み、そしてこういうささやかなところにも命があることに感動する。

用事があって役場に行ったり、図書館に行ったりしたけど、節電ということもあって館内はむしむしした。そういう事情を知ってか知らないでか、たまにその暑さに文句つけてるばばぁもいて。

たしかにむしむしはするけど職員の人たちはなんとも涼しそうな顔して仕事してる。慣れてしまえばなんてことないのかも、今までが涼しすぎたのかも、、と思った。だからときどき自動ドアなんかが開いたりすると、入ってくる風の気持ちいいこと。そういう身近なところにあって今まで気づかなかったものにありがたみを感じるようになるんだな。風とか空気とか空とか星とか。

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今日はなんだか気持ちの箱に少しゆとりがあって、空いた時間に本を読んだりゆっくりとコーヒーを淹れたり、蚊にさされながら庭の草むしりもした。いつもと同じ時間の中なのに、その時間の箱を有効活用できた感じ。時間が立体的に感じられるというのはこういうことなのかも。

そう思うと「ゆとり」なんてものは自分でいかようにも作れるものなんだな、と思った。感じかたしだいなんだな。

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夕方、庭で作業してたらいつもゴハンを食べにきてくれるおじさまが手を振りながらやってきた。思わず「お帰り~」と言ってしまう。夜はもっぱらこんな感じ。

さっそく真っ黒けの手を洗っておじさまが買ってきてくれたふかふかのパンを食べた。

さてと。エプロンつけて仕事しよっかな。

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         ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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 昨日mikoちゃんからいただいた新じゃがとニンジンで作ったものをUPします。

土まみれになって楽しそうに掘ってるこどもたちのワイワイがこっちにも伝わってきて、「作りたい♪」気持ちがどんどん湧いてきました。

掘りたてはすごくみずみずしい♪ニンジンの皮なんかは土の香りがする♪

では

ありがたくいただきまーす♪(*゚▽゚)ノ

671 にんにくとオリーブオイルでさっと加熱して仕上げにバルサミコ酢をたらした温サラダ。

672 レンチンしたジャガイモにオイルと塩コショウ、ローズマリーをからめてオーブンでこんがり焼いた ジャガイモのロースト。

669 オムレツの具に混ぜて焼いてみました。それを今日はサンドイッチに♪

670 王子の大好きな「ヒデキのカレー」。ジャガイモホクホク~♪

   ごちそうさまでした~♪

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2011年6月13日 (月)

ゴハンはつなぐ♪

昨日購入した薄っぺらテレビにすっかり浮かれ気分な王子は、どうやら明け方までDVDやらゲームやらに熱中してたもようで、、、もう知らないっ、って感じ。今日は月曜日なんだぞ。

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私は私でいつもの時間に目が覚めてシャワーを浴びてそれから王子の水筒用のお茶を沸かしたり、料理に使うダシをひいたりして大好きな朝の時間を満喫する。やさしい風と鳥たちのさえずりが明けたばかりの朝にいろどりを添える。

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7時過ぎ。王子を起こす時間。朝が大の苦手な王子が、しかも2時間ほどの睡眠にもかかわらず「時間だよ」の声にすぐさま反応して起きた。これは呆れ気味の私の心を読んだのだな。ほんとは眠くて眠くてたまんないくせに・・・。

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気持ちがどうしてもななめになってしまう月曜日だけど今日はランチのご予約をもらっていたのでぐにゃぐにゃになることはなかった。それにちょうど王子に対しても「もう知らないっ」な感じになってたし、、、そういう気持ちが勝手に自分を強くさせたのかも知れない。女とはおそるべし生きものだ。

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ランチにはいつも私に元気をもってきてくれるママたちが来てくれた。しかも今日は掘りたてのじゃがいもとニンジンの差し入れまで。うわーい。

お皿を運んでくとお客さんとの話題はやっぱり料理のこと。これがすごく楽しくて盛り上がる。しかもうちに来てくれるお客さんはみんな料理が好きな人たちばかりだから、いろいろ突っ込んで聞いてくる。

そして思った。

「お母さん」という人はスゴイ!と。家族のためにゴハンを作る人はスゴイ!と。お父ちゃんが一家の大黒柱だとしたら、お母ちゃんという人はその大黒柱の根っこをしっかりと支える役目だと。しかもそのお母ちゃんは太陽のように一家を照らす役目でもあると。

それが「ゴハンを作る」ということだと思った。

ゴハンは家族をつなぐのもので、、、ゴハンというものはカラダだけじゃなくてココロも満たすもので、、、。

そんなママたちが楽しそうに普段の家族のゴハン話をしているとなんだか私まで嬉しくなってきて、、、なんでだろ。

だから楽しんでゴハン作りたい!って思う。「楽しく」じゃなくて「楽しんじゃう!」ってほう。

ママが楽しければそういうのは家族にも伝わるもの。ワクワクは伝わるもの。

これからもいろんなお料理ネタをたくさんのママたちとシェアしていきたいな。家族の食卓に笑顔があふれますように。

ゴハンの仕事してよかった、食いしん坊でよかった、、って思える瞬間。

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すっかり日も落ちて夜があっという間に降りてきた。まぁるいお月さまが静かに闇を照らしてる。一番星が瞬く。風が木々の葉をやさしく撫でる。

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ちょうど今、寝不足王子が帰ってきた。ゴハンにしよう。

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2011年6月12日 (日)

電気屋めぐり。

朝6時21分の電車でタクミは帰ってった。午前中に柔道の試合があるとかで。

お互いねぼけまなこをこすって白っぽい顔のまんま駅まで向かった。白っぽい顔のタクミがホームに降りたのを確認してバイバイーっと手を振って別れた。いつものパターン。

ただ今日はいつもと違って朝という時間。なんとなくすがすがしい感じのバイバイだった。これから一日が始まるという時間。

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午前中は題名のない音楽会を観て家事をしたりとあっという間だった。お昼ごろ王子が今日は名駅のほうまで出るか、と言ってきたのでさっそく身支度をととのえた。それにしたって王子のほうからどこかに行こうだなんて珍しいなと思った。これは何か目的があるに違いないなとなんとなく予想したりもした。

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予想は当たった。というのも

着くや否や 駅周辺の大きな電気屋さんめぐりが始まった。薄っぺらいテレビを購入するため。地デジ化とやらがいよいよせまってきたことだし。

電気屋さんのテレビコーナーは案の定お客さんとそれと同じ数くらいの店員さんとであふれてごったがえしてた。「テレビなんて映ればなんでもいいや」というそこいらへんまったく疎い自分にとってはちょっと退屈な時間だった。もちろんそんなこと王子には言わない。

なんてったって王子は、あらかじめ欲しい機種を決めていてその価格がお店によって微妙に違うところとか、、、、だとしたら少しでも安く買えるところを徹底して探そうとするところとか、、、それはスーパーマーケットのチラシを読破してる主婦みたいに見えた。なのでこのあともお店めぐりは当然のことながら続いたのだった。

足が棒になりそうなくらい歩いたような気がする。いいものをお得に買うためにはここまで努力しなきゃならないんだなぁ、、、 そういう王子の考え方には正直脱帽。

そもそも「考えるのが面倒」という自分といえば、買いものはいつだって即決だし値段も考えない。だから買う買わないの判断も一瞬。きっと王子のほうがこういう部分は主婦に向いてると思う。

初めて王子とお買い物に出たときは、そういうところがある意味びっくりしたけど、最近は慣れた。王子が品定めに時間が掛かることもわかってるから、私は私で好きな売り場をぐるっと見て、それでも時間があまるときはどこかでひとりでお茶して待ってたり、、、、そういうふうにうまく動くことにしてる。だからお互いが楽ちん。

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ようやく最後に行ったお店で購入できた。あらかじめ決めていた商品を納得する金額で。

嬉しそうな王子の笑顔。その隣で私もとりあえず笑顔を返した。

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気づけばもう夕方。小雨がパラついてきて洗濯物をとりこんで、日曜恒例の笑点、まる子、サザエさんのフルコースを堪能して、夕飯のしたくに入った。王子は購入したてのホヤホヤテレビに夢中。

「ご飯にしよ~」の声も届いてない、、、というか耳に入らないのね、きっと。

薄っぺらいくせに生意気なこのテレビヤロウにやきもちを焼き、、、

そして楽しいことにあまりにも単純にはまってしまう王子を「子供じゃん」と思いながら、、

自分は王子の恋人のような、そして母親のような、、、

そんな気持ちになるのだった・・・。

バカだよな男って。

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2011年6月11日 (土)

イライラ・・・。夜道を行ってきます。

雨はやんだけど厚ぼったい雲に土曜日という日がまるごと包まれた。どんよりから抜けない日。

それもそう。王子は午後から仕事の打ち合わせでしかもそのあと飲み会とのこと。朝いちで「今日オレ、午後からいないから」なんてあまりにもサラッと流されたのだ。

そのセリフの感じというのが、私が週末をどれだけ楽しみにしてるかとかそういうことをまったく考えてない雰囲気で、、、そこに腹が立った。さらに心配なのはその先。

飲み会で終わるならまだしも、そのあとお姉ちゃんがいるような店に行って鼻の下伸ばしてる王子を想像したらも~イライラがおさえきれなくなった。だけどまあ、今日はタクミがいてくれたので爆発までにはいたらなかったけど。

昼過ぎに打ち合わせ場所まで送ってったときに王子が後ろ座席のタクミに

「じゅんのこと頼むよ」

って、私のことをまるで手のかかる子供を面倒をよろしく頼むみたいに言ってた。タクミもタクミで

「わかった」

って「了解」みたいな返事してた。潔い感じで。

そのふたりのやりとりがなんだか「男の世界のルール」みたいだった。間にいた私は実際に手のかかる子供みたいな位置にいたと思う、そのとき。

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王子がいなくなってタクミもなんだかつまらなそうだった。彼にとって王子は歳の離れた親友みたいなもの。学校の友だちからは教わることのない人生のルールみたいなことだったり、そういうちょっと長く生きた人間が身に着けた知識みたいなものを王子から教わってるみたい。

まあ、たまに教わらなくてもいいようなことまで王子が伝授してるのはちょいと困りものだけど。。。

父親でもなく、同年代の友だちでもなく、、、きっとそういう意味で王子はタクミにとってちょうどいい位置にいる人なんだと思う。

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ふたりで近所の100円ショップに工作の材料を仕入れにいった。昔から息子たちはモノを作ったり絵を描いたりすることが大好きだった。教科書の上の勉強はからっきしだめだったけどそういうことにだけは彼らは長けてた。

今日はなにやらオリジナルの消しゴムはんこを作ってたようで慣れた手つきで彫刻等を操ってた。日焼けした手は私がいた頃よりもふたまわりくらい大きくなってむちむちしてた。時間の流れを感じた。

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夜はお客さんが来てくれてなんとか自分の気持ちの穴もふさがった。そこに誰かがいるというだけでこんなにも気持ちは穏やかになるものなんだな。タクミは2階で工作したり、ときどきドスンと音もしてたからたぶんプロレスだろう。

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お客さんが帰るとやっぱり王子が気になった。鼻の下伸ばしてたらどうしようとか、よけいな心配も。

こっちからのメールにもぜんぜん返事が来ないから「もう知らないっ」って感じに頭を切り替えようとしてたところに王子から電話。○時○分の電車に乗るから○○駅まで迎えに来てとの内容だった。電車がある時間だから鼻の下伸ばすような場所には行ってないはずだとちょっと安心したけど酔っ払って浮かれたその感じにちょっとイラっとなった。しかも○○駅までは車で40分くらいかかる。

横にいたタクミに「王子のこと迎えに行ったほうがいいと思う?」ってイライラしながらも思わず聞いてみた。「うん、行こう」って奴が言うもんだからシブシブながらも迎えに行くことに。 まったくムカつくくらいこういうところは大人な奴。どっちが子供なんだか、、、。

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では夜道を行ってきます。シブシブです。タクミが言うもんだから。

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2011年6月10日 (金)

グレーもいいもんだ。

鳥やら虫やらの生きものたちの生きてる音に包まれた一日。耳を澄ますと色んな種類の音が重なって和音を奏でてる。そういう身近な音の生々しさにこの歳になって初めて気づいた自分はある意味ラッキーかも、、、なんて思った。

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今までなんとなく遠いところでBGMみたいに流してた音だったけど、今はココロのどこかがそういう音にいちいち反応する。ちくちくしたり、「思い出」っていうノートをなぞるきっかけになったり。 歳を重ねるということはもしかしたらこういうことなのかも、って思った。

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金曜日。気持ちがなんとなくしんとする日。王子の帰りが遅い静かな金曜日。

静かを感じると、とたんに開けてはいけない想いのフタが勝手に開いてグレーな感情に一気に包まれる。すごく嫌な色だけど慣れ親しんだこの感覚というのはやっぱりここに行き着くか、、、みたいな最終地点だったり。

そしてこういう気持ちの波みたいなものは今の自分を作ってるものだとも思うし。グレーの感覚があってこそ自分は生かされてるみたいな・・・

そんなふうに思ったりもする。

だからこの波をどうにかしようとか、静めようとか、、、

そういうことはいっさい思ってなくて。グレーを白にしてしまったら自分が自分でなくなっちゃうみたいな。

そう思うと重たいけれどシンドイけれどそれを背負ってく運命にある自分も認めようと思う。いっぱいもがいて、いっぱい泣いて・・・

そんなぐちゃぐちゃなのが私なのかも。

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なるがまま・・・・自分の中に生まれる波に任せるがごとく・・・

これからもそう行こう。かっこわるくいこう。

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なんか・・・・

今書いてたこの文章読み返してみたら、もしかしてこれってポジティブっぽい?!なんて思った。あたし、けっこう元気じゃん、みたいな。

あたしはネガが大好きだし、ネガこそポジだと思ってるし。

そもそもそんなのどっちでもいいわ。ふっ。

これからもグレーの道を行くわよ、あたし。

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2011年6月 9日 (木)

晴れのち曇り。ときどき蛙。

夕べの眠りも浅かった。しいんと寝静まった闇に田んぼやら畑やらに潜む生きものたちの生きてる音だけが響いてた。ついでに王子のイビキも。眠ろう眠ろうとしてた気持ちを横に置いてこうなったらトコトン起きてみようじゃないのというスイッチに切り替えてみる。すると暗い闇にも意味が生まれる。枕元の電気スタンドも切って湧いてくる想いに身を任せてみる。夜は深いな、、いろんな意味で。

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気づけば朝はちゃんと今日という日を始めさせてくれてた。カーテンの隙間からの柔らかい光に祈りを捧げる、、、ありがとうございますと。

今朝の王子はスーツ姿ではなくTシャツジーンズで出掛けて行った。今日は一日、外での実験の仕事だそうで。いつも履いてるこげ茶の革靴が下駄箱の隅っこにちょこんといた。その靴のくたびれた感じがいかにも世のビジネスマンの象徴みたいに見えた。仕事にもまれて、しかもこのメンドクサイ私みたいな人間の相手もしなきゃならない王子の重みみたいなものをふと感じたらなんだかちょっと反省してしまった。靴底の外側だけがやけに磨り減ってる感じとか、皮の表面が伸びきっちゃってる感じとかが。

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午後の風は気持ちよかった。

空にはちょっとグレーの色が足されてなんとなく曖昧な感じはしたけど、、、。

風がいろんな音を運んできた。放課後の合唱部の練習風景やら体育会系の威勢のいい掛け声やら。自分という人間がどんな状況にあっても、そういう音はいつもと変わらなく背景をいろどってる。かすかにしか聴こえないそういう音だけど、すごくパワーが込められていて、、、自分の思い出と一緒になって、厚ぼったくて温かい「想い」が宿る瞬間。

気づけばそこに勇気づけられたり、今ここに居る自分を感じることができたり・・・。

洗濯ものを取り込みながら、そんな音たちに耳とココロをしばし傾けた。

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夕方いつもよりも早い時間にキッチンに入った。木曜のランチは休みと決めてるので、半日ここに入らないとなると逆に落ち着かなくなってくる。習慣とはおそるべし。

大好きな豆ごはんを炊いた。今日のは塩加減がバシっと決まった。やった!

塩加減ってほんとにむつかしい。だいたいの許容範囲内とかではなくて、「瞬間」みたいなもの。味覚なんだけど「一瞬」という流れる時間の中の、ある一点みたいな感じ。まさにタイミングっていうもの。

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一日お外仕事だった王子もそろそろ帰ってくるころかな。お味噌汁でも作っておこう。

夜が降りてきた。蛙の合唱団登場の時間。

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2011年6月 8日 (水)

昼寝そして寝坊

眠れない夜が続いてる。布団に入っても頭の中はやけに冴えてて次から次へと思考がまわる。たぶん、どうでもいいようなことしか考えていないと思うけど。裏の田んぼの蛙の合唱と王子の寝息だけが暗い部屋に響いてる。早く眠りにつきたいのにひとりだけ取り残されたみたいになる。

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窓から差し込む日の光と小鳥たちのさえずりが同時に朝を連れてくる。今日はいい天気になりそう、と思うと中途半端な眠気も一気に吹き飛ぶ。そんな朝が好き。

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午前中は家事をこなしランチのしたくをしたりと、どこかにあるシナリオでもなぞるみたいにテキパキとカラダも気持ちも動いた。最近になってようやくこの家でお店している自分の位置みたいなのが少しずつ輪郭を持つようになってきた。これもうちに来てくれるお客さんがそうさせてくれたんだと思う。ありがたいな。お客さんなんだけど自分にとってはみんな友だちみたいな人たち。

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今日はめずらしいお客さまが来てくれた。どこかで見たことあるなぁ~と思ったら、このお店を立ち上げるときにいろいろ親身になって一緒に考えてくださったお役所の方。

「偵察に来たんですか?」と思わず聞いてみるとどうやらプライベートみたいな雰囲気。きれいに召し上がってくださって、帰り際に「がんばってくださいね」って温かい言葉をもらった。それってお役所の人のセリフみたいだなと少し思ったけど、その言葉の柔らかい感じとか人間っぽい感じとかでセリフじゃないってわかった。すごく嬉しかった。

そんなふうに思うと、、、、

こどもだって、おとなだって、凡人だって、社長さんだって、総理大臣だって、、、 みんな必ずゴハンを食べる。そんなゴハンを通してたくさんの人たちとココロのコミュニケーションをとりたい。ゴハンを通して等身大の自分を伝えたい。想いを伝えたい。

そんなふうに思った。ゴハンってすごい。「食べること」って尊い。

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午後はどこまでも眠った。夜のぶんまで眠った。

この陽だまりが安心する。なにか優しいものに包まれてるような温かい感触とこの時間。

そしてまたしても友達の電話で起こされる。やっぱり寝坊。

聞くところによるとモーニングコールじゃなくて偶然かかってきた電話だったようだけど、この電話がなかったら果てしなく眠り続けてたと思う。

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しかし寝起きというのはどうしてこういうどん底みたいな気持ちになるんだろう。空しさばかりが押し寄せてくる。自分がこの世で一番の罪人になる時間。早く王子帰ってこーい。

キッチンに入ったけど作業がすすまないな。

夏休みの子供企画でも考えよう。

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2011年6月 7日 (火)

眠いから今夜も閉店

雨が落ちてこないよう一生懸命こらえてる、、、そんな今日の空。ベランダのゴーヤの葉っぱが雲間からおてんとうさまを探すみたいに一日じゅう空を見上げてた。

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まだ週も始まったばかりだというのに、なんとなく憂鬱になってしまう。この時期のあいまいな天気がそういう気持ちを連れてくるのかも知れないけど。

洗濯したり掃除したり台所したりしてるときだけ、なんとなく気持ちがまっすぐになってる。ふと手が空くとコントロールができなくなる。まるで探し物をするみたいに気持ちのモノサシを見つけようとする自分。

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朝、王子に

「あたりまえのことがあたりまえにできないよ」

と なかなか言いづらい悩みを打ち明けるみたいに言った。忙しい朝の時間帯だったからなんて返事をもらったのかは覚えていないけど、否定的なことは言われなかったはず。そういう自分のことを一番よく知ってるのは王子だから。

自分もとりあえずそれを言うことによって少しだけ胸のつかえがとれたような、そんな気はした。

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そんなふわふわした一日だったけど今日もなんとか過ごすことができた。

夕方仕込みをしてたら常連のお客さまがお見えになった。とにかくここにおしゃべりするためにやってくるお客さま。

カウンターに座ったと同時にものすごい勢いで話し始めた、、、今夜も。あまりにも楽しそうに話すものだからそういうのはこっちにも伝わってきた。この仕事をしていてよかったな、と思える瞬間。その人の温度を感じることができるということが。

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お腹いっぱいお話し聴かせてもらって、

だけど睡魔は襲ってきて。体とは正直なもの。

「もう眠いからお店閉めるよ」と、なんとも勝手な理由で今夜も閉店。

今日もいろんな人の温かい気持ちをもらうことができた。

私は料理しか作ってないけど。

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2011年6月 6日 (月)

暑いな。ななめな月曜日。

今日も暑かったな。梅雨の晴れ間だと思うとこういう日がすごく貴重に思える。主婦は洗濯掃除、、、晴れの日じゃないとできないことがいっぱいある。

。。。。。。。。。。。。。

月曜日は「ななめな日」。

るす番一週間がまた始まると思うと気が重くなる。いったい自分という人間はこの先何を求めて生きてくのか・・・とかそういうことをマジで考えたりするのも月曜日。

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たぶん自分の求めているものって、、、ただの「温もり」なんだと思う。そんなのわかってる、ほんとは。

淋しくて淋しくてわけもわからずもがいてるだけの自分。それもわかってる。

誰かの温度を感じたり、そこで共有するものがあったり。それが自分の財産で、それが今の自分を作ってる部品みたいになってることも。

だけど・・・・

「ひとり」が好きな自分もいることはたしかで。

ひとりの世界はどこまでも広くて深くて無限だもの。自由な世界。空気みたいにただそこに漂ってるだけでいい、、みたいな。

そう思うとなんて自分勝手なんだろう、、、私という人間は。

生きてくのは簡単だけど、むつかしいな。。。。。うん、いつも思う。

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夕方の風に触れると、そんなどうでもいいことに想いを巡らしてココロがしゅんとなる。そんなとき頼りになるのは「思い出」っていう温かい場所だったり。

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そんな月曜日という日も、もう暮れてきた。夜が降りてきて、家族の食卓が薫ってくる時間。家々の窓の明かりに子供の頃あこがれてた「温かいもの」を思ってみたり。

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たった今、王子帰ってきました。だけど無言のまま2階に上がってった。ロボットみたいな表情だった。仕事してるのかな。それとも何かあったのかな。

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2011年6月 5日 (日)

草むしり。まるも。

白いフィルターがかった空がどこまでも続いてた。今にも雨粒がこぼれてきそう。

湿った土の匂いを含んだ風は心地よかった。タクミたちは今ごろ御輿を担いでいるころだろうななんて、その映像が手に取るようにわかった。なんとかお天気ももったから大人たちも今ごろほっとひと息ついてる頃だろうな。長老たちが酒盛りするのを背に、子供たちは縁側に座ってスイカをかじって。女たちはその間でお茶のしたくをしたり片付けものをしたりとせわしなく働く姿。

そういう祭りの絵が浮かんできてふとあの頃を思い出す。男達に混じって御輿を担いだとき、あの汗やら熱気やらに思わず体の芯が震えたほど。あの感動は忘れない。貴重な経験だった。

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お昼に野菜を買いにちょっと遠くまで足を伸ばしてみた。産地直送のぴんぴんしてる野菜たちが並んでるところ。袋には農家さんたちの名前が入ってる。

うれしくなってたくさん買った。冷蔵庫に入るかどうかなんてなにも考えずに。鮮やかな野菜たちのみずみずしい色に元気をもらえそう。

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帰ってきて庭の草取り。蚊が耳元でぷーんとなるのが嫌で、すぐにやめてしまった。王子はゴーヤのネットをとりつけてたので私もそっちを手伝うことに。今日は暑くないし風も気持ちよくて作業もどんどんはかどる。

久しぶりにこんなのんびりとした休日を過ごしてるような気がした。王子はもっぱら世に言う「日曜日のお父さん」になってた。

夜ご飯も今日はゆっくり食べようと、居酒屋メニューみたいな小皿料理をいくつか作った。私はワイン飲みながらちびりちびりつまみたかったけど、王子はいつでも、まず、がっつりお腹を満たしてから飲む人なのだ。そんな王子のペースに自分も合わせようとするからすぐにお腹はパンパンに。なので私のお酒の量も昔よりだいぶ減りました。

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後片付けして「まるも」。

やっぱり号泣だった。今日のストーリーはなんだか自分とかぶってて観ててすごく痛かったなぁ。

目がぱんぱんのまま、もう寝ちゃおう。明日は「はにわ」だ。

日曜日って短い。

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2011年6月 4日 (土)

パンク修理。

夏みたいな一日。行き交う人たちとの挨拶も「今日は暑いねぇ~」の日。こういう日は「言葉」とか「会話」とかいうものがいつもよりたくさん生まれる日。おてんとうさまの恵みはこういうところにもあるんだな。

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654 ランチあとに、王子といつものように買いものに出たら、いきなりズズズーーーーという鈍い音でパンクしてることに気づく。修理とかそういう分野が得意な王子のことだから普段から整備道具らしきものはすべて車に準備してるみたいで。さすが。

ペシャンコなタイヤをあっという間に予備のタイヤと交換してしまった。慣れた手つきで。

男の人のこういう一面に女の人はほろっとなるんだろうな、きっと、、、なんて思いながら、そういうことを何ひとつできない私は横で座って見てるだけだった。

スペアタイヤに交換したところでいざ出発。

王子の大好きなホームセンターに行き、お店のテラスに取り付ける日よけとゴーヤの苗を買った。途中でお腹がすいたのでたこ焼きを買って半分こした。

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戻ってきたら夕方。もうお店を開ける時間。日が伸びたせいか、夕方の時間が分からなくなってきた。6時といってもまだまだ明るい。

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今週はタクミがいない。地元の祭りだそう。

祭りはいいな。私も昔はタクミたちと一緒に御輿かついだり、町の長老たちとお酒を酌み交わしたり、ああいう祭り雰囲気というのが大好きだった。祭りを通してその土地の匂いを知るもの。

そんな時代をふと思い出したりして。楽しかったな。

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今日は昼寝なしで、今にもまぶたがおりてきそう。ねむいっ。

何か仕込むとしよう。

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2011年6月 3日 (金)

山椒の実

昨日の雨のお陰でしっとりとした朝を迎えることができた。雨があがるとなんとなく気持ちも上向きになって視線もいつもより高くなる。風のささやきも鳥のさえずり虫たちの合唱も、ひとつに調和して新しい響きを奏でる。朝がはじまりだということを教えてくれる瞬間。

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朝いちばんで宅配便のお兄ちゃんが来た。知ってるお兄ちゃんだったけどなにやら不思議そうに私の顔をのぞきこんでたから、思わず自分のほうから 「ここに書いてある名前が私だからね、、私ここに住んでるの。覚えておいてね」とダンボールの送り先のところを指さしながら言った。何も聞かれてないけどお兄ちゃんの顔に書いてある文字くらい読みとれるもの。

お兄ちゃんは昔からこのあたりの配送を担当しているからそこの家の家庭事情なんかには結構詳しかったりする。家族構成とか、住んでる人が家にいる時間帯とか。そういうことだからこの家にもかつては私ではない女の人が住んでいたことだって知ってるはず。

そんなことをふと考えたりするといやらしい人間っぽくなるので、最近は自分のほうから事情を話すことのほうが多い。そうほうが楽だし。そう言うとお兄ちゃんは「ようやく謎が解けた!」みたいな顔してた。バカ正直なやつだ。こういう人間っぽい人は好きだ。

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ランチの時間が終わったと同時に眠気が襲ってきて買いものもそっちのけで午後の陽だまりに横になった。たぶん午後の昼寝は夜の時間帯よりも深いところで眠ってる。そもそも昔から夜は嫌い。明かりのない時間が嫌い。

夕方、仕事場にいる王子に電話で起こされた。どうして私が寝坊することを知ってるんだろうか。不思議です。

この時間帯は毎日いろんな人に起こしてもらう。こんなダメダメ人のことを気にかけてくれる人たちがいると思うだけでありがたくて泣けてくる。

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今朝届いた荷物というのは実家からのでした。この歳になっても心配かけっぱなし娘のために両親が毎月野菜やら日用品を送ってくれるんです。

その中に茶色の紙袋が入ってた。何かと思ったら、山椒の実!。袋を開けたとたん、ツーンと青い若い匂いに包まれた。私にとって懐かしい香り。

私が小学生の頃から実家の裏庭に一本だけあった山椒の木。春になると緑の葉を茂らせ初夏の頃に実をつける。お嫁に行くまで私と一緒に成長していった木です。

だから今でも山椒の香りをかぐと小学生の自分がよみがえってくる。泣き虫だった自分が。

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大人になった今、この香りの中に感じるのは父ちゃんと母ちゃんのぬくもりです。

温かすぎて痛いくらい。頑張らなくっちゃって言葉がまっすぐに出てくる。

そうだ。ちりめん山椒作ろう。

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2011年6月 2日 (木)

うー眠いっ。

朝から雨・・雨・・・雨・・・・。

王子を6時20分に起こす。王子にとってはいつもより1時間早い朝。

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昨日、午前さまで帰ってきた王子は会社に車を置いて電車を乗り継いでなんとか無事帰宅。私は遠くの駅まで迎えに行く羽目に。お酒はあんまり強いほうではない王子がどうしてここまで飲んだのか、、、そっちのほうが気がかりだった。車内は酒臭いしオヤジ臭いったらありゃしない。

そんなわけで数時間しか寝ていないはず、、王子。

王子の性格を知ってるからこそ思うのは、お酒の席で相当気をつかったのではないかなということ。こう見えて(王子を見たことのある方はご存知のとおり)、実はめちゃめちゃ繊細な人間です、王子。

人の何倍も気を遣いながら人付き合いをしたり、、、。私から見たら「どうしてそこまでするの?」というくらい、相手の気持ちを察しながら行動する人。そりゃぁ疲れると思う。

そんな王子だからこそ私みたいな特殊な生きものの世話ができるのだと思うけど。小さく感謝。

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酔いもおそらく抜けていないだろうと朝は梅雑炊を作った。王子は寝ぼけまなこだったけど・・・半分まだ酔っ払ってたけど・・・彼から「うまい」が出てほっとした。

私は相変わらず掃除、洗濯といつもよりも早い時間に全部すませてほっとひと息ついたところで眠気が襲ってきてそのまま冷たい床の上に寝転んでしまった。それから数時間が経っていたとはまったく気づかずに。

最近は自分がどんどん原始人化してきて朝日とともに目覚め日暮れとともに眠くなるみたいな・・・

こまったものです。

なのでそのバランスが崩れてくるとどこかで帳尻合わせなきゃならなくて、時に死んだように眠る。

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夕方はなんだかキッチンが恋しくて、開店前からソワソワしながら作業に入った。サーモンパイを焼いたり、スープカレーの仕込みの続きをしたり。それは白い画用紙に思いのままぐるぐる~っとクレヨンをすべらすみたいで。想いのままに、、、というところかな。

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それにしても 気ぃ遣い屋の王子はまだ帰ってこないな。

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雨はやんだみたい。

虫たちと蛙たちの合唱。のどかな夜。

今夜はめずらしくフュージョン系の粋な音楽まわしてお店やってる。

ウィスキーが似合いそう。

原始人の私はすでに眠し。

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2011年6月 1日 (水)

雨の一日なり。

ゆうべから王子との気持ちの呼吸がズレてることを感じつつ、だけど朝はあたりまえのようにやってきた。外は静かな雨。

いつもの「行ってらっしゃい」の声にもココロがのっからず文字をなぞるだけの見送りになってしまった。

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洗濯と床そうじを済ませていつもどおりキッチンに入った。

今日は予約もないので、お店閉めて煮込み料理でもゆっくり仕込もうかな、なんて思ってたところに1本の電話。うわーいお客さんだぁ。

その瞬間、自分の中から元気が製造される。ゴハンを作る喜び。こんな自分のところに誰かさんが来てくれる!それだけで嬉しくなっちゃうこの感じ。カラダじゅうに血がめぐってココロに栄養がいきわたるこの感じ。

いつもどおりなゴハンをいつもどおりお出しした。私は笑顔をいただいた、うわーい。

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コーヒーとデザートのときに、嬉しいことに私もまぜてもらった。「はじめまして」なんだけど「はじめまして」じゃない感じで、これはまさに夜のノリじゃーん、って感じでお酒も入ってないのにココロがゆるゆるになるあの感覚を共有できた。すごくそれがあたりまえみたいな時間のようで。なんか不思議。 またしても自分は誰かに救ってもらえたという感覚。

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そうやっていつも自分って人間はいろんな人に助けてもらってる。ダメになりそうなときにかかってくる誰かからの電話。誰かからのメール。誰かからの声。

ココロは見えないけれど、ココロの声をキャッチしてくれる人はちゃんといて。

   みなみなみなさま、ありがとう。

ありきたりな言葉だけどそれしか言えないから許して。

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夕方、買いものに出たら王子から電話。朝とはまったく違う自分になって「もしもしー」と出たら、

「今夜は飲み会だから遅くなる」とのことだった。

うぅぅぅぅ、と一気にしぼむ、、、。

赤ちょうちん行っちゃおうかな、、、、でもすごい雨だな。

「淋しい」にフタするのって結構たいへんだな。

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